2014年もやります、みたかジェンダー・セクシュアリティ映画祭!
ジェンダー・セクシュアリティをテーマに、三鷹のコミュニティから世界へ向けて発信する映画祭です。
日程:2014年2月1日(土)
場所:国際基督教大学 ダイアログハウス2F 国際基督教大学
参加費無料、予約不要
上映作品(1)
ノイズが言うには
日本/2010年/38分/日本語/英語字幕 監督:小田香
上映時間 13:00-14:30
作品上映 13:00-13:40
トークショー 13:45-14:45
カッチ23歳、夏休み帰省中に性的少数者であることを両親に告白するが、拒絶され、その告白は無かったことになりつつあった。両親に対して理解の期待と少しの復讐心をもって、告白の映画を家族出演で作ることを決める。ドキュメンタリーとフィクションの間に揺れるリアルとドラマが、出演者をどこに導くのか。
上映後、監督の小田香さんトークショーを開催。
小田香監督・プロフィール
1987年大阪生まれ。2011年にホリンズ大学映画学科を修了。現在ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエヴォ科学技術大学で、タル・ベーラ監督率いるfilm.factoryにて映画制作に従事。
トークショー司会:加藤悠二(ジェンダー研究センター 事務局長)
上映作品(2)
レッドマリア それでも女は生きていく
韓国/2011年/98分/日本語 監督:キョンスン
上映時間 15:15-18:00
作品上映 15:15-16:55
トークショー 17:00-18:00
韓国、日本、フィリピンの社会の片隅で、自らの体を張って生きていく女性たちにスポットを当てたドキュメンタリー。フィリピンの元慰安婦やセックスワーカーの少女、韓国の移住労働者や非正規労働者、東京でホームレスとして生きることを選択した女性など、グローバル化や高度資本主義の中で社会の辺境に追いやられながらも、それぞれの場所でたくましく生き抜こうとする女性たちの姿を見つめていく。
上映後、出演者のいちむらみさこさんトークショーを開催。
キョンスン監督・プロフィール
ドキュメンタリー映画監督。1999年フィルム制作会社「レッドスノーマン」設立。『ダンディライアン』(99)、『パトリオットゲーム』(01)などマイノリティの視点を大切にした作品が高い評価を受けている。3年の年月をかけて制作された『ショッキング・ファミリー』(06)では、韓国社会の中で揺れ動く家族の在り方と、自立を求めて新しい価値観に挑戦する女たちの生き方を、自分の家族を素材に作品化した。済州島で海軍基地建設をめぐって揺れ動くカンジョン村を8人の監督の1人として記録したオムニバス・ドキュメンタリー『Jam Docuカンジョン』(11)にも参加。「キョンスン」は、苗字を使わない運動として名前のみで活動している。
いちむらみさこさん・プロフィール
アーティスト。2003年から公園で暮らし、物々交換カフェ・エノアールや「絵を描く会」「女性のためのティーパーティー」を開催。ホームレス女性が作る布ナプキンのブランド「ノラ」、野宿者排除や襲撃、放火に遭った路上で食卓を囲む「246キッチン」も立ち上げている。フェミニズムや資本主義、ジェントリフィケーションをテーマとした作品を国内外で多数制作・発表している。
トークショー司会:堀 真悟(ジェンダー研究センター 研究所助手)