【2014.9.25.改訂】LGBT学生生活ガイド in ICU:トランスジェンダー/ GID編


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副読本として、ICUにおけるジェンダー・セクシュアリティ対応 ―トランスジェンダー学生対応の10年間とこれからも併せてご覧ください(全文PDF(1.2MB)

■ このガイドについて
「LGBT学生生活ガイド in ICU」は、ICU(International Christian University: 国際基督教大学)に在学するLGBT *1学生が、よりよい学びの環境を得るためのサポートを目的として作られました。編集・発行はCGS(Center for Gender Studies: ジェンダー研究センター)がおこなっています。
このガイドでは、これまでにICU内で実際に対応されてきた事例をもとに、制度面でのサポート情報を集約しました。トランスジェンダーやGID*2など、性別に違和をもつ学生への対応事例や、大学生活に役立つ情報を紹介しています。
ここに掲載されている情報は現状のICUで可能な対応であり、一人ひとりの希望に沿ったものでは必ずしもないかもしれません。CGSでは学生の皆さんが過ごしやすい環境を作れるよう、働きかけを続けていき、ガイドの更新もおこなっていきます。また、今後もさまざまなジェンダー・セクシュアリティのニーズに応えたガイドを拡充していきます。

*1 LGBT
レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の頭文字をとった語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)を総称する語として近年使われています。
このガイドのシリーズ名に「LGBT」を冠することにした理由は、大きくふたつに分かれます。ひとつは、主題となる「トランスジェンダー」を明確に表現できる語を入れたかったため。もうひとつは、今後、トランスジェンダー/GID以外のジェンダー・セクシュアリティを主題にした第二弾が予定されていることが予期できるタイトルにしたかったためです。
セクシュアル・マイノリティはL・G・B・Tの4カテゴリーのみに限定されるものではありませんし、ジェンダー・セクシュアリティに基づく困難は、マイノリティだけに限られるものではありません。今後、さまざまなガイドをリリースするなかで、シリーズ名を変更していくことも視野に入れています。

*2 GID
Gender Identity Disorderの頭文字をとった診断名で、日本語では「性同一性障害」という訳があてられています。近年、Gender Dysphoria、日本語では「性別違和」と訳される概念へ移行していくことが提唱されています。

※2014.9.25.改訂箇所のご案内
・既存の項目に加筆・修正を行いました
・新しい項目として、「大学の発行する証書の性別記載」「学内行事:リトリート」「学内行事:ふわカフェ」「ジェンダー・セクシュアリティ特別相談窓口」を追加しました

■ 内容
学籍簿の氏名・性別記載変更
大学の発行する証書の性別記載
体育実技の履修
学生定期健康診断の個別受診
学内行事:リトリートの宿泊
学内行事:ふわカフェ
だれでもトイレ(多目的トイレ)
ジェンダー・セクシュアリティ特別相談窓口
ガイドに関するお問い合わせ先


■ 学籍簿の氏名・性別記載の変更

 ICUでは、性別に違和感を持つ学生の学籍簿上の氏名・性別表記の変更が2003年から可能になっています。記載変更に際しては、人権相談員へ問い合わせの後、個人面談が行われます。学籍簿の氏名・性別表記の変更には、医師の診断書が必要になりますが、診断書は「診断中」という主旨のものでも受理される可能性があります。
 学籍簿の記載に関する相談、変更プロセスの詳細は、人権委員会にお問い合わせください。なお、学籍簿の記載変更を希望しない場合でも、このガイドで後述される様々な個別対応を受けることは可能です。人権相談員、または各担当部署までお問い合わせください。

学籍簿の記載変更オプション:
・性別表記のみ変更(例:女→男、男→女)
・名前表記のみ変更(例:国際花子→国際太郎、国際太郎→国際花子)
・性別と名前表記の変更

記載変更プロセス(概略):
・人権相談員に連絡をとり、個人面談の日程を決める
・人権相談員2名と面談をし、希望する対応の方針を決める
・学籍簿の変更を希望する場合、人権委員会と幹部会に報告、承認の可否が決定する
・幹部会で承認後、学籍簿変更が可能となる
・承認の可否は、人権相談員から相談者に伝えられる

問い合わせ先:人権相談窓口 Website: http://subsite.icu.ac.jp/humanrights/ 上記websiteにアクセスすると、indexに「性同一性障害等に関わる氏名・性別変更について」の項目があります。そちらに明記される人権相談員に、電話、手紙、メール等のもっとも利用しやすい方法で連絡してください。

■ 大学の発行する証書の性別記載

性別記載のないもの
ICUの発行する各種証明書のうち、以下のものには性別記載はありません。

・在学証明書
・在籍証明書
・卒業・修了見込証明書
・教員免許取得見込証明書
・調査書(大学院受験用)
・卒業・修了証明書
・過去在籍証明書
・教職に関する証明書
・学芸員に関する証明書
・成績の表示について(2009年度以前入学の大学院博士後期課程のみ対象)

一部性別記載があるもの
以下の証明書では、例外的に性別記載がある場合があります。

・成績証明書
 在学生の場合、和文・英文、自動発行・タイプ発行のいずれの場合も、性別記載はありません。
 学籍情報が電算化されるID76以前の卒業生の方が、英文タイプによる成績証明書を発行する場合、性別記載があります。詳しくは教務グループまでお問い合わせください。

原則性別記載があるもの
以下の証明書では、原則、性別記載があります。

・健康診断書
 証明書自動発行機で即時発行できる定型診断書には、性別記載があります。
 ただし、クリニックで校医との面談のうえで作成する診断書では、性別記載に関して相談できる可能性があります。詳しくはクリニックまでお問い合わせください。

問い合わせ先(証明書全般): 教務グループ  Location: 本部棟125 Tel: 0422-33-3055  Website: http://ehandbook.icu.ac.jp/Public/jp/documents/02_3.html 問い合わせ先(健康診断書): 診療所(クリニック)  Location: 本館310 Tel: 0422-33-3119 / 3120  Website: ICU Portal > コンテンツ > ICU Clinic for Students

■ 体育実技の履修

 ICUの保健体育科(PE)では体育実技科目登録に際し、様々な理由により支援を必要とする学生に対し、PE主任が面談のうえ、個別対応しています。必修(BasicI, II:男女分けされたクラス構成)のほか、選択必修のクラスに関しても相談が可能です。また、学生の身体的・精神的な条件に応じて、個別対応しながらその学生が体育活動に参加することを目的とする特殊体育(Adapted PE)というコースも用意されています。
 PEセントラルロッカー棟の更衣室とシャワールームは男女別となっていますが、更衣場所の選択なども含めて、履修登録の相談時にお話することができます。

問い合わせ先:保健体育科  Location: PEセントラルロッカー棟内 PEオフィス Tel: 0422-33-3295  Website: http://subsite.icu.ac.jp/pe/

■ 学生定期健康診断の個別受診

 学生定期健康診断は、学年・男女別に行われています。X線写真を撮る際の着替えスペースは、プライベートに分離されていません。
 クリニックに申し出ることで、個別受診対応も可能です。健康診断当日では個別受診の用意ができないため、かならず事前にお問い合わせください。

問い合わせ先:診療所(クリニック)
 Location: 本館310
 Tel: 0422-33-3119 / 3120
 Website: ICU Portal > コンテンツ > ICU Clinic for Students


■ 学内行事:リトリートの宿泊

 毎年5月中旬に開催される新入生のリトリートの宿泊先ホテルは、女性フロアと男性フロアに分けられたうえで、相部屋で宿泊することが基準となっています。性別違和や身体の状況に応じて、宿泊するフロアや部屋に関して相談をすることが可能です。詳しくは、学生サービス部までお問い合わせください。

問い合わせ先:学生グループ  Location: 本部棟125  Tel: 0422-33-30645 e-mail: sa-office@icu.ac.jp  Website: http://web.icu.ac.jp/sag/

■ 学内行事:ふわカフェ

「同性が好きかもしれない」
「男女両方が好きかもしれない」
「自分は恋愛とか興味がない」
「いまの身体は女性だけど、男性として見られたい」
「いまの身体は男性だけど、女性として見られたい」
「性別で自分のことを決めつけられたくない」
「自分の性の在り方をひとつに決めつけたくない」

 ...または、これらには当てはまらないけど、気になること、話してみたいことがある。そんなジェンダーやセクシュアリティのこと、みんなでふわっとおしゃべりしてみませんか?
 そんなトークカフェイベント「ふわカフェ」を、CGSでは定期的に開催しています。参加費無料、予約も不要です。お菓子や飲み物を用意して、みなさんの参加をお待ちしています。

問い合わせ先:ジェンダー研究センター
 *詳細は巻末掲載


■ だれでもトイレ(多目的トイレ)について

 現在学内のトイレのほとんどは、女性トイレ/男性トイレに分かれていますが、大きなスペースの「だれでもトイレ(多目的トイレ)」が設置された建物もあります。障がい者の方、お子さんを連れた方、性別を問わないトイレが必要な方など自由に利用できます。
*建物によっては、女性トイレ/男性トイレの中に広めの個室が用意されている場合もあります。このマップでは、性別を問わずにご利用頂けるトイレの所在地のみ、ご紹介しています。
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だれでもトイレ(多目的トイレ)設置場所:
1. 本館 1階(東側)
2. オスマー図書館 1階(男女トイレの間)
3. ERB-II 1階中央(日本語研究センター内)
4. PEセントラルロッカー棟 1階(体育館渡り廊下側)
5. 教会 1階(南側)
6. ダイアログハウス食堂 1階(東階段となり)
 *オムツ交換台、オストメイト対応設備も備わっています
7. 本部棟 1階中央(保安室横)
 *オストメイト対応設備も備わっています
8. アラムナイハウス 1階(給湯室横)
9. グローバルハウス 1階(102前、寮生のみ利用可能)
 樫寮 1・2・3階(キッチンラウンジ側、寮生のみ利用可能)
 銀杏寮 1・2・3階(キッチンラウンジ側、寮生のみ利用可能)
 欅寮 1・2・3階(キッチンラウンジ側、寮生のみ利用可能)
10. 高校W棟 3階(エレベーター横)
 高校体育館 1階(男女トイレの間)

問い合わせ先:管財グループ  Location: 本部棟208F  Tel: 0422-33-3031

■ ジェンダー・セクシュアリティ特別相談窓口
ジェンダー・セクシュアリティを理由にした差別的な扱いや、ハラスメントに関すること
カミングアウトに関すること
性の健康に関すること
妊娠・出産・子育て等に関すること
女らしさや男らしさに関すること
その他、どんなことでも。

この相談窓口では、ジェンダー・セクシュアリティ、性にまつわることで困ったこと、相談したいことについて、アドバイスを受けることや、必要な学内外の支援先(医師・カウンセラーや専門機関など)の情報提供をしてもらうことができますし、友だちや他の教職員には話しづらい話をただ聴いてもらうだけ、ということもできます。また、必要に応じて人権相談員やカウンセリングセンターに取り次いでもらうこともできます。相談は無料です。気になることがあったら、お気軽にご利用ください。
利用者のプライバシーを保護するために、守秘義務を遂行します。問題解決のために、他の部署や教職員に報告・相談することが必要となる場合は、事前に利用者の了解を得ます。また、相談したことで利用者の不利益となることが生じないよう、十分に配慮をします。

対応言語:日本語、英語

特別アドヴァイザープロフィール:高田良実(たかだ・よしみ)
ICU卒業生。カミングアウトコンサルタントとして、同性愛者や、カミングアウトを受けた周囲の人々への心理援助を行ってきた実績を持つ。現在ルーテル学院大学学生相談室カウンセラー、臨床心理士。ICU教会員。
メッセージ
あなたの「今困っていること」でも、「長年わだかまりを感じていること」でも、また、「ちょっと聞いてみたいこと」でも、どんなお話しでもお聞きいたしますので、どうぞ遠慮なくご連絡ください。

問い合わせ先:ジェンダー・セクシュアリティ特別相談窓口 予約メールアドレス:gscounseling☆icu.ac.jp (☆を@に変えてください 担当:高田良実、CGS・加藤悠二) このメールアドレスでの相談はできません 利用対象者:ICU構成員(学生(学部生、大学院生)、教職員(勤務形態を問いません)) 性別や性自認(ジェンダー・アイデンティティ)、性的指向(セクシュアル・オリエンテーション)等、ジェンダー・セクシュアリティの在り方を問わず、どなたでもご利用頂けます。

2014年度の利用案内はこちらをご覧ください。


■ガイドに関するお問い合わせ先
 本ガイドに関するご相談、不明な点などがありましたら、ジェンダー研究センター(CGS)にお問い合わせください。

CGSでは主に下記のような活動をしています。
・学内での講演会、国際ワークショップ等のイベントの企画、開催
・ニューズレターや紀要の出版
・コミュニケーションスペースの提供、図書や視聴覚資料の貸し出し、読書会の開催
・国際基督教大学教養学部アーツサイエンス学科に設置されている「ジェンダー・セクシュアリティ研究メジャー(pGSS)」のサポート

 CGSには、専門カウンセラーは常駐していないため、カウンセリングや診断等は行っておりませんが、学生生活で感じたちょっとした違和感や心配なことなど、スタッフが可能な範囲でお聴きすることができます。「自分が我慢すれば済むし、こんなこと相談できないよな」というようなちょっとしたことでもかまいません。必要に応じて、学生生活をサポートしたり、情報の提供や学内外の専門機関・部署におつなぎすることもできます。もちろん、毎週火曜日の「ジェンダー・セクシュアリティ特別相談窓口」をご紹介することも可能です。

 また、CGSのコミュニケーションスペースは、たくさんのかたにご利用いただいております。ご相談以外でもお茶や図書の利用もできますので、授業の合間やランチタイムなど、お気軽にご利用ください。

国際基督教大学ジェンダー研究センター(CGS)  Location: ERB-I 301  Open: 11:00-17:00 (Mon-Fri)  Tel/Fax: 0422-33-3448  e-mail: cgs☆icu.ac.jp  ※☆を@に変えてください。代表アドレス/返信は別のアドレスから送信される場合があります  Website: http://subsite.icu.ac.jp/cgs/  Twitter ID: icu_cgs  Facebook Page: icu.cgs(国際基督教大学ジェンダー研究センター)

Pick Up!


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みんなでふわっと、おしゃべりしよう。
第16回 ふわカフェ開催のおしらせです。

日時
2014年9月24日(水)18:30-21:00
 入場無料、予約の必要はありません(茶菓代の寄付、お菓子の持ちよりは歓迎です)。
 途中からの参加、退室も自由です。

トークテーマ:
自分のからだを考える
自分のからだについて考えたことってありますか? ふと感じていること、ずっと考えていること、特には考えていないけど気になること、からだにまつわる様々なことをふわっとおしゃべりしませんか?

場所
ジェンダー研究センター
 第一教育研究棟(ERB-1) 301
 本館のとなり、図書館の正面にある建物。
 窓にレインボーフラッグが飾られた、3階の角部屋です。


「同性が好きかもしれない」
「男女両方が好きかもしれない」
「自分は恋愛とか興味がない」
「いまの身体は女性だけど、男性として見られたい」
「いまの身体は男性だけど、女性として見られたい」
「性別で自分のことを決めつけられたくない」
「自分の性の在り方をひとつに決めつけたくない」
 ...または、これらには当てはまらないけど、気になること、話してみたいことがある。そんなジェンダーやセクシュアリティのこと、みんなでふわっとおしゃべりしてみませんか?
 お菓子や飲み物を用意して、みなさんの参加をお待ちしています。
(第16回ふわカフェ世話人:上田真央/加藤悠二)



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 ICUジェンダー研究センター(CGS)では毎学期、学生主催で一冊の本をみんなでじっくりと読む、読書会を開催しています。一人で読むのは難しい本も、みんなで読めば大丈夫。
 わからない部分をお互いにシェアしながら、楽しく読み進めましょう!



近代日本における女同士の親密な関係

開催日程
毎週水曜 ランチタイム
(初回:9月24日)

会場
国際基督教大学 ジェンダー研究センター(ERB-1 301)

書籍情報
近代日本における女同士の親密な関係
  著:赤枝香奈子
出版社:角川学芸出版
出版年:2011年

日本の近代化にともなう女の友情や愛情、女子学生同士の親密な関係など親密性の変容を扱った書になります。基礎的なことばや知識の確認をしながら、ゆっくり読んでいければと思います。初回は、顔合わせと読み進め方について参加者のみなさんと一緒に決めたいと思います。ランチを食べながらの開催になるので、お気軽にご参加くださいね。

担当者
上田真央(CGS研究所助手)



The Sexuality of Migration: Border Crossings and Mexican Immigrant Men

開催日程
毎週木曜 19時~
(初回:9月25日)

会場
国際基督教大学 ジェンダー研究センター(ERB-1 301)

書籍情報
The Sexuality of Migration: Border Crossings and Mexican Immigrant Men
  編:Lionel Cantu, Nancy A. Naples, et al
出版社:NYU Press
出版年:2009年

"The Sexuality of Migration"は、米国に移住した、メキシコ出身のMSM(Men who have sex with men)の経験をもとに、セクシュアリティと移住を結びつけて考察する論文集です。セクシュアル・マイノリティの難民申請から、メキシコのゲイ観光まで幅広い話題があるので、参加者の興味に応じて読む章を選びます。ゆっくり読み進めていくので、英語が不得意、論文が苦手という方も楽しめると思います。是非ご参加下さい!

担当者
吉田 匡(ICU学部生)



クィア文献購読 「ジェンダー・トラブル」他

開催日程
毎週金曜 19時~
(初回:9月26日)

会場
国際基督教大学 ジェンダー研究センター(ERB-1 301)

まず『ジェンダー・トラブル―フェミニズムとアイデンティティの攪乱』(【著】ジュディス・バトラー 【訳】竹村和子(青土社、1999年))を数章読み、ジェンダー・セクシュアリティ論の基礎文献をいくつか読みます。どの文献を読むかはリストの中から皆さんと決めたいと思います。読もうとは思っていたけどなかなか一人では難しいなと感じていた方、まだあまり詳しくないけどジェンダーに興味があるという方でも、歓迎です! 難解な本なので、ゆっくり優しく読もうと思っています。参加お待ちしております!

担当者
松田 英亮(ICU学部生)


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【日時】
2014年9月18日(木)、19日(金) 12:40-15:00

【会場】
ジェンダー研究センター
第一教育研究棟(ERB-I) 301
※入場無料、予約不要、入退場自由
※ランチの持ち込みも自由です


 CGS(ジェンダー研究センター)はジェンダー・セクシュアリティー研究に関心がある全ての人たちに開かれたコミュニケーションスペースです。今学期も新入生を含む学内の皆さんに私たちを知っていただく機会として、ティーパーティーを開催します。
 pGSS (ジェンダー・セクシュアリティ研究メジャー)についての質問や、登録・履修に関する相談もできますよ。
 所員、院生、学生スタッフ一同、お茶とお菓子を用意してお待ちしております。
 予約不要! ふらっとお立ち寄りください。


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CGSニューズレター 017号が完成しました。
CGSなどでペーパー版を配布しているほか、以下のURLより、pdf版がダウンロードできます。是非ご覧下さい。
なおペーパー版・pdf版に収録されている記事は、要約の場合があります。記事全文は、以下の目次から各記事のエントリーをご覧下さい。

CGSニューズレター 017号をダウンロード(PDF,1MB)

CGSニューズレター 017号目次
(各記事のエントリーにリンクしています。クリックしてご覧ください。)


CGSセンター長:生駒夏美
【CGS Newsletter017掲載記事】

 今年、CGSは創立10周年を迎えました。これまでの10年は、CGSの創始者である田中かず子先生の強力な引力のもと、センターを誰もが安心できる居場所として確立させるべく、また、ジェンダー・セクシュアリティ研究を軌道に乗せるべく、関係者一同で実に様々な活動をしてきました。国際ワークショップや講演会の開催、ジェンダー・セクシュアリティ研究メジャーの運営や、研究者の育成、学内外とのネットワークを構築する活動として「多摩ジェンダー教育ネットワーク」への協力を行うのに並行して、ジャーナルやニューズレターを通しての研究成果や情報の発信、学内での人権イシューやLGBT学生支援の活動、子育て支援にむけての運動、ジェンダー・セクシュアリティ特別相談窓口の開設など、いくつも同時進行的に行なってきました。センターがこのように活動してこられたのは、ひとえにCGSに関わってくださった皆様のご支援のお蔭です。心より感謝申し上げます。

 10周年を迎えた2014年春には、折しも田中先生が定年退職されたわけですが、これからの10年を考えたとき、私たちはこれらの活動を可能な限り継続しつつも、創立当初と比較しての予算規模の縮小や、人的リソースの減少などの現実もまた、考慮する必然性に迫られています。マッチョな働き方を問い直し、スタッフや所員が燃え尽きてしまわないように、持続可能なセンター運営と効果を両立させるために何ができるか、手探りしながら進んで行きたいと思っています。そのためには数多い課題の中から焦点を絞っていく必要があると考えています。具体的には学内におけるジェンダー・セクシュアリティ問題に焦点を当てた支援と発信を大切にし、同時に大学教育/制度におけるジェンダー・セクシュアリティの問題を中心テーマのひとつに据えていこうと思います。今年11月には10周年記念のシンポジウムを開催しますが、そこでも私たちのすぐ近くにある国際問題、またキャンパスにおける国際問題を取り上げ、他者の問題ではなく自己の問題として、ジェンダー・セクシュアリティ問題を考える機会を設ける予定です。

 昨今、他の大学からLGBT学生支援について、CGSにお問い合わせいただく件数が飛躍的に増加しております。日頃CGSスタッフがイニシアチブを持って取り組んできた活動の成果を大変喜ばしく思うと共に、他大学においてもジェンダー・セクシュアリティ・センシティブなあり方の必要性を感じる人々が増加してきたことを嬉しく感じています。しかし、まだまだ大学での課題も山積みしていますし、大学以前の教育制度における問題や、大学の外の社会における男性中心性、男女二元論、異性愛規範など、大きな問題が依然としてあります。そんな中、「誰もが安心できる居場所」を守り育てていくことはセンターとして最重要課題と感じています。今後もスタッフ、学生・院生、所員と共にそのために活動していく所存ですので、どうぞよろしくお願い致します。