2010年度秋学期読書会の開催が決定しました。
皆さん、お気軽にご参加下さい。
なお、開催場所はERBI 301です。
<毎週月曜 19:10ー(初回9月20日)>
イヴ・セジウィック
『クローゼットの認識論』外岡尚美訳、青土社、1999年
イヴ・セジウィックの『クローゼットの認識論』は、ジュディス・バトラーの『ジェ
ンダー・トラブル』と並んで、クィア研究に大きな影響を与えた著作と言われていま
す。文学を通して、近代西洋の男性の欲望とホモフォビアのあり様をジェンダーとセ
クシュアリティを一方に還元することなく読み解いた本書は、現在でもフェミニズム、
クィア研究の必読のひとつとなっています。
担当者:蛯谷真美(一橋大学大学院)
<毎週水曜 19:10ー(初回9月22日)>
R.W. Connell
『Masculinities』University of California Press, 1995.
人文/社会科学の分野で近年、注目を集めるマスキュリニティ研究。なかでも最も重
要とされる基本書、R.W.コンネルの『Masculinities』を読みます。これまで当たり
前のものとされることの多かった「男らしさ」について複数性と階層性の視点から論
じる理論・実証研究です。残念ながら翻訳は出ていませんが、適宜参考文献を参照し
ながら読み進める予定なので英語が苦手な人でも大丈夫です。
担当者:川口遼(一橋大学大学院)
<毎週金曜 19:10ー(初回9月24日)>
批評理論特集
ジェンダー・セクシュアリティ研究に関する数本の批評論文を読みます。
例えば、Judith Butler, "Imitation and Gender Insubordination",
Robert McRer, "As Good As It Gets", Judith Halberstam, "Female
Masculinity"
などを英文で読みます。
担当者:小河原峻(ICU学部生)、中川寛子(ICU学部生)