かく乱するイメージ、その光と影―フェミニズム、クィア理論、視覚芸術批評の「視線」から

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ジェンダー研究センター YoRAP2014 公開研究報告会
かく乱するイメージ、その光と影
―フェミニズム、クィア理論、視覚芸術批評の「視線」から

日時
2014年3月8日(土)13:30~16:30
開場13:00、途中休憩あり

場所:
国際基督教大学 東ヶ崎潔記念ダイアログハウス2F 国際会議室
※JR中央線「武蔵境」駅南口より、小田急バス「(境93)国際基督教大学」行き終点下車
(上記バス路線は全てノンステップバスにて運行されています。)
※ユニバーサルトイレ(おむつ交換台有)は同建物1F・正面入口から入り左手奥にあります。

言語:
日本語(同時通訳なし)

参加費:
無料(予約不要)


報告者:
大野 玲 (立正大学講師、日本美術史)
「《桜狩遊楽図屏風》~かぶき女が出会うとき~:描かれた<性>と<視線>」

井芹 真紀子 (サセックス大学大学院博士後期課程/東京大学大学院博士後期課程、フェミニズム・クィア理論)
「〈カワイイ〉をクィアする:きゃりーぱみゅぱみゅとフレキシブルな身体」

コメンテーター:
北原 恵 (大阪大学大学院 文学研究科)

総合司会:
清水 晶子 (東京大学大学院 総合文化研究科)

コーディネーター:
佐々木 裕子 (国際基督教大学ジェンダー研究センター 助手、東京大学大学院 総合文化研究科 修士課程)


 異性装、クロスドレッシング、ドラァグなど、性の境界の横断を行い、それを強調し、あるいは嘲笑するイメージは、規範的な性の制度への抵抗として、 かく乱を巻き起こすものとして、重要な戦略であり続けてきました。
 しかしながらいまや同時に、「その抵抗の戦略が同時にどのような排除や搾取の枠組と(再び)共謀してしまうか」という問いを発し、考察を深めていくことは、急務であると言えます。
 慣習的な性の規範から逸脱し、それゆえに黙殺されてきたイメージを再-発見し「光」を当てること―
 同時に、非規範性の称揚の「影」で引き起こされる危機に対して、批判的な視線を投げかけること―
 本報告会では、人文系の視覚芸術研究と、ジェンダー・セクシュアリティ研究、そして、フェミニズム、クィア理論の見地から、この問題について報告・検討を行います。
 ご興味、ご関心のある皆様、どうぞご来場をお待ちしております。

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