2009年3月アーカイブ

昨年12月、当ジェンダー研究センター(以下CGS)が主催するクリスマス・パーティの当日、ドラァグの衣装で参加しようとした方々に対し、CGSスタッフがそれをやめるよう求めたという出来事が起こりました。ジェンダーマイノリティやセクシュアルマイノリティに対する差別を自分の問題として取り組んできていたにもかかわらず、「身内」としての甘えの気持ちが芽生え、いつの間にか感覚が麻痺していたのです。今回の件で、被害に遭われた方々、関係者の皆様を深く傷つけましたこと、大変申し訳なくお詫び申し上げます。

CGSではこの一件を組織全体の問題として重く受け止め、二度とこのようなことを起こさぬよう、あらゆる努力を惜しまない所存です。ここにその決意の表明として、お詫びの文章を掲載することと致しました。

CGSはご存じのとおり、ジェンダーやセクシュアリティに関心のある人たちのためのコミュニケーションスペースとして出発し、キャンパス内外の人たちにオープンなスペースとして運営してきました。CGSスタッフは、全員がジェンダー・セクシュアリティ研究を専攻しているわけではありませんが、CGSの活動を通して学ぼうという意志を持って集まってきております。今回の出来事を深く反省し、この反省から
しっかり学び、よりよい場所としてのCGSを皆様と共に作ってまいりたいと考えております。

そのような学び合いの場としてのCGSを今後ともお育てくださいますよう、また温かく厳しいご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

以下、お詫びの文章を転載いたします。

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