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第46回ふわカフェ

日時:2017年11月2日(木)18:00-20:30

 予約不要、途中参加・退室も自由。入場無料(ランチの持込、お菓子や飲み物の差し入れ歓迎!)。

会場:ジェンダー研究センター
 第一教育研究棟(ERB-1) 301
 本館のとなり、図書館の正面にある建物。
 窓にレインボーフラッグが飾られた、3階の角部屋です。

トークテーマ:気になる視線?

見る/見られることの喜び/苦しみ、差異を見せる/見せないときの恥/プライド...
身近な関係から公的な場面まで、わたしたちのまわりには性についての「視線」があふれています。
まなざしと性について、もやっとすること、嬉しかったこと、辛かったこと、みんなでふわっとおしゃべりしてみませんか?

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「同性が好きかもしれない」
「男女両方が好きかもしれない」
「自分は恋愛とか興味がない」
「いまの身体は女性だけど、男性として見られたい」
「いまの身体は男性だけど、女性として見られたい」
「性別で自分のことを決めつけられたくない」
「自分の性の在り方をひとつに決めつけたくない」
......または、 これらには当てはまらないけど、気になること、話してみたいことがある。

お菓子や飲み物を用意して、みなさんの参加をお待ちしています。

ふわカフェ世話人:羽生有希、三好文


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「過去の克服」と ジェンダー・セクシュアリティ研究

植民地主義と奴隷制、戦争やファシズムにともなう人権侵害は過ぎ去った「過去」のものなのか――。現在につづく課題と再演される危機をジェンダーとセクシュアリティの視点から議論する場としたい。地域や時代ごとに異なる歴史トラウマや旧植民地における同時代的な動きとしての「植民地責任」を考察する。

日時
2017年11月12日(日)13:00〜17:00

場所
国際基督教大学 ダイアログハウス2F 国際会議室

スピーカー
永原陽子(京都大学)アフリカ史・比較植民地史     
岩本裕子(浦和大学)アメリカ黒人女性史・アメリカ映画批評
石井香江(同志社大学)歴史社会学・ドイツ近現代史・ジェンダー史

司会
李杏理(国際基督教大学ジェンダー研究センター研究所助手)




登壇者紹介
永原陽子
『新しいアフリカ史像を求めて―女性・ジェンダー・フェミニズム』(共編著、御茶の水書房、 2006年)
『「植民地責任」論―脱植民地化の比較史』(編著、青木書店、2009年)。
「植民地研究の現在:アフリカ史の場合」『歴史評論』752(2012年)
「『戦後日本』の『戦後責任』論を考える:植民地ジェノサイドをめぐる論争を手がかりに」『歴史学研究』921(2014年)

岩本裕子
学部卒業後9年目に二人の子どもを抱えて大学院進学。大学教壇でアメリカ史を講義して28年。歴史嫌いの学生に映画を使って講義するうちに映画関連著作も。
単著は以下の6冊。
『アメリカ黒人女性の歴史:20世紀初頭にみる「ウーマニスト」への軌跡』
『スクリーンで旅するアメリカ』
『スクリーンに見る黒人女性』
『スクリーンに投影されるアメリカ』
『語り継ぐ黒人女性』
『物語アメリカ黒人女性史(1619-2013):絶望から希望へ』

石井香江
主な著書に『ベルリンのモダンガール―1920年代を駆け抜けた女たち』(共著 三修社、2004年)、『電話交換手はなぜ「女の仕事」になったのか―技術とジェンダーの日独比較社会史』(単著 ミネルヴァ書房、2017年11月刊行予定)。
主な訳書に『「労働」の社会分析―時間・空間・ジェンダー』(共訳 法政大学出版局、2014年)、『戦場の性―独ソ戦下のドイツ兵と女性たち』(共訳 岩波書店、2015年)。


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ポスターPDF(A4×2枚、3.3MB)

ジェンダーと詩:伊藤比呂美
国際基督教大学で「詩の朗読会、講演会、人生相談ライブ!万事OK」

日本のフェミニスト現代詩人である伊藤比呂美氏のお話を伺い、交流できるワークショップを行います。

日時
2017年11月10日(金)11:00〜15:00

場所
国際基督教大学 ダイアログハウス2階 国際会議室

言語
日本語メイン、英語での質問やコメントも可。

予約不要、入場無料。途中の入退出可。

ワークショップ前の時間に、ランチをしながら交流できる時間があります。併せてぜひお越しください。

場所
国際基督教大学 ダイアログハウス2階 会議室203, 204

時間
12:00〜12:50

こちらのランチタイムのみ、お菓子と飲み物あり、ランチ持ち込み可です。

伊藤比呂美氏プロフィール
詩・小説・絵本・エッセイ・翻訳と幅広いジャンルで活躍。1955年東京生まれ。『ラニーニャ』(1999)で第21回野間文芸新人賞受賞。
『河原荒草』(2005)で第36回高見順賞受賞。『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(2007)で第15回萩原朔太郎賞と第18回紫式部文学賞を受賞。2015年、第5回早稲田大学坪内逍遥大賞受賞。


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ポスターPDF(A4×2枚、3.3MB)

11/10に行われる「伊藤比呂美×ジェンダーと詩」イベントに先駆けて、伊藤比呂美×読書会を開催いたします。

開催日時:
9月26日(火)@ ERB1-357 12:40~14:40
10月10日(火)@ ERB1-301 12:40~14:40
11月 2日(木)@ ERB1-357 12:40~14:40

ランチのお持ち込みは自由です。

担当:フリアナ・ブリティカ・アルサテ(ジェンダー研究センターRIA(研究所助手)
jburitica@gmail.com


(以下2017年10月3日追記)
2017年11月10日開催予定のワークショップ、「ジェンダーと詩:伊藤比呂美 国際基督教大学で「詩の朗読会、講演会、人生相談ライブ!万事OK」について、詳細情報を以下にアップいたしました。

http://web.icu.ac.jp/cgs/2017/10/itohiromi.html

ご来場をお待ちしております。


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ポスターPDF(A3, 0.8MB)

(1)読書会タイトル:
アセクシュアリティを/から考える

(2)紹介文:
「アセクシュアルとは性的魅力を経験しないひとのことである」(AVEN)
この読書会では、ウェブサイトや論文を含む様々な資料を扱うことで、アセクシュアリティ(無性愛)について学び、またそれを通して差異の政治について考えていきます。
ご自身の性的指向や性自認など関係なく、ご関心のある方はどなたも大歓迎!

文献情報などについては下記URL(随時更新)にてご確認ください。

URL: goo.gl/C6SK8Q

(3)開催曜日・時間帯:
木曜ランチタイム

(4)初回日時:
9月21日(木)

(5)担当者氏名及び所属:
羽生有希(東京大学大学院博士後期課程/CGS RIA)

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CGSジャーナル『ジェンダー&セクシュアリティ』12号が発刊されました。
冊子版の発刊からオンライン版の公開まで時間を頂戴しましたこと、お詫び申し上げます。

全文は、こちらのリンクからPDFファイルにてダウンロードできます。
CGSjnl012.pdf (3.1MB)


12号の内容は次の通りです。 (各記事ごとの電子ファイルは準備中です)


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 ジェンダー研究センター「すみれネットワーク」の活動の一環として制作したリーフレット「デートDVってホントに他人事?」「デートDVって意外と? 身近」のデータを公開します。学生の手記・ファクトデータ・相談先リソースをまとめました。
 このデータは、クリエイティブ・コモンズの 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスで提供されています。
 特に、裏面のリソース集を、それぞれの地域や大学に応じたものに再編集して発行して頂くことを念頭に制作しています。再編集に際する許諾は必要ありませんが、利用状況把握のため、 cgs☆icu.ac.jp (☆を半角@に変えてください)まで、メールにてご一報をいただけるとありがたいです。裏面の状況については、2017年3月1日現在のものであるため、再発行の際はご自身でのご確認をお願いします。
参考URL:https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/deed.ja

 リーフレットは広げるとA3サイズで、両面印刷の4つ折り観音開きで制作しています。


表面Aタイプ:学生による手記とファクトデータを並べたタイプ
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表面Bタイプ:ファクトデータを全面に出し、学生による手記を2ページ目にまとめたタイプ
Sumire_TypeB_omote.png


裏面:相談先のリソース集。左ページはICU学外、右ページに学内の情報を配置
Sumire_ura.png

データは以下URLよりダウンロードが可能です。
http://web.icu.ac.jp/cgs/archive/SumireNetwork.zip(ZIPファイル、14.8MB)



むらさき色は、女性に対する暴力をなくすための国際的なキャンペーンカラー。
すみれネットワークでは、ジェンダー・セクシュアリティを問わず、お互いに暴力のない関係を築くきっかけを、みんなで一緒に考えていきます。

参考記事(CGS Newsletter019掲載)
「デートDVってホントに他人事?」: すみれプロジェクト
健康的な恋愛って?

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 CGSニューズレター 019号をアップロードしました。完成から公開まで、お時間を頂戴することになり申し訳ありません。
 CGSなどでペーパー版を配布しているほか、以下のURLより、pdf版がダウンロードできます。是非ご覧ください。

CGSニューズレター 019号をダウンロード(PDF, 2.3MB)

 センター設立当初よりセンターでの活動広報や研究発表の場として発行してまいりましたニューズレターですが、当初のセンター広報の役目を果たしたと考えられること、また資源の有効活用なども鑑み、今号を持ちまして一旦休刊とさせていただきます。これまでのご愛読、誠にありがとうございました。今後はSNSやウェブサイトを通じましてセンターの活動のご報告をさせていただく予定です。どうぞこれまで通り、ご理解とご支援を賜りますよう、今後ともよろしくお願い申し上げます。

CGSニューズレター 019号目次
(各記事のエントリーにリンクしています。クリックしてご覧ください。)

CGSセンター長:生駒夏美
【CGS Newsletter019掲載記事】

 巻頭の言葉にあたり、正直沈んだ思いを抱えています。日本の状況も世界の状況も、ヘイトの言葉や行動が増え続け、悪くなるばかりです。翻ってICUでも、成果主義や原則論がより強まっているように思います。体制や原則そのものがマイノリティや女性排除的であることを忘れ、原則論を振りかざすことは、本学が大切とする世界人権宣言の精神に反しています。それなのに、異論を唱えること自体が体制的にどんどん難しくなっている。その背後には、女性蔑視やマイノリティ差別、ネオリベ的拝金主義が見え隠れしているように思います。

 CGSはそんな環境で何ができるでしょうか。まずは学生たちのために、ジェンダー・セクシュアリティを巡る言論状況が悪い中、キャンパス改善に働きかけ、すこしでも安心できる場を提供すること。駆け込んできた時に共感と支援、できれば解決策を提供することを目指してきましたが、敗北感にとらわれる出来事に続けて直面しています。

 ひとつは留学生から、学内のジェンダー意識・人種意識の低さを指摘されたこと。ある学内行事は、人種差別的かつマイノリティ/女性差別的にも関わらず、「伝統」の名の下に無批判に、かつ強制参加の形で継続されています。国際性や人権重視の姿勢に反することは明らかながら、学内では批判や被害の訴えを口にもできないと、その留学生は訴えました。別の留学生からは、ハラスメント被害の訴えを非常に軽く扱われて深く傷ついたという話も聞きました。これらの声には、CGSの活動が十分に届いていないことを思い知らされましたし、大学の全教職員の人権意識向上にますます強力に働きかける必要性を痛感しました。また、留学生がCGSの活動に関わりやすくする対策も必要です。

 もうひとつは新寮問題です。ICUはジェンダーを問わないフロアを持つ新しい寮を建設中です。LGBTが不安なく生活できるキャンパス環境が整備されぬまま、この寮が「LGBT 寮」だと誤解した報道がなされる現状には、不安が募るばかりです。大学側には寮則にマイノリティの視点を盛り込む努力を求めたいですし、また、入寮前にジェンダー・セクシュアリティに関する人権講習を必須とする必要性を感じています。建物を新しくするよりも、キャンパスの人権環境を整えることの方がはるかに重要かつ喫緊の課題です。

 設立から12年となるCGSですが、実現できたことは本当に少ない。ICUにはまだ託児施設もダイバーシティ推進部署もできていません。それでも私たちが落胆して声を上げることをやめたら、誰が声を上げるのかとも思うのです。わずかでも実現してきたこともある。そして、ジェンダー・セクシュアリティに興味を持つ学生が増えているのも事実です。少しずつでも良くしていけることを信じ、皆さんのご支援を力に、声を上げ続けていきたいと思うのです。

構成:加藤悠二
【CGS Newsletter019掲載記事】

大学は、学生や教職員が抱えるケア役割に対し、どのようなサポートを望まれているのでしょうか。学長を交え座談会を開催しました。 参加者(ABC順、敬称略):フリアナ・ブリティカ(ICU博士課程後期)、日比谷潤子(ICU学長)、生駒夏美(CGSセンター長)、加藤悠二(CGS嘱託職員)、高松香奈(CGS運営委員)、松﨑実穂(CGS助手)


ケア役割を担う学生
日比谷:2015年度に、従来学費の1/3 徴収してきた休学費を、各学期3 万円の在籍料へ見直しました。見直しの背景には「病状の完治前に無理して復学した学生が、さらに悪化させ退学するケース」や「交換留学制度によらない海外留学」等が念頭でしたが、育児や介護など、休学する事情を問わず学修や研究を続けやすい仕組みになったと思います。
 育児に関しては、学内にいずれ設置したい託児施設が学修支援になりえますが、介護や看病などのケアを担う学生への大学における支援は、具体的にどう考えられるでしょうか。

松﨑:大学全体での理解促進に加え、学生が話せる・相談できる環境が必要です。介護を担う学生の姿は見えづらく、説明も大変なので誰かに話すことも殆どない。最初は授業を少し休む程度でも、病状の進行次第でケア役割は重くなり、抜けられなくなります。
 仮に在学中は介護と学業が両立できても、仕事との両立は難しい。ケア役割を担う学生も、学費や修業年限の問題などをクリアしながら単位を取得し、卒業後のキャリアも考えられる環境が必要です。また、誰にも話さず介護してきた学生が就職相談もしない可能性は、十分考えられます。直接支援が無理でも、外部団体等を紹介できるようにはなっていて欲しいです。

日比谷:就職相談グループには改めて、そのような状況にある学生がいることを十分に理解してもらう必要がありますね。このようなケースがあることを、もっと共有したいです。

生駒:「誰かに話してわかってもらえるだけでも、サポートになり得る」けれども、今の大学には話ができる環境さえない。妊娠・出産も同じで、大学の無理解から当事者学生が孤立しています。

CGS事務スタッフ:加藤悠二
【CGS Newsletter019掲載記事】

CGSは2015年度、女性への暴力根絶を示すキャンペーンカラー・紫で、「誠実」「小さな幸せ」が花言葉であるすみれを象徴とし、デートDVなど身近な暴力について考える「すみれプロジェクト」を、学部生と共同で実施しました(2016年より「すみれネットワーク」に改名)。プロジェクトを担当したCGS 職員・加藤悠二がプロジェクトのあらましを、プロジェクトの発端となった学生・ぺんこさん(ペンネーム)が自身の経験と感想を綴ります。

 2015年4月、所員の紹介でCGSを訪れた学部4年生「ぺんこ」さんは、ICU生同士でのデートDVの経験者で、自分と同じ経験をする学生を減らすための活動を希望していた。ぺんこさん、相談に乗っていた同級生の同志「ちゅん」さん、私の3名をメンバーに活動の模索が始まった。

 ひとつめの活動は、2015年度在学生・2016年度入学生の全員に配布する、日英両語対応パンフレット「デートDVって本当に他人事?」制作だ。表面は「ぺんこさん・ちゅんさんの手記と、若者への調査データを紹介し、デートDVへのリアリティを喚起させること」を、裏面は「学内外の相談先リストを作ること」を目的とした。カミングアウトが難しいHIV 陽性者たちが匿名で綴った手記を用いる「Living Together 計画」のメソッドを援用した。前年度にNPO法人akta・多摩府中保健所と協働した、養護教諭向けHIV情報チラシの制作経験が活用できた。デザインや文章のディレクションは私が行い、「被害者=女性、という図式にならないデータを用意したい」といった方向性は確認したが、データのリサーチや選定は、ぺんこさん・ちゅんさんにお任せした。

 ふたつめの活動は、講演会の実施だ。「デートDVって、知ってる? ―学生発信型啓発活動の在り方を考える」と題し、早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター准教授の兵藤智佳さんをお招きした。兵藤さん司会のもと、同大4年生の湯山秀平さんによる「男性のデートDV被害」に関するアクションリサーチの成果発表から、学生にできるアクションの可能性や、被害のあり方の多様性が、臨場感をもって共有できた。

 最後に、ぺんこさんの「直接学生同士で話す場を設けたい」という強い希望から、「すみれカフェ」を実施した。グランドルールを設けた場には約10名が参加したが、ぺんこさんのファシリテーションの素晴らしさは、特に印象に残っている。プロジェクト開始当初、ぺんこさんはミーティング中に不意に涙を流すことも少なくなかった。しかし、学外のNPOに関わり、学内でも友人にカミングアウトを重ね、相談を受ける立場にもなる経験も通してか、秋口からぺんこさんが泣くことはなくなり、デートDVを語ることに対して、しなやかな自信を身につけていたように見えた。冬になりカフェを切り盛りするぺんこさんは、相手の言葉に真摯に耳を傾け、自分の経験や知識を丁寧に選ばれた言葉で語っていた。自身の経験を「被害/加害」と語ることを好まず、「私の前の彼氏はデートDVだった」と表現することも、その一例であると思う。自分に向き合って生き抜いてきた「サバイバー」としてのぺんこさんが、そこにいた。このプロジェクトで私の働きが皆無だったとは言わないが、それでもなお、「私はぺんこさんに伴走し、"デートDVを経験する"ことのリアリティを、傍で感じさせてもらうことしかできなかった」と、痛み入る想いだった。

 振り返ってみれば「すみれプロジェクト」は、ぺんこさんの回復の過程と共に歩んできた。ぺんこさん抜きの継続には、まったくの新規事業立ち上げとして取り組まねばならない。しかしなお、この花が咲き続けていけるキャンパスづくりが必要なことは、確かなことである。

ICU卒業生(ID 16):ぺんこ
【CGS Newsletter019掲載記事】

CGSは2015年度、女性への暴力根絶を示すキャンペーンカラー・紫で、「誠実」「小さな幸せ」が花言葉であるすみれを象徴とし、デートDVなど身近な暴力について考える「すみれプロジェクト」を、学部生と共同で実施しました(2016年より「すみれネットワーク」に改名)。プロジェクトを担当したCGS 職員・加藤悠二がプロジェクトのあらましを、プロジェクトの発端となった学生・ぺんこさん(ペンネーム)が自身の経験と感想を綴ります。

 私は入学して数か月後に、学内の同級生と付き合い始めました。彼は優しく、気前よく食事もおごってくれ、私と一緒に居ることを最優先してくれる人でしたが、長く付き合ううち、怒りやストレスをコントロールできない人でもあることが分かり始めました。はじめは周りの物に向かっていた暴力の矛先は、次第に私に向いていきました。日常化する様々な暴力を経て、「私がいつも彼を怒らせてしまう」「けれど私だけが彼の全てを理解でき、受け入れられる」と歪んだ考えを持つようになりました。帰省した際、私の顔色の悪さから母が気づいたことを経て、私は彼からのデートDVをはじめて認識しました。

別れたあとも、暴力を受けた場所を通りがかったときのフラッシュバックや、夜中に自分の叫び声で目が覚める、学内で彼や彼に似た人影を見ると過呼吸になり他のことが考えられなくなるなどの後遺症に悩まされました。なんとかしたいと思った私は、友人に紹介されたNPOでデートDVの勉強を始め、自分と向き合っていきました。

1年が経った頃、周囲での「あの二人は彼氏側がやばくて別れたらしい」といった噂の一人歩きから精神的に参っていたこともあり、SNS上でカミングアウトしました。その結果、多くの人からの反響や相談を受け、デートDVを問題化する重要さを知りました。そして私が情報発信する意味も確信したのです。

すみれプロジェクトで、同志の友人と一緒にパンフレットを作って配布したり、カフェイベントでお話ししたりする経験を通し知ったのは、自分をちゃんと受け入れられないと他人を大事にできない、ということです。今の自分がとても嫌な人間だと思っていても、そこから目を背けず、正面から「私を認識する」ことが大事だと気づきました。また、暴力を振るってしまう人だけがおかしいのではなく、誰もがそうなってしまう可能性を持っていることも学びました。みんな心に飼った猟奇的な獣を、日々飼い慣らして生きている。飼い慣らせない人にこそ、焦点があてられるべきだと、強く感じました。私の周りは、私=被害を受けた側しか見ませんでした。しかし、好きで暴力を振るう人ばかりではありません。互いに互いを尊重し、相手に一歩踏み込んで向き合う関係が築けていれば良かったのだろうと、今は思います。そうすれば、彼が暴力の裏に持っていた悲しみや叫びにも、気がついたのかもしれません。

愛や恋愛って結局何なのだろう、と問い続けた4年間でした。単純に言ってしまえば、「自分と向き合い、相手と向き合うこと」なのだと、卒業間際にして改めて気がつきました。大学生活の半分は惜しいことをしたと思ったいりもしますが、だからこその今があります。自分に置き換えるとなかなか難しいと感じるときもありますが、この考え方は常に覚えておきたいです。

最後に、私の卒業後にプロジェクトを引き継いでくれる方を募集しています。このキャンパスでこうした問題が起きたこと・起きていることは事実です。パンフレットのポスティング中、「俺には関係ないなあ」「そもそも彼氏いないし」といった感想も耳に飛び込んできました。私も、入学当初に保健の授業で扱われたデートDVを、他人事と聞き流していました。しかし、実際に私は当事者になりましたし、周囲から相談を受けることが今も少なくありません。無関係な人などいないのです。このプロジェクトで大事なのは、デートDVや恋愛の経験の有無ではなく、お互いを尊重できる「ヘルシーな関係性」の大切さを伝えることです。お互いを尊重するということは、何も恋愛関係のみに限られません。友人や家族など、私たちは様々な人間関係の中で生きています。すこしでも興味を持ってくださった方は、CGSにご一報ください。

ICU学部生(ID 18):松田英亮
【CGS Newsletter019掲載記事】

第4回R-Weeks(2016年5月31日(月)~ 6月11日(土))では、「WEL-COMING OUT!! 家族と友人にできること」と題し、NPO法人「LGBTの家族と友人をつなぐ会」東京理事・小林りょう子さんをお招きした講演会を、6月7日(火)に開催しました。このイベントで司会・コーディネーターを担った松田英亮さんに、この企画の経緯・実施報告をお寄せ頂きました。

 私はR-Weeksイベントとして「家族へのカミングアウト」をテーマに、ご自身もFtMの子を持つ親であり、LGBTやその家族・友人の支援活動を行う小林りょう子さんをお招きする講演会を企画した。カミングアウトをしたい・できないと悩む人も、カミングアウトをされて戸惑う人も、誰もが快く手を広げて抱きしめあえるような、互いにウェルカムな姿勢を持つにはどうすればよいのかを考える機会にすべく、「WEL-COMING OUT」というタイトルをつけた。

 しかし、小林さんご自身のお話や、活動を通して知ったという他の当事者のお話は、私には時に涙を流してしまうほど衝撃的なものだった。「気の迷いだと精神科に連れて行かれた」「学校に行くなと軟禁され転校させられた」「死んだ者扱いされた」、「『中絶すれば良かった』『頼むから死んでくれ』と親に言われた」など命がけの話に、自分の「カミングアウトはきっといつか成功する」という認識の甘さを痛感した。カミングアウトは常によい結果をもたらすとは限らない。小林さんは、カミングアウトを希望する当事者には「普段から何でも話せるようなコミュニケーションを相手ととれているか」を聞くそうだ。大学生が元々あまり関係の良くない親にカミングアウトをしたら経済的援助を止められたなど、自分の生活や夢が困難になる事例もあるため、慎重に考えるべきだという。また、カミングアウトを受けた親も、世間からの疎外感から孤立しがちで、自分や子どもを責めてしまうこともあるそうだ。

 これらのお話から私は、「WEL-COMING OUT」には互いの人生を尊重できる関係性が必要だと感じた。私には、家族へ自分の性的指向を伝えることに悩んでいる、大切な存在が身近にいる。私は、こんなにも素敵な人が「伝えたい事が伝えられない」と悩んでいる姿を見るのが悲しく、何かできる事はないかと悔しさの混じった気持ちも抱えていた。この企画には、その人のカミングアウトを後押しする気持ちが少なからずあった。今すぐにではなくともきっといつかできればと、長期的に応援する気持ちでいた。しかし本当にその人の生きやすさを考えるのであれば、時にカミングアウトをしない方がよい場合が、現在の社会には残念ながら存在することを学んだ。それでも私は、「今は言わない方がよい」とは口にしたくない。だからこそ、自分の身近な人には、日頃の関係性について再度考えてみて欲しいと伝えたいし、カミングアウトされる側の人には、日常会話の中でこの企画について触れるなどして、私はオープンであるという姿勢を示すだけでも環境は大きく変わるのだということを伝えたい。これは一部の特別な人間のみが考えることでは決してなく、ひとり一人に関係する事柄であることが、大学全体で考えられるような機会となっていたなら嬉しい。小林さんが、最後に紹介していた詩のように、ありのままに受け入れられる姿勢を、皆が持てるようになることを願っている。

「私の子供は四葉のクローバーのようです。性的指向はたまたま私と違っていますが、私にとっては、大切に守ってあげたい宝物です。四つ葉のクローバーは不自然なものではありません。ただ、珍しくて、大勢とは違っているだけです。私は、それから葉を一枚もぎとって三つ葉のクローバーに見せかけたいとは決して思いません。」
( 出典:PFLAG, Our Daughters and Sons (Washington, DC: PFLAG, 1995), 8, http://pflagupstatesc.org/forms/daughters_sons.pdf 日本語訳:かじよしみ)

ワシントン大学大学院社会学研究科博士後期課程、ICU卒業生(ID 13):平森大規
【CGS Newsletter019掲載記事】

性的マイノリティに関する経験的研究では、質的調査法が多用される傾向にあるなか、近年、当事者団体による各種実態調査や研究者による学術調査、広告代理店によるマーケティング調査など、計量調査が増加しつつあります。NPO法人虹色ダイバーシティとの共同研究の分析担当者である平森大規さんに、ご自身の経験を踏まえつつ、ジェンダー・セクシュアリティの分野において計量研究を行う意義や、性的マイノリティに関する統計データの読み解き方をうかがいました。

 虹色ダイバーシティが2013 年に「LGBTに関する職場環境アンケート」を開始した理由には、LGBT 施策の推進にあたって企業や行政などから性的マイノリティの困難・ニーズに関する統計データを求められてきた経緯がある。このように計量調査法を用いる意義として、ジェンダー・セクシュアリティに関する不平等の構造や傾向を数字の形で表せるという点が挙げられる。性的マイノリティにとって差別的な現状を変えるための手段として、質的データなどとともに統計データを蓄積していくことがいかに重要であるかが分かるだろう。

 しばしば「計量分析や数字で表わされるデータは中立的・客観的である」と思われがちであり、政策決定に採用される理由にもなっているが、本当に中立的なのは統計分析の部分のみである(誰がカイ二乗検定を行っても結果は同じになる)。実際のところ、計量研究を行う意義は、分析手続きの妥当性を第三者が検証できる点にある。「調査対象者やその抽出方法」「調査票における質問文の言い回し」「用いる分析手法の選択」など、研究者の主観的要素が研究過程のどこに入り込んでいるかを比較的明確に示すことが可能だからだ。

 このように考えると、「計量研究は自らを中立的だとみなしており、計量研究によって客観的知識を発見できると捉えている」というフェミニズム・クィア研究者からの批判はそれほど当てはまらないことが分かる。「数字は嘘をつく」ということを一番よく知っているのは、日々、計量分析を行うなかで主観的選択をしている計量研究者なのかもしれない。

 もちろん、計量研究者はフェミニズム・クィア研究者からの「自らの研究過程そのものが男女二元論や異性愛規範などを前提とし、社会の差別構造を反映している可能性を充分に考慮していない」「ジェンダー・セクシュアリティのカテゴリーを本質化し、ただの変数としてしか捉えていない」「カテゴリー内部の差異を不可視化している」などといった計量研究への重要な批判を真摯に受け止める必要があるだろう。しかしながら同時に、フェミニズム・クィア研究者も計量調査法の利用可能性についてさらに議論を重ねるべきである。

 それでは、私たちは近年増えつつある性的マイノリティに関する統計データをどう読み解いていけばよいのだろうか。私見では、性的マイノリティに関するものを含めた計量調査一般に関する統計リテラシーを身につけることが重要だと考えている。新聞やテレビ、インターネットなどで統計データが紹介された際にも、「誰が何の目的で行った調査なのか」「質問の選択肢は適切か」「分析結果の解釈は妥当か」など、調査結果を批判的な観点から考察すべきだろう。これらを踏まえると、今後性的マイノリティに関する統計データを蓄積していく上で、調査の詳細やデータそのもの(個人を特定できる情報を除いたもの)についても可能な限り公開し、誰でも分析の妥当性を検証できるようにすることが望ましいと考えられる。

CGS事務スタッフ:加藤悠二
【CGS Newsletter019掲載記事】

CGSは「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ」というシリーズタイトルを冠し、「Vol.1:できることガイド in ICU」を2016年4 月に、「Vol.2:やれることリスト108 at University」を同年9 月にリリースしました。制作指揮の加藤悠二が、このシリーズ制作の背景を解説します。

 CGSには学外から2015年度通年で85件、2016 年度は春学期のみで38件の問い合わせや講師依頼があった。「性同一性障害の学生への対応」や「LGBT 学生支援」に関するものが多く、他校やメディアからは「先進的な事例」と扱われることも少なくない。
(註:2017年3月17日現在、2016年度の問い合わせ件数は138件にのぼっている)

 これらの取材対応では、熱意ある他大の教職員の存在にエンパワメントされる一方、疲弊することも少なくなかった。過多な件数をほぼひとりで対応する人員的問題もさることながら、「ICUは先進的ではない」「できていないことばかりだ」と否定を重ね続けることが、大きな精神的苦痛となったためだ。実際、ICUの「LGBT 学生支援」は「先進的」とは言い難い。「トランスジェンダー学生の学籍簿上の名前・性別変更が2003年度からシステム化されてきた」「ジェンダー・セクシュアリティの学際的研究カリキュラムが整備されてきた」といった点は、国内の大学を先行する事例ではある。だが、入試願書には今もなお、男・女の性別欄が残る。また、卒業式で学部生が着用するガウンは、「女性は襟つき・男性は襟なし」のジェンダー区分を迫るものだった(度重なる要望から、2016 年3 月卒業式にようやく廃止)。この大学は基本的に、入学から卒業まで、男女二元論・異性愛主義が基準だ。その原則を頑なに維持したまま、マイノリティを特別扱いして対応する体制において、「先進的」「LGBTフレンドリー」といった評価の甘受は決してできない。

 また、「LGBT 学生支援」という枠組みを自明としたうえで話を求められることも、負担感を強めるものだった。「LGBT」「学生」「支援」の各概念の丁寧な検討もなしに、「問題なのは"LGBT"ではなく、" 女性やあらゆるマイノリティ/マジョリティを含めた、キャンパス全体のジェンダー・セクシュアリティをめぐる環境"だ」という視点の共有もままならず、「LGBT 教職員」の存在は不可視化されていく(筆者自身のカミングアウトが無化されることさえあった)。「目の前のLGBT 学生が抱える困難を支援・解決したい」というニーズに対し、実践事例の紹介は有用かつ必要だが、そこに時間を割く結果、根本的な視座の共有もできないままに「LGBT 学生支援」の話を繰り返すことには限界が多い。

 これらの課題に挑戦すべく制作したのが、冊子シリーズ「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ」だ。「Vol.1:できることガイド in ICU」は、現状のICUで可能な各種対応状況をまとめたガイドブックで、「LGBT学生生活ガイド in ICU」を拡充・リニューアルしたものだ。新刊「Vol.2:やれることリスト108 at University」は、国内の大学が法改正なしに、大学独自の判断で実行可能な「やれるはずのこと」を108個リスト化した改善提案集だ。そこでは学生参加の重要性を強調した。そもそもICUの対応は全て、マイノリティとされてきた学生たちのカミングアウトなしには成り立ち得ないものだったからだ。大学が上から「LGBTフレンドリー」な施策を用意するのではなく、学生も含めた全ての大学構成員が大学を根源的に見直し、改善していく。そんな動きの一助に、これらの冊子がなっていくことを願っている。

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「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ Vol.2: やれることリスト108 at University (ver.1)」全文(PDF, A4, 23ページ, 0.6MB)

「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ Vol.2: やれることリスト108 at University (ver.1)」ッチェックリスト(PDF, A4, 10ページ, 0.2MB)

同シリーズvol.1として「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ Vol.1:できることガイド in ICU」(全文PDF(2.1MB) )、副読本として、ICUにおけるジェンダー・セクシュアリティ対応 ―トランスジェンダー学生対応の10年間とこれからも併せてご覧ください(全文PDF(1.2MB)


■序文:「やれるはずのこと」を「できること」に
「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ Vol.2:やれることリスト108 at University」(以下「やれることリスト」)は、大学を構成するあらゆる人々の手でフェアな学びの環境をつくりあげていくための、エンパワメント・ツールキットです。編著を加藤悠二(CGS職員)が担当し、発行はCGS(Center for Gender Studies: ジェンダー研究センター)がおこなっています。
 同シリーズVol.1「できることガイド in ICU」は、ICU(International Christian University: 国際基督教大学)の在学生が、よりよい学びの環境を得るためのサポートを目的として、現在ICUの環境で可能とされている学修サポート情報を、ジェンダー・セクシュアリティの観点からまとめたものです。
 本シリーズの前身は、「LGBT学生生活ガイド in ICU:トランスジェンダー/GID編」と題し、2012年に出版、以降、2015年10月までの間に第8版までの改定を繰り返してきたリソース集です。*1 ICUにローカライズされた情報で、かつ、対応が極めて限定的で改善すべき点が多いものであるにも関わらず、特に学外から、ICUの対応や「LGBT学生生活ガイド」の内容が、「LGBT学生対応・支援の先進例」であり、「LGBT学生対応・支援の在り方の指標」であるかのように捉えられてしまっている・誤解されてしまっていることも少なからずありました。また、
・「LGBT」ばかりが注目され、ジェンダー・セクシュアリティの課題として連動して存在するはずのフェミニズムの視点が感じられない
・「LGBT」内部の多様性や、L・G・B・T以外の多様なジェンダー・セクシュアリティのあり方に関する認知が低い
・学生ばかりが注目され、「LGBT教職員」の存在が不可視化されている。*2 その不可視化には、「教職員は支援者=Allyであり、AllyのなかにはLGBT当事者は含まれ得ない」という思い込みが作用していることさえある*3
・大学やキャンパスごとに異なる校風・環境や、個々人ごとに異なる要望があるはずにも関わらず、「LGBT学生の課題解決には、共通・唯一の方法がある」という強い期待(誤った期待)を持たれていることも少なくない
 などの問題に直面することも、幾度となくありました。
 そのため、より網羅的に、特に教職員が、主体性・当事者性を獲得しながら、ジェンダー・セクシュアリティの視座からキャンパス環境改善を考えていくために、新規シリーズの立ち上げ・本ツールキットを制作することとしました。

「やれることリスト」は、あくまでも、大学の就学・就業環境の改善を手助けするための「ツール」です。参考にした資料の多くは、「キャンパス/職場環境の分析・評価指標」であり、獲得スコアに応じた格付を行うことを指向するものですが、「やれることリスト」は格付を目的としていません。*4 また、「全項目を達成すれば、なんの問題もないキャンパスができあがる」といったことを保障するものでもありません。
 ここで私たちが提供・提案したいのは、教職員や学生、卒業生、地域の人々など、大学に関わる全ての人々が共に考え、行動するためのアイディアの一例です。特に、当事者の声を聴きながら、お仕着せでないキャンパス改善を目指していくことを、強く志向しています。ここでは「法改正を待つことなく、大学が独自の判断で問題なく実行に移せること」のみをリスト化しています。*5 あくまでも「やれるはずのこと」のリストであり、「できないこと」はひとつもありません。そして、「やればやっただけ、キャンパス環境が改善されていくこと」のリストとなっています。
「やれるはずのこと」を「できること」へ。もちろん、各大学の校風や地域の特性などによっては実現が困難なものもあるかと思いますが、少しでもよい環境を作っていく手助けとして、このリストが活用されていくことを期待しています。

*1 LGBTは、レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル2(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の頭文字からなる、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)を総称する語として近年広く使われています。Q(Questioning:性のあり方をひとつに固定しない/Queer:規範的な性のあり方に異議を申し立てるあり方)、A(Asexual:性的な欲望をもたない/Ally:支援者・連帯を示す者)なども並べて表記される場合もあります。もちろん、セクシュアル・マイノリティはL・G・B・Tの4カテゴリーのみに限定はされませんし、ジェンダー・セクシュアリティに基づく困難は、マイノリティだけに限られるものではありません。本ガイドでは基本的には「LGBT」という語を採用しない立場をとりますが、文脈の必要性に応じて「LGBT」、Queerを追加した「LGBTQ」、および、Allyを追加した「LGBTQA」を限定的に用います。紙幅の関係上、「個々に使い分けの理由を説明できない場合があること」「各カテゴリーの詳細な説明を本誌では担わないこと」を併せてご了承ください。

*2 CGSには「LGBT学生対応・支援」に関する問い合わせは数多く頂いています。オープンリーゲイの職員も常駐していますが、2016年8月までに「LGBT教職員」についてのお問い合わせは、全くありません。

*3 「ゲイとしての当事者性はあるが、同じ同性愛者だからといってレズビアンと同じ立場である、とは言い切れない。女性やトランスジェンダーの課題に対してはAllyの立場である」「レズビアンだからといって、全レズビアンの代表者はない、という面で、Allyの立場でもある」といった立場もあり得ます。

*4 例えば、「項目達成数に応じて、"LGBTフレンドリー・ゴールド認定大学"などと認定・表彰する」「"LGBTフレンドリー大学ランキング"を制作・発表する」「このリストに基づき、グッド・プラクティスを収集する」などは、このリストの制作目的ではありません。

*5 「法改正が必要だが、今後のアイディアとして重要と考えられること」は、註釈やコラムにて紹介しています。


■ 内容
序文:「やれるはずのこと」を「できること」に

「やれることリスト」について
 [コラム]当事者参画の必要性とアウティング防止

「やれることリスト」の使い方
 [Step 0] 仲間を集め、話せる場をつくる
 [Step 1] リストをチェックする会議を開催する ―できていること、できていないことを分類しよう
 [Step 2] 「できていること」情報を集約し、広報する
 [Step 2.1] 「できることガイド in ○○大学」をつくろう
 [Step 2.2] ガイドを広報・配布しよう
 [Step 2.3] 経緯・歴史を集約しよう
 [Step 3] 「やれるはずのこと・できていないこと」を「できること」に変えていく
 [Step 3.1] 「できていないこと」を分析し、行動をはじめる
 [Step 3.2] 「できるが、利用したくてもできない」を、「だれでも利用できる」に変えていく
 [コラム]さまざまな人が関わりチェックをする必要性
 [コラム・学生のアクションツールとしての活用]自分たちの手で要望書をつくってみよう

やれることリスト108 at University
 1. ポリシーメイキング(小項目含めて全21項目)
 2. 組織としてのコミットメント(小項目含めて全20項目)
 3. 設備面(小項目含めて全11項目)
  [コラム]トイレのマークについて
 4. アカデミックライフ(全12項目)
  [コラム]教職課程について
 5. 学生生活(小項目含めて全11項目)
 6. 寮や居住(小項目含めて全12項目)
  [コラム]「LGBT寮」のコンセプトをどう考えるか
 7. 保安(小項目含めて全11項目)
 8. カウンセリング、健康(小項目含めて全10項目)
  [コラム]ジェンダー移行のサポートについて

お問い合わせ・奥付


「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ Vol.2: やれることリスト108 at University (ver.1)」全文(PDF, A4, 23ページ, 0.6MB)

「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ Vol.2: やれることリスト108 at University (ver.1)」ッチェックリスト(PDF, A4, 10ページ, 0.2MB)

「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ Vol.1: できることガイド in ICU(ver.1)」全文(PDF, A4, 20ページ, 2.1MB)

 この度、一橋大学法科大学院生が同級生に同性愛者であることをアウティングされ、その後心身の不調を訴え転落死した事件を報道によって知り、大きな衝撃を受けました。当該大学院生の苦しかったであろう心の内を思うと、胸がかきむしられるような思いがいたします。心よりお悔やみを申し上げますと共に、ご遺族の方々のご心痛に寄り添いたいと思います。また、この報せを受け声明(http://gender.soc.hit-u.ac.jp/news.html)を発せられた一橋大学ジェンダー社会学研究センター(CGraSS)にも、連帯の意を示したく思います。

 残念ながら、LGBTという言葉だけが一人歩きし、性的マイノリティへの理解が進んでいない現状では、今回の事件は、本学も含め、どこの大学でも起こりうる(そしておそらく起こっているけれども、報道も、学内での共有さえもされていない)ことです。性的マイノリティのカミングアウトによって起きた良い側面だけに光が当てられ、あたかも世の中でマイノリティ理解が進んだかのような錯覚にとらわれがちですが、カミングアウト後に当事者が晒されるかもしれない差別の危険については、十分に語られてきていません。異性愛・シスジェンダーであることを前提とした制度や対応がまだまだ大勢を占めるキャンパスにおいて、性的マイノリティに属する学生たちのなかには、自分の性的指向や性自認、性別違和を周囲に言うことすらできないばかりか、他人に知られて好奇の目に晒されたり、差別されたり、いじめられたりするのではないかと、日々怯えて生活せざるを得ない方も少なくありません。しかしそもそも、マイノリティが生きづらい世の中であることは、マイノリティ側の問題ではありません。それがあたかも当事者の努力次第で変えられるかのようにしてカミングアウトを求めることは、むしろ差別構造の強化に過ぎません。ましてや、望んでもいないのに他人によって行われるアウティングは、いじめの構造そのものであり、紛れもない加害なのです。
 一橋大学側は当該大学院生からの相談を受けていたとのことで、その中で今回の事故が起きてしまったことは大変残念なことです。そもそも、そのような相談を大学にできずに苦しんでいる当事者学生が、全国の大学に多くいるであろうことが容易に想像できます。しかし、それでも起きてしまった今回の事件。もっと何かできることがあったのではないか、また二度とこのようなことが起こらないようにするために何ができるのか、全ての教育機関で考えなければならない問題であると考えます。特に、今回の事件は、当該院生に問題があったから起きたのではなく、日本社会全体の風潮を反映してキャンパスに蔓延する性的マイノリティ差別の空気に問題があり、また、その空気を大学側が教育的に変えることができていなかったことに問題があったから起きたのである、ということを確認しておきたいと思います。
 現在の性的マイノリティ差別の雰囲気は、小中高の教育課程において性教育・セクシュアリティ教育がまともになされていない日本の教育制度に端を発しており、その意味において高等教育機関が負う責任は大きなものがあります。一橋大学と同じくジェンダー研究の機関を持ち、学内のジェンダー平等や性的マイノリティ差別解消のためにも動いてきた当センターとしては、ますます自分たちのするべき課題を突きつけられた気持ちでいます。

 今回のような悲劇を二度と起こさないために、予防策を講じることが全国のすべての大学関係者にとっての喫緊の課題です。セクシュアリティのみならず、ジェンダー、障がい、国籍、人種や民族など、さまざまな属性を問わず全ての学生・教職員の人権が確実に守られる環境の構築に向けて私たち大学関係者は真剣に取り組む必要があります。すべての関係者の皆さんに、関係先キャンパスにおけるマイノリティ対応についての見直しの緊急行動を呼びかけたいと思います。人の命がかかっています。共に行動してきましょう。
 また今回の事件報道を聞き不安を覚えている学生の皆さん、特にジェンダーマイノリティ・性的マイノリティの皆さん、その方々を支える友人の皆さん、私たちは皆さんの不安を少しでも解消できるよう全力を尽くします。本学には人権委員会による人権相談員や、ジェンダー・セクシュアリティ特別相談窓口も設置してありますので、そちらも利用することができます。不安や悩みを一人で抱え込まずにすむように、私たちは相談してもらえるような場所でありたいと思っています。

国際基督教大学ジェンダー研究センター

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「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ Vol.1: できることガイド in ICU(ver.1)」全文(PDF, A4, 20ページ, 2.1MB)

副読本として、ICUにおけるジェンダー・セクシュアリティ対応 ―トランスジェンダー学生対応の10年間とこれからも併せてご覧ください(全文PDF(1.2MB)

■ このガイドについて
「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ Vol.1:できることガイド in ICU」は、ICU(International Christian University: 国際基督教大学)の在学生が、よりよい学びの環境を得るためのサポートを目的として作られました。編集・発行はCGS(Center for Gender Studies: ジェンダー研究センター)がおこなっています。2012年から発行をはじめた「LGBT学生生活ガイド in ICU:トランスジェンダー・GID編」を改題、位置づけを見直し再編集したものです。*1「ガイド出版の本来の意図である、"ジェンダー・セクシュアリティの観点からのキャンパスライフの検証"を主眼としたタイトルに変更すること」「"ICUはLGBT学生を支援している"という、本意ではない評価から脱すること」を目的とし、ガイドの位置づけの変更・改題を決めました。「できることガイド」というタイトルは、ICU学部生の提案によるものです。

 このガイドでは、これまでにICU内で実際に対応されてきた事例をもとに、制度面でのサポート情報を集約しました。トランスジェンダーや性同一性障害*2など、性別に違和をもつ学生への対応事例や、学生も使うことのできる授乳室の利用登録方法など、ジェンダー・セクシュアリティの観点から、大学生活に役立つ情報を紹介しています。
 ここに掲載されている情報は現状のICUが可能としてきた対応であり、一人ひとりの希望に沿ったものでは必ずしもないかもしれません。CGSでは学生の皆さんが過ごしやすい環境を作れるよう、働きかけを続けていき、ガイドの更新もおこなっていきます。学生のみなさんの声とともに、ICUでできること、を、これからも増やしていきたく思っています。

*1 LGBT、LGBT学生生活ガイド
LGBTは、レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の頭文字からなる、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)を総称する語として近年使われています。Q(Questioning, Queer)、A(Asexual, Ally)なども並べて表記される場合もあります。もちろん、セクシュアル・マイノリティはL・G・B・Tの4カテゴリーのみに限定されるものではありませんし、ジェンダー・セクシュアリティに基づく困難は、マイノリティだけに限られるものではありません。
「LGBT学生生活ガイド:TG・GID編」というタイトルは、上述の限界点を踏まえつつも、「主題となる"トランスジェンダー"を明確に表現できる語を入れること」と「トランスジェンダー以外にもジェンダー・セクシュアリティを主題にした第二弾が予定されていることが予期できるタイトルにすること」を目的に決められたものです。

*2 性同一性障害
Gender Identity Disorderの頭文字をとり「GID」と表記する場合もある、医学的な診断名です。近年、Gender Dysphoria、日本語では「性別違和」と訳される概念へ移行していくことが提唱されています。

※2016.4.8. 改訂箇所のご案内
・タイトルを改題し、全面リニューアルしました
・「就職相談」「学生参加型プロジェクト:R-Weeks Project、すみれプロジェクト」「ICU授乳室」を追加しました
・コラムを4本追加しました
・学内部署の統廃合に伴い、一部表記を改めました

■ 内容
学籍簿の氏名・性別記載変更
【コラム:卒業生からのメッセージ】社会が変わるという選択肢 飯田亮瑠(ID 04、教養学部社会化学科)
大学の発行する証書の性別記載
【コラム from CGS】卒業式のガウンについて
体育実技の履修、更衣室
学生定期健康診断の個別受診
留学
【コラム:卒業生からのメッセージ】交換留学での体験談 平森大規(ID13、社会学メジャー・数学マイナー)
就職相談
【コラム from CGS】LGBTに関する職場環境アンケート
学内行事:リトリートの宿泊
【コラム from CGS】寮について
学内行事:ふわカフェ
学生参加型プロジェクト:R-Weeks Project、すみれプロジェクト
ICU授乳室
だれでもトイレ(多目的トイレ)
ジェンダー・セクシュアリティ特別相談窓口
ガイドに関するお問い合わせ先

「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ Vol.1: できることガイド in ICU(ver.1)」全文(PDF, A4, 20ページ, 2.1MB)


 2016年春季卒業式より、学部卒業生が着用するガウンが、男女共通で襟なしのものとなることが決まりました(従来は、女性は襟つき・男性は襟なし、修士・博士はジェンダー問わず襟なしでフード着用、となっていました)。
 どなたもスムーズにキャップとガウン、フードを借りることができます。
 今季貸し出し日程は2016年3月16日(水)、17日(木)の2日間です。貸し出しについては学内portalサイト等をご参照ください。


文責:CGS事務局 加藤悠二

 一部報道で「ICU LGBT配慮の学生寮 性別不問のフロア初設置」というニュースが報じられました。2015年はジェンダー・セクシュアリティにまつわる言葉のなかでも、とりわけ「LGBT」という言葉を見聞きする機会が多く、そうした流れのなかで、本学の取り組みも大きく報道して頂けることになった、いわば時流としての側面は大きいものと思われます。

 しかしながら、ICUの新学生寮の運営方針に関する今回の決定は「これまでの学生が積み重ねてこられたカミングアウトや、学生同士のサポートの蓄積の上に成り立ったものでもある」ということは、重ねて強調しておきたい点です。
 ICU LGBITサークルSumposionは、2007年に学生生活全般に関する要望書を、2009年には新寮(現 欅寮・銀杏寮・樫寮の三寮)建設に建関する質問書を提出しています。書面提出に際しては、学務副学長や学生部長と直接面談する機会も設けられたとのことです。大学行政に対しての学生からのカミングアウトを伴う交渉の結果、2010年に開寮された三寮では、個別のシャワーブースが導入されることになりました。
 また、CGSでは2013年、「入寮中は周囲との関係もありカミングアウトできなかったが、退寮した今ならできるし、カミングアウトをしたうえで大学側と話をしたい」という学生をサポートし、学生グループ・ハウジングオフィスとの面談機会を設けました。その面談の結果、グローバルハウスのチューターおよび各新寮のCA(Community Assistant:新寮におけるチューター的立場の学生)の連絡会で、CGSスタッフがファシリテーションを行う勉強会が実施できるようになりました。その勉強会では、チューターやCAをつとめる学生が、常に・既に、ジェンダー・セクシュアリティの面でも多様なサポートを行ってきていることをご共有頂いています。

「性別不問のフロア」は、「上述の経緯が議論に寄与した点」「"自身の性自認や性的指向"と"大学寮側のオファー"のミスマッチから入居できなかった学生の入寮可能性が増える点」において、LGBTへの配慮が含まれるものであることは確かです。しかしこのフロアはもちろん、非LGBTの学生に対しても、「女性・男性に二分された寮の運営体制に居心地の悪さを感じるから」「性別不問での共同生活にチャレンジしたいから」「なんとなく」など、理由を問わず、門戸が開かれるべきものです。
 また、「"教育寮としての大学寮"において、"互いの多様性を認め、尊重し合える寮/寮生活"の在り方を、いま一度考え直す契機とする」という面においては、このフロアは、LGBT・非LGBTを問わず、全てのICU構成員に再考を促すものでもあると考えられます。

 この件にご関心をお持ちの方は、下記URLもご参照ください。

◎CGS Online
【CGS Newsletter009掲載記事】「多様性」は意識から:シンポシオン要望書提出
http://web.icu.ac.jp/cgs/2008/04/post_6.html

【2015.10.21.改訂】LGBT学生生活ガイド in ICU:トランスジェンダー/ GID編
http://web.icu.ac.jp/cgs/2015/10/1510lgbtguide_tstg.html

トランスジェンダー学生対応の10年間とこれから【全文PDF】
http://web.icu.ac.jp/cgs/2014/09/nl017_06.html

Sumposion
『「クィア」という経験 vol.2』全文公開!!(2007/11/06(火))
http://lgbit.blog6.fc2.com/blog-entry-88.html

続・新寮建設 (2009/06/12(金))
http://lgbit.blog6.fc2.com/blog-entry-94.html


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構成:CGS事務局長 加藤悠二
【CGS Newsletter017掲載記事/特集「ICUにおけるジェンダー・セクシュアリティ対応」】

ICUは、2003年度から性別違和のある学生の学籍簿上の氏名・性別表記が変更可能になっています。最初のケースから10年以上が経ついま、布柴達男先生(学生部長)、相原みずほさん・土屋あい子先生(人権相談員)、田中かず子先生(元教員、最初のケースの対応経験者)、上田真央(CGS助手、「LGBT学生ガイドinICU:TG/GID編」編集担当)、加藤悠二で座談会を開催しました。

座談会全文PDF(1.2MB)

LGBT学生生活ガイド in ICU(2015.10.21.改訂 第8版)

 乳幼児を持つ学生、院生、職員、教員(非常勤を含む)の便宜のため、本館に授乳室が設置されました。
 授乳や搾乳、おむつ替えができる設備となっています。
 また、授業中など短時間子ども(病児を除く。発熱中および伝染病の子どもは授乳室の利用ができません)を保育者に見てもらうスペースとしても活用できます(保育者のアレンジは自己責任となりますが、CGSでは参考までにいくつかのシステムのご紹介ができます)。

設置場所
本館 1階 156B

使用対象者
本学学生、院生、職員、教員(非常勤を含む)で乳幼児を持ち、使用登録をした方

使用時間
本館の開館時間

使用方法
1) 保安課(本部棟1階116)にて使用登録をし、授乳室の合鍵の貸与を受ける。
2) ジェンダー研究センター(ERB-I 3階 301)でメーリングリストに登録し、詳しい使用法について知る。
3) 利用にあたっては「ICU授乳室利用ルール」を遵守する。

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