2011年度冬学期の開催が決定しました。
冬学期は4つの読書会が行われます。みなさまお誘いあわせの上、お気軽にご参加ください。
初回に参加できない方の途中参加も大歓迎です、詳細ご希望の方は担当スタッフ・井芹(p001091e@nt.icu.ac.jp)までご連絡ください。
【1】隔週火曜ランチタイム(初回:12月13日 12:40-)
『ポストコロニアリズムとジェンダー』
[著]菊地夏野(青弓社、2010年)
占領期沖縄の売買春と日本軍「慰安婦」問題を具体的な素材にして売買春と女性の主体性について精緻に分析し、
植民地主義とジェンダー・セクシュアリティの関係性を浮かび上がらせる。沈黙と分断を超えるためのポストコロニアル・フェミニズム研究。
隔週でゆっくりと読んでいきたいと思いますので、お気軽にご参加ください。
また、本は各自で入手していただくよう、よろしくお願いいたします。
担当者:堀真悟(早稲田大学大学院)
【2】水曜ランチタイム(初回:12月14日 12:40-)
『Impersonations: The Performance of Gender in Shakespeare's England』
[著]Stephen Orgel(Cambridge University Press, 1996)
「なぜイングランドは、シェイクスピアが活躍した近代初期において、ヨーロッパで唯一男性俳優のみの劇場文化を保持していたのか?」
この疑問を解明すべく、著者はルネサンス時代の演劇作品のみならず、当時の医学書、パンフレット、法廷記録、
肖像画などの資料を用いて、性のパフォーマンスの視点から、近世イングランドの演劇と社会におけるジェンダー構築と主体形成の揺らぎを論じます。
ジェンダー・セクシュアリティ研究に関心のある方はもちろん、中・近世のイギリス文学、イギリス史に関心のある方も歓迎します。
*日本語訳『性を装う―シェイクスピア・異性装・ジェンダー』岩崎宗治・橋本恵訳(名古屋大学出版会、1999年)での参加も可能です。
担当者:菅野磨美(慶應義塾大学大学院)
【3】火曜19:10-(初回:12月13日 19:10-)
『サバルタンは語ることができるか』/他
[著]G.C.スピヴァク
[訳]上村忠男(みすず書房、1998)/他
ポストコロニアル、フェミニズム批評で有名な、G.C.スピヴァックの『サバルタンは語ることができるか』をまず読んでいきます。
その後、数多くあるスピヴァックの著作の中からいくつかをピックアップして、毎週少しずつ読んでいきます。
読んでいく文章は参加者のみなさんと一緒に選んでいきたいと思いますので、ご関心のある方、ご参加お待ちしております。
担当者:上田真央(国際基督教大学大学院)
【4】日程未定(春学期からの継続)
『情熱としての愛―親密さのコード化』
[著]ニコラス・ルーマン
[訳]佐藤勉・村中知子(木鐸社、2005)
春・秋学期に引き続き『情熱としての愛』を読みます。
参加希望の方は、川口遼(sd101007@g.hit-u.ac.jp)までご連絡ください。
担当者:川口遼(一橋大学大学院)平森大規(ICU学部生)
開催場所:国際基督教大学ジェンダー研究センター(ERB301)
問い合わせ先:0422-33-3448
読書会についてのお問い合わせは、担当スタッフ(井芹)までお気軽にどうぞ!
皆様のご参加を心よりお待ちしております。