2010年度春学期開講科目「ジェンダー研究へのアプローチ」

201004_AGS2010_large.jpgジェンダー・セクシュアリティ研究専攻(GSS)の基礎科目である「ジェンダー研究へのアプローチ」が、2010年度も春学期に開講されます。
学内外から10名の研究者・実務家が、それぞれの専門分野におけるジェンダー・セクシュアリティ研究の可能性についてを講義する、オムニバス形式の授業です。全ての授業がオープンレクチャーであるため、履修していない学部生や、学外の方も自由に授業に参加できます。皆さまの参加を御待ちしております。
教室は本館3階のH303号室です。

【コースの目的】
人は、性やジェンダーと全く無関係に生きることは出来ない。私たちはこの世に生まれるとすぐに身体的特徴によって性別を与えられ、日々の生活の中で常にジェンダー化される。人は、ジェンダーを規定する非常に広範囲な社会的文化的アイディア、価値や実践に遭遇し、かつ遂行しているのだ。それゆえに、人が関係する事象を理解するには、あらゆる領域においてジェンダーの視点が必要不可欠となる。

 ジェンダー・セクシュアリティ研究プログラムの基礎科目として開設されたこのコースでは、さまざまな学問背景をもつ講師をお招きし、それぞれの専門分野におけるジェンダー・セクシュアリティ研究の現状と可能性について講義をしていただく。今年度の10名の講師陣が専門とする学問領域は、日本語学・社会言語学・クィア理論・クィア言語・英文学・音楽・美術・フェミニスト神学・文化人類学・政治学・社会学と幅広く、学際的な広がりを持っている。

このコースの目的は、(1)それぞれの分野でジェンダー研究がどのように発展し、現在どのような状況にあり、これからの可能性とはどのようなものかについて理解すること (2)さまざまな分野におけるジェンダー研究を理解することで、「ジェンダーの視点」という学際的なパースペクティブの重要性を理解すること (3)ジェンダー分析が拓く新しい「知」のあり方について、深く考えることができるようになるためのツールを手にすることである。

【講義内容・スケジュール】
本館3階:H303
5,6,7限を用いての授業となるが、前半と後半で二つのセッションを持つ。
それぞれの部分において、講義が60分、10分の休憩後、30分の質疑応答、という構成。
残り5分はコメントシートへの記入などに使う。

また、この授業は全クラスが公開講座である。
履修登録をしていない学生でも、自由に出席することができる。

スケジュール:

日程        担当者       授業タイトル
4月14日
前半   田中 かず子 イントロダクション、ジェンダー・セクシュアリティ研究概論
後半   Group Work 「研究課題によるグループわけとグループワーク」
4月21日 
前半   伊藤亜紀(美術)     「ミソジニーと戦うクリスティーヌ・ド・ピザン『女の都』」
後半   半田淳子(日本語学)     「ジェンダーと日本語表現」
4月28日
前半   マット・ギラン(音楽)   "Music and gender"
後半   絹川久子(フェミニスト神学)     「聖書にもジェンダー問題」
5月5日 祝日
5月12日
前半   ジョン・マーハ(社会言語学)   "Fufu Bessei and Human Rights"
後半   グループディスカッション
5月19日 レポート提出 
前半   クリス・サイモンズ(英文学)  "Gender, Imagery, Conflict: Sylvia Plath"
後半   『We are Transgenders』 上映
5月26日
前半   清水晶子(クイア理論)    「不毛の地でのクィアな系譜」
後半  クレア・マリィ(クイア言語学)  「おネエ言葉論」
6月2日 
前半  木部尚志(政治学)  「政治理論におけるジェンダーの問題」
後半  加藤恵津子(文化人類学) 「文化人類学とジェンダー&セクシュアリティ研究の熱い関係」
6月9日
===シンポジウムの予定(現在交渉中)===
6月16日    学生によるグループ発表

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