なぜ非異性愛者ばかりが「名乗り」を強要されるのか。
ニュースコンテンツサイト「デルタG」のライター・
運営スタッフであるミヤマアキラさんと、
フェミニズム研究をご専門とし、セクシュアリティ
を主な関心領域とされる大学教員の飯野由里子さんが
対談形式での講演を行います。
「名乗り」としてのカミングアウトや、一方的な「名付け」や人格への
還元など、「名付け」をめぐる政治性についてお話いただきます。
ぜひお誘い合わせの上、ふるってご参加ください(予約は不要です)。
■講演タイトル:「〈名付け〉をめぐるポリティクス」
(「ジェンダー研究へのアプローチ」2009年度公開講座)
■日時:5月20日(水) 15:40〜19:00
■場所:国際基督教大学 本館3階 303教室
■講師:ミヤマアキラさん
飯野由里子さん
■言語:日本語(ディスカッション、質疑応答あり)
■講演概要:
「異性愛」が「デフォルト」な世界(異性愛中心主義社会)において、
性的マイノリティはその存在主張のため、つねに「非異性愛」として
「名乗る」ことが要請される。
圧倒的に非対称な権力関係の下、自らを「非異性愛」として名付けたり
名乗ったりすることはとりわけ切迫した問題であり、ポリティカルな
意味を持ちうるが、同時に「名乗り/名付け」が含み持ってしまう問題や
暴力性もまた存在する。もう「非異性愛」という名乗りは必要ないの
だろうか。あるいはどのような形の名乗りが有効なのだろうか。
具体的なお話を織り交ぜながら、「名乗り/名付け」の問題をめぐって
ご講演いただきます。
■講師プロフィール
◆ミヤマアキラさん:
ニューコンテンツサイト「デルタG」のライター、および運営スタッフ。
ルンペンのふりをしたリサーチャー、あるいはリサーチャーのふりをした
ルンペン。
◆飯野由里子さん:
大学教員。専門はフェミニズム研究。主な関心領域はセクシュアリティ。
■主催:国際基督教大学ジェンダー研究センター
住所:東京都三鷹市大沢3-10-2 ERB-301
電話:0422-33-3448
以上。 転送歓迎です!