2012年度春学期読書会のおしらせ


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ジェンダー研究研究センターでは毎学期、学部生や大学院生が主催となった読書会を開催しています。2012年度春学期も、3つの読書会が行われます。みなさまお誘いあわせの上、お気軽にご参加ください。

【1】月曜 夜 19:10〜 (初回:5月7日)
Desire and Pleasure in Seventeenth-Century Music
【著】Susan McClary (University of California Press, 2012)
音楽が扱うものはなにか。"欲望と快楽のステイト"だと著者は応答します。本書は17世紀ヨーロッパにおいて、作曲家による音楽的慣習の引用と逸脱、および技法上の革新を通じて操作された音響が、どのようにの自己と時間性における近代国家的経験をつくりだし、またいかに演奏家と聴衆がそれに応じたのかについて、"音楽と欲望"を切り口に読み解きます。分析対象は当時のオペラ・宗教音楽・器楽音楽、舞曲といった作品が主ですが、音楽理論やフェミニズム/クィアスタディーズはもちろん、歴史学や表象分析に興味のある方にとっても刺激的な論考です。

担当者:小河原 峻(国際基督教大学学部生)


【2】水曜 ランチ 12:50〜 (初回:5月9日)
キャンパス・セクシュアル・ハラスメント対応ガイド ―あなたにできること、あなたがすべきこと
【著】沼崎一郎(嵯峨野書院、2005年)
セクハラ研修用ブックレットに最適! キーワード解説13本で、セクハラの基本知識バッチリ。役立つ豆知識が盛り込まれています。
ハラスメントをしない/させないために、何が求められるのか、一緒に読みながら考えてみましょう。

担当者:堀 真悟(早稲田大学大学院)


【3】木曜 夜 19:10〜 (初回:5月10日)
同性愛と異性愛
【著】風間孝・河口和也(岩波書店、2010)
日本は同性愛者に寛容というのは本当だろうか。なぜ「見えない」存在なのか。エイズ・パニックや「青年の家」利用拒絶事件、ある殺人事件などを題材にしながら、異性愛社会に染み付いたホモフォビア(同性愛嫌悪)の諸相を描き出す。
初回から、第1章をさっそく読んでいきたいと思います。新書なので、入学したばかりの方もお気軽にご参加ください。参加希望の方は、CGSに来ていただくか、mhikari.cgs[アットマーク]gmail.comにご連絡ください。皆様のご参加をお待ちしています。

担当者:杢田 光(一橋大学大学院)


開催場所:国際基督教大学ジェンダー研究センター(ERB-301)

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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