語学科:日比谷潤子【CGS News Letter001掲載】
「ジェンダー」は学問の今日的発展にとって重要な概念、分析の枠組であると認識されています。人文科学や社会科学やもとより、自然科学においても、新たな学問的理解の開拓には「ジェンダー」の視点からの考察が不可欠です。ICUではこれまでにも、ジェンダー関連のコースが複数開講されてきましたが、2005年度からのスタートに向けて現在準備を進めている「ジェンダー研究プログラム」では、複数の科目を有機的に関係づけ、一貫性と継続性のあるカリキュラムを提供することによって、ジェンダー・セクシュアリティについて学際的に学びたい学生の要望に応えることを目指します。
現時点でのカリキュラムの試案では、基礎科目18単位(内、所属学科から9単位以上)、専攻科目30単位(内、コア科目9単位、関連科目21単位)、選択科目26単位、卒業論文9単位から構成される予定です。また一般教育科目の中にもジェンダー関連の科目を充実させたいと考えています。
なお、この「ジェンダー研究プログラム」に関する正式な決定・発表は2004年度秋学期を予定しています。興味のある学生は随時情報を確認し、慎重に対応してください。質問があればCGS PGSS準備部までお問い合わせ下さい。