国際基督教大学ワンデー・レクチャーシリーズ
「HIV/エイズに見る日本・アジア -越境するセクシュアリティ-」
主催:国際基督教大学 ジェンダー研究センター
協力:Living Together計画
スケジュール
開催日:2011年10月10日(月・祝)
入場無料、予約不要、同時通訳あり with Simultaneous Interpretation(Enlgish)
会場:国際基督教大学 東ヶ崎潔記念ダイアログハウス 2階
国際会議室(セッション)、中会議室(レセプション)
10:00-11:20 セッション1
「HIV/エイズとアジア情勢:当事者の視点から」HIV/AIDS in Asia
講師:羽鳥 潤 HATORI Jun
日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス(JaNP+)国際部門
アジア・太平洋地域HIV陽性者ネットワーク(APN+)日本代表
11:30-12:40 セッション2
「HIV陽性者と向き合う:医療・支援の現場から」Field Report from Medical Circle
講師:沢田貴志 SAWADA Takashi
(認定)特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会 副代表理事
港町診療所 医師
12:40-13:40 ランチタイム・レセプション
「Living Together in ICU」
手記朗読:川目漱一郎(ICU学部生、横浜cruiseネットワーク)、磯部仁沙(ICU学部生)
ライブ:サトウリュースケ
13:50-15:00 セッション3
「日本・アジアにおけるMSMの現状」MSMs in Japan/Asia
講師:市川誠一 ICHIKAWA Seiichi
名古屋市立大学 看護学部 看護学科 教授
厚生労働省エイズ対策研究事業「MSMのHIV感染対策の企画、実施、評価の体制整備に関する研究」研究代表者
セッションのタイトルは仮のものであり、変更の可能性があります(2011年9月1日現在)
イベントは終了しました。ご参加ありがとうございました。
国際基督教大学ジェンダー研究センター(CGS)は、「HIV/エイズに見る日本・アジア-越境するセクシュアリティ-」と題するワンデー・レクチャーシリーズを開催致します。本レクチャーシリーズは、HIV/エイズと「我々」について考える試みの一環であり、2011年2月に行われた、日本国内におけるHIV/エイズの状況にフォーカスしたセミナー(「HIV/エイズを考える −病の他者化への抵抗−」)に引き続く、第2弾のイベントとして位置付けられています。先のセミナーでは、「日本社会においてHIV/エイズはどのように扱われているのか」「HIV陽性者にとって日本はどのような社会なのか」などの問いを中心に、HIV/エイズという「病」の日本社会における扱われ方を、当事者の視点を重視しながら再考しました。
本レクチャーシリーズでは、アジアにおけるHIV/エイズの状況を把握するとともに、医療・支援という切り口から、HIV/エイズの日本社会における扱われ方を再考していきます。また、国境を越えた人の移動の増加や、パターンの多様化を踏まえ、「アジアにおける日本」、そして「日本の中のアジア」に注目します。HIV/エイズ医療を媒介にして見えてくるアジアの在り方、そして日本におけるアジアとは何なのか。今後ますます必要とされる「他者」との関わり方を模索しつつ、HIV/エイズを見つめていきます。
また、ランチタイム・レセプションでは、「Living Together in ICU」を開催します。多様性を伴った視点から、「全ての人がHIVとともに生きている」というリアリティーを共有するためのプロジェクト「Living Together 計画」の手法を用いたイベントです。HIV陽性者やその周囲の方々の書いた手記のリーディングと、ミュージシャンによるライブをお楽しみください。