【終了】「キリスト教と性的マイノリティ」講演会開催のお知らせ

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3月16日・17日、「キリスト教とマイノリティ」をテーマに講演会を行います。講師としてお迎えするのは、自らレズビアンをカミングアウトされ、キリスト教と性的マイノリティの問題に深く関わってこられた日本基督教団牧師、堀江有里氏です。

 「基督教」を冠する大学の中で、もっとキリスト教について、そしてすぐ隣にいるはずの性的マイノリティについて、共に考え、理解を深め合うためのきっかけになってほしいとの願いから、このたびの講演会が企画されました。どちらさまもふるってご参加ください。

「キリスト教と性的マイノリティ」
講師:堀江有里

(日本基督教団牧師/信仰とセクシュアリティを考えるキリスト者の会代表)
共催:ICU COE・国際基督教大学ジェンダー研究センター(CGS)・シンポシオン(性的マイノリティICU学生団体)

●講演1:
「キリスト教と性的マイノリティ:現状と課題~日本基督教団を事例として」
日時:2006年3月16日(木)14時~17時

場所:国際基督教大学 教育研究棟(ERB )347号室
言語:日本語

●講演2:
「神学的解釈と性的マイノリティ:『レズビアン』という生き方」
日時:2006年3月17日(金)15時~18時

場所:国際基督教大学 教育研究棟(ERB )347号室
言語:日本語

<ご紹介>
 キリスト教会の中で、性的マイノリティ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、インターセクシュアル、トランスジェンダー)は必ずしも、平等に扱われてきたとは言えません。聖書の記述などをもとに、ネガティブなイメージを与えられてきたことは、容易に想像できると思います。
 日本基督教団においては、1998年、同性愛者が牧師になるための試験を受けることに対して否定的な見解が述べられ、混乱が引き起こされたことが知られています。本講演1では、日本基督教団内での性的マイノリティをめぐる現状が報告されます。教団の牧師として、一連の反同性愛嫌悪の運動に深く関わってきた堀江有里氏が、2006年現在における状況を報告します。
 続く講演2では、宗教としてのキリスト教が、性的マイノリティの存在をどのように解釈してきたかに焦点が当てられます。性的マイノリティたちが直面する危機的状況の背景には、どのようなキリスト教の思想が流れているのでしょうか?それはすでに読みかえることもできないほど、決定的なものなのでしょうか? ここでは「レズビアン」の視点から、堀江氏がキリスト教と同性愛者をめぐる議論について語ります。

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