2015年12月アーカイブ

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講演会
デートDVって、知ってる? --学生発信型啓発活動の在り方を考える

日時
2015.12.17 Thu 13:15-15:00

講師
兵藤智佳
 早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC) 准教授
湯山秀平
早稲田大学 学部学生

場所
国際基督教大学 本館 213号室

入場無料・予約不要

「○○に気をつけよう!」
「○○はあなたにとっても他人事ではありません」
 など、さまざまなキャッチフレーズで目にする機会の多い啓発活動。それでも、いざ自分が当事者になったとしても、言い出せなかったり、そもそも気づくことができなかったりすることも、少なくありません。
 今回の講演会では、早稲田大学の授業内で学生が行った、男性のDV被害に関するアクションリサーチの事例に、デートDV(交際相手からのさまざな暴力)に関する啓発活動の在り方を見ていきます。
 デートDVについても学びながら、学生が起こせるアクションについて、一緒に考えてみませんか?


CONTACT/主催
国際基督教大学ジェンダー研究センター


文責:CGS事務局 加藤悠二

 一部報道で「ICU LGBT配慮の学生寮 性別不問のフロア初設置」というニュースが報じられました。2015年はジェンダー・セクシュアリティにまつわる言葉のなかでも、とりわけ「LGBT」という言葉を見聞きする機会が多く、そうした流れのなかで、本学の取り組みも大きく報道して頂けることになった、いわば時流としての側面は大きいものと思われます。

 しかしながら、ICUの新学生寮の運営方針に関する今回の決定は「これまでの学生が積み重ねてこられたカミングアウトや、学生同士のサポートの蓄積の上に成り立ったものでもある」ということは、重ねて強調しておきたい点です。
 ICU LGBITサークルSumposionは、2007年に学生生活全般に関する要望書を、2009年には新寮(現 欅寮・銀杏寮・樫寮の三寮)建設に建関する質問書を提出しています。書面提出に際しては、学務副学長や学生部長と直接面談する機会も設けられたとのことです。大学行政に対しての学生からのカミングアウトを伴う交渉の結果、2010年に開寮された三寮では、個別のシャワーブースが導入されることになりました。
 また、CGSでは2013年、「入寮中は周囲との関係もありカミングアウトできなかったが、退寮した今ならできるし、カミングアウトをしたうえで大学側と話をしたい」という学生をサポートし、学生グループ・ハウジングオフィスとの面談機会を設けました。その面談の結果、グローバルハウスのチューターおよび各新寮のCA(Community Assistant:新寮におけるチューター的立場の学生)の連絡会で、CGSスタッフがファシリテーションを行う勉強会が実施できるようになりました。その勉強会では、チューターやCAをつとめる学生が、常に・既に、ジェンダー・セクシュアリティの面でも多様なサポートを行ってきていることをご共有頂いています。

「性別不問のフロア」は、「上述の経緯が議論に寄与した点」「"自身の性自認や性的指向"と"大学寮側のオファー"のミスマッチから入居できなかった学生の入寮可能性が増える点」において、LGBTへの配慮が含まれるものであることは確かです。しかしこのフロアはもちろん、非LGBTの学生に対しても、「女性・男性に二分された寮の運営体制に居心地の悪さを感じるから」「性別不問での共同生活にチャレンジしたいから」「なんとなく」など、理由を問わず、門戸が開かれるべきものです。
 また、「"教育寮としての大学寮"において、"互いの多様性を認め、尊重し合える寮/寮生活"の在り方を、いま一度考え直す契機とする」という面においては、このフロアは、LGBT・非LGBTを問わず、全てのICU構成員に再考を促すものでもあると考えられます。

 この件にご関心をお持ちの方は、下記URLもご参照ください。

◎CGS Online
【CGS Newsletter009掲載記事】「多様性」は意識から:シンポシオン要望書提出
http://web.icu.ac.jp/cgs/2008/04/post_6.html

【2015.10.21.改訂】LGBT学生生活ガイド in ICU:トランスジェンダー/ GID編
http://web.icu.ac.jp/cgs/2015/10/1510lgbtguide_tstg.html

トランスジェンダー学生対応の10年間とこれから【全文PDF】
http://web.icu.ac.jp/cgs/2014/09/nl017_06.html

Sumposion
『「クィア」という経験 vol.2』全文公開!!(2007/11/06(火))
http://lgbit.blog6.fc2.com/blog-entry-88.html

続・新寮建設 (2009/06/12(金))
http://lgbit.blog6.fc2.com/blog-entry-94.html

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日時:
2015年12月16日(水)18:00-20:30

入場無料、予約の必要はありません(茶菓代の寄付、お菓子の持ちよりは歓迎です)。
途中からの参加、退室も自由です。

場所:
ジェンダー研究センター
 第一教育研究棟(ERB-1) 301
 本館のとなり、図書館の正面にある建物。
 窓にレインボーフラッグが飾られた、3階の角部屋です。

トークテーマ
せっくす! セックス!! SEX!!!

セックスについての話をするのが苦手なひとも、そうでないひとも。
セックスをしたことがないひとも、したことがあるひとも、する予定のないひとも。
みんなでふわっとセックスについて、語ってみませんか?

 みんなでふわっと、おしゃべりしよう。

「同性が好きかもしれない」
「男女両方が好きかもしれない」
「自分は恋愛とか興味がない」
「いまの身体は女性だけど、男性として見られたい」
「いまの身体は男性だけど、女性として見られたい」
「性別で自分のことを決めつけられたくない」
「自分の性の在り方をひとつに決めつけたくない」
 ...または、これらには当てはまらないけど、気になること、話してみたいことがある。そんなジェンダーやセクシュアリティのこと、みんなでふわっとおしゃべりしてみませんか?
 お菓子や飲み物を用意して、みなさんの参加をお待ちしています。

(第28回ふわカフェ世話人:Lindsay Morrison/加藤悠二)

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トークセッション
「We ARE Here ―日本でHIV/エイズ支援に関わる、ということ」

日時
2015.12.11 fri 18:30-20:00 (開場 18:20)

出演
生島嗣(NPO法人ぷれいす東京代表)
高田良実(国際基督教大学相談員)

場所
国際基督教大学 ERB-1 347

入場無料・予約不要

1990年代初期から日本のコミュニティでHIV・エイズに関わる予防啓発活動や支援活動を続けてきたお二方を招き、これまでとこれからを語り合います。

Tokyo AIDS Weeks 2015は、第29回日本エイズ学会学術集会・総会(11/30〜12/1)と、世界エイズデー(12/1)に連動してはじまったイベント期間です。市民のエイズへの関心を高めて感染拡大の抑止を図るとともに、HIV陽性者およびHIV/エイズに対する偏見・差別を解消し、感染した人々も安心して暮らせる社会の実現を目指します。この機会に、あなたのイメージをアップデートしてください。


CONTACT/主催
国際基督教大学ジェンダー研究センター

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