02. CGSのイベントの最近のブログ記事

201012_A3_bookclubWINTER_OL.jpg

2010年度冬学期の読書会の開催が決定しました。
月曜日の夜、水曜日のランチタイム、金曜日の夜の3つが開催されます。
是非、お気軽にご参加ください。

①【毎週月曜19:10~(初回12月13日)】
『クローゼットの認識論―セクシュアリティの20世紀』(1999年)
イヴ・セジウィック (訳者 外岡尚美)

秋学期に引き続き、セジウィックの『クローゼットの認識論』を読みます。今学期の範囲は第3章から。初回は顔合わせとイントロダクションで、第2回より本格的に読み始めます。前半を読んでいない方の参加も大歓迎です。

担当者: 蛯谷真美(一橋大学大学院)

②【毎週水曜ランチ12:40~13:50(初回12月15日)】※初回は会場が変更される可能性があります。当日CGSで確認をお願いします。
『男性学』
天野正子 編(2009年)

「ジェンダーって女性の問題だけ論じるんでしょ?」そんな風に思っているあなた!!実は違います。「男らしさ」や男性の抱えている問題も立派なジェンダー研究のテーマです。むしろ「男らしさ」は私たちの生きている社会や文化を理解する上でとても重要な視点です。というわけで今回は「男性学」の入門書をみんなで読みたいと思います。「男が男らしくて何が悪いの?」というあなたも「男らしさってしんどいなあ」というあなたもウェルカムです。もちろん性別も問いません。エッセイ風の文章なので気軽に参加してもらえるとうれしいです。おいしいお茶を用意して待っています!

担当者:川口遼(一橋大学大学院)

③【毎週金曜19:10~(初回12月17日)】
『Femmes Fatales: Feminism, Film Theory, Psychoanalysis』
Mary Ann Doane (1991)

この本は、映画論や精神分析の視点から性的差異や女性の身体、そして女性の観客を論じた、フェミニスト映画評論の代表的な論文のひとつです。ポスト構造主義理論および精神分析理論の知的枠組みを用いつつそれに抗う本書は、決して易しい内容ではありませんが、主に視覚の不/安定性の観点からフェミニズム映画論を学びたい方におすすめの一冊です。

担当者:宮澤日奈子(ICU学部生)、井芹真紀子(東京大学大学院)


開催場所:国際基督教大学ジェンダー研究センター(ERB-301)
問い合わせ先:0422-33-3448

国際基督教大学ジェンダー研究センター(CGS@ICU)では、この秋、CGS主催 国際ワークショップ「アジアでジェンダーを語る:
アジアにおけるジェンダー・セクシュアリティ教育」を開催します。
このワークショップでは、アジア諸国と日本からのゲストが、ジェンダー・セクシュアリティ教育にまつわる体験、発見、悩み、闘いをめぐる「対話」を展開します。
当日は、「宗教と教育」「草の根運動における教育」「大学教育」の3つのセッションで
①各国・地域の多様性と共通性
②ジェンダー・セクシュアリティ教育が持つ意味と可能性
③「アジア」というカテゴリー自体の有効性と限界
について、参加者が自由に語り合います。
9月にオープンした会議施設・ダイアログハウスで行われるこの新たな「対話」の試みへの、みなさまのご参加をお待ちしております。

イベントは終了しました。

CGS センター長/ 国際基督教大学上級准教授: 加藤恵津子
【CGS Newsletter013掲載記事】【ペーパー版と同一の文章を掲載】

 Dialogues -対話。ジェンダー・セクシュアリティにまつわる体験、発見、悩み、闘いについては、どんなに語っても語り尽くすことはできません。特にこの分野に携わる教員や活動家は、自分そして社会の思い込みに日々気付き、それを何とか是正しようと、自分や他者に働きかけています。この広い意味での「教育」を、アジアという文脈で語り合うことで、教育、そしてアジアの可能性の豊かさを掘り起せないでしょうか?さらには「アジア」というカテゴリー自体の有効性と限界を、探ることはできないでしょうか。

 このような想いからCGS は、11月20日(土)から22日(月)の三日間にわたり、「アジアでジェンダーを語る-アジアにおけるジェンダー・セクシュアリティ教育」と題する国際ワークショップ(同時通訳付き)を開催します。


2010年度秋学期読書会の開催が決定しました。
皆さん、お気軽にご参加下さい。
なお、開催場所はERBI 301です。

<毎週月曜 19:10ー(初回9月20日)>
イヴ・セジウィック
『クローゼットの認識論』外岡尚美訳、青土社、1999年
イヴ・セジウィックの『クローゼットの認識論』は、ジュディス・バトラーの『ジェ
ンダー・トラブル』と並んで、クィア研究に大きな影響を与えた著作と言われていま
す。文学を通して、近代西洋の男性の欲望とホモフォビアのあり様をジェンダーとセ
クシュアリティを一方に還元することなく読み解いた本書は、現在でもフェミニズム、
クィア研究の必読のひとつとなっています。
担当者:蛯谷真美(一橋大学大学院)

<毎週水曜 19:10ー(初回9月22日)>
R.W. Connell
『Masculinities』University of California Press, 1995.
人文/社会科学の分野で近年、注目を集めるマスキュリニティ研究。なかでも最も重
要とされる基本書、R.W.コンネルの『Masculinities』を読みます。これまで当たり
前のものとされることの多かった「男らしさ」について複数性と階層性の視点から論
じる理論・実証研究です。残念ながら翻訳は出ていませんが、適宜参考文献を参照し
ながら読み進める予定なので英語が苦手な人でも大丈夫です。
担当者:川口遼(一橋大学大学院)

<毎週金曜 19:10ー(初回9月24日)>
批評理論特集
ジェンダー・セクシュアリティ研究に関する数本の批評論文を読みます。
例えば、Judith Butler, "Imitation and Gender Insubordination",
Robert McRer, "As Good As It Gets", Judith Halberstam, "Female
Masculinity"
などを英文で読みます。
担当者:小河原峻(ICU学部生)、中川寛子(ICU学部生)

2010%E7%A7%8BTeaParty_J_s.png
CGS Tea Party
2010年9月14日(火)15日(水)16日(木)
12:40 - 15:00 @ CGS (ERB 301)

CGS(ジェンダー研究センター)はジェンダー・セクシュアリティー研究に関心がある全ての人たちに開かれたコミュニケーションスペースです。
今学期も学内の皆さんに私たちを知っていただく機会として、ティーパーティーを開催します。
特に、新学年を迎える今学期は、在学生はもちろん、新入生の皆さんの来場も心待ちにしています。
GSS (ジェンダー・セクシュアリティー研究)についての質問や、登録・履修に関する相談もできますよ。
所員、院生、学生スタッフ一同、お茶とお菓子を用意してお待ちしております。
予約不要! ふらっとお立ち寄りください。

終了しました。

国際基督教大学ジェンダー研究センター
[tel&fax]0422-33-3448 [e-mail]cgs@icu.ac.jp

201004_AGS2010_large.jpgジェンダー・セクシュアリティ研究専攻(GSS)の基礎科目である「ジェンダー研究へのアプローチ」が、2010年度も春学期に開講されます。
学内外から10名の研究者・実務家が、それぞれの専門分野におけるジェンダー・セクシュアリティ研究の可能性についてを講義する、オムニバス形式の授業です。全ての授業がオープンレクチャーであるため、履修していない学部生や、学外の方も自由に授業に参加できます。皆さまの参加を御待ちしております。
教室は本館3階のH303号室です。

bookclubSPRING_large.jpgICUジェンダー研究センター
春学期読書会

ICUジェンダー研究センター(CGS)では毎学期、学生主催で一冊の本をみんなでじっくりと読む、読書会を開催しています。
一人で読むのは難しい本も、みんなで読めば大丈夫。わからない部分をお互いにシェアしながら、楽しく読み進めましょう!

月曜 19:10~ (初回:4月26日)
ジェンダー・トラブル -フェミニズムとアイデンティティの攪乱
【著】ジュディス バトラー【訳】竹村 和子(青土社 1999年)
『ジェンダー・トラブル』は現代のジェンダー論、セクシュアリティ論の基本文献となっているが、初心者には一人で読みこなすのはとても難しい。
今まで読んだことがある人も、読もうとしたけれども挫折した人も、まだ読んだことのない人も、読書会で何かを得られるはず!
担当者:蛯谷真美(一橋大学大学院)

水曜 19:10~ (初回:4月28日)
愛について ―アイデンティティと欲望の政治学
【著】竹村 和子(岩波書店 2002年)
近代社会においてセクシュアリティは,言葉に出しては語りえぬものとされてきた。
しかし、そのタブーの源泉を見極める作業を進めることなしに、近代の抑圧的な規範を崩すことはできない。
もっとも個人的とされる事柄のうちに潜む政治性を,新たな倫理の地平を探る気鋭の理論家が論じきり、雑誌連載時から反響を呼んだ注目の書。(amazonより)
担当者:宮澤日奈子、小河原峻(ICU学部生)

金曜 18:00~ (初回:4月30日)
ジュディス・バトラー シリーズ現代思想ガイドブック
【著】サラ サリー 【訳】竹村 和子(青土社 2005年)
『ジェンダー・トラブル』で、バトラーはアイデンティティの理解に革命をもたらした。
性、セクシュアリティ、ジェンダー、言語、主体をめぐる概念の終わりなき戦略とは?
バトラーの理論と格闘するための最良の入門書。(amazonより)
担当者:井芹真紀子(東京大学大学院)

国際基督教大学ジェンダー研究センター 181-8585 東京都三鷹市大沢3-10-2 ERB 301
[tel&fax]0422-33-3448 [e-mail]cgs@icu.ac.jp

読書会についてのお問い合わせは、担当スタッフ(川坂: kkawasaka@nt.icu.ac.jp )までどうぞ

20104_TeaPartySPRING_J_S.jpgCGS Tea Party
2010年4月26日(月)27日(火)28日(水)
12:40 - 15:00 @ CGS (ERB 301)

CGS(ジェンダー研究センター)はジェンダー・セクシュアリティー研究に関心がある全ての人たちに開かれたコミュニケーションスペースです。
今学期も学内の皆さんに私たちを知っていただく機会として、ティーパーティーを開催します。
特に、新学年を迎える今学期は、在学生はもちろん、新入生の皆さんの来場も心待ちにしています。
GSS (ジェンダー・セクシュアリティー研究)についての質問や、登録・履修に関する相談もできますよ。
所員、院生、学生スタッフ一同、お茶とお菓子を用意してお待ちしております。
予約不要! ふらっとお立ち寄りください。

国際基督教大学ジェンダー研究センター
[tel&fax]0422-33-3448 [e-mail]cgs@icu.ac.jp

終了しました。

horie.jpg
ICUはキリスト教大学であるにも関わらず、
キリスト教とジェンダー、セクシュアリティの
問題を考える機会は少ない。
キリスト教がいかにセクシュアル・マイノリティを
差別しているのか/してきたのかという問題に
ついて2006年にご講演いただいた堀江有里さんを、
再びお迎えします。

今回の講演では、キリスト教の厳しい環境の中でセクシュアル・マイノリティの人々が残り、助け合い、コミュニティを形成することによって、信仰とアイデンティティをどのように両立させるのか、そしてその助け合いの過程がいかなる新しい意味や抵抗の可能性を生み出すのかを中心にお話しいただきます。ぜひ皆様お誘いあわせの上、ふるってご参加ください(予約は不要です)。

終了しました。

bookclub09winter.jpg
2009年度CGS読書会のラインナップが決まりました。
皆さん、お気楽にご参加下さい。

終了しました。

<初級>
堀江有里(著)
『「レズビアン」という生き方―キリスト教の異性愛主義を問う』
【毎週 水曜日12:50~13:40  初回:12月16日 担当者:長尾有起】
カミングアウトしたプロテスタント牧師のたたかいのなかから生まれた理論と
実践。キリスト教神学とレズビアン・スタディーズが切り結ぶ、セクシュアリ
ティ研究の新たな成果。
キリスト教の知識がない方もお気軽にご参加ください。

<中級>
スーザン・マクレアリ (著)
『フェミニン・エンディングー音楽・ジェンダー・セクシュアリティ』
【毎週 火曜日19:10~  初回:12月15日 担当者:小河原峻ICU学部】
文学の世界で早い段階から発展して来たフェミニスト批評が音楽を対象とする
とき、音楽理論はどのように切り崩されるのか。快楽、欲望、身体をキーワー
ドに、オペラにおけるカストラートからポップスにおけるマドンナまで、様々
な作品を読み解く一冊。

<上級>
Eli Clare(著)
『Exile and Pride: Disability, Queerness and Liberation』
【毎週 水曜日19:10~  初回:12月16日 宮澤日奈子ICU学部、番園寛也】
CP(脳性まひ)のある障害者として、セクシュアリティとジェンダー
の異端者として、歴史的なことから現代的なことまで理論を突き詰めつつ理論
によって切り捨てられる部分も丁寧に論じている。本書はジェンダー・セク
シュアリティと障害を主要な切り口としつつ、そこから人種や階層、地域、環
境といった幅広い論点につながっている。

場所:ジェンダー研究センター(ERB-I 301)
資料配布:初回に配布方法をお伝えします。
連絡先:kkawasaka@nt.icu.ac.jp (川坂)