01. CGSから: 2007年4月アーカイブ

 今学期もジェンダー研究センターでは、3つの読書会を開催します。各読書会とも19時10分から開始します。場所はジェンダー研究センター(ERB-I 301)です。

 特に今回は、初心者向けの読書会も開催します。新入生やジェンダー研究にはじめてふれるという方にぜひ、参加していただきたいです。ジェンダーやセクシュアリティに関する専門知識は一切、いりません!基礎の基礎から学びますのでどうぞ気軽に参加して下さい。

 PGSSでは、必修の一般教養科目(General Education =GE)はありません。ただし、以下のコース群は、履修を推奨する科目として、カリキュラムにリストアップされています。

 PGSSを履修する学生は、合計で18単位の基礎科目(Foundation Program)を履修する必要があります。その際、9単位は自分が所属していた学科の基礎科目から履修します。残りの9単位は、全学科の全基礎科目から、自由に選ぶことができます。なお、以下に挙げる科目は、PGSSの基礎科目としてオファーされているものです。履修することを強くお薦めします。

 PGSSを履修する学生は、30単位の専門科目(Area Major Courses)を履修する必要があります。そのうち15単位については、以下にリストされた関連科目(Related Courses)から履修することが推奨されています。学生は各自の関心分野に応じて、自分がもとに所属していた学科の枠にとらわれず、必要と思われるコースを履修してください。
 また、以下にリストアップされていない科目についても、自分の研究に必要な科目であれば、関連科目として単位を計上することができます。ただしその際には、プログラム・コーディネーターの許可が必要です。登録をする前に、プログラム・コーディネーターと面談をするようにしてください。

ICU学部:海老本舞【CGS NewsLetter 007掲載】

「あれってDVだったんだ…」
 講演直後に客席の中から自分の過去を振り返る声が聞かれた。10月19日、第9回人権セミナー『デートDV―お互いを尊重した恋愛を考える』が、DVサポートグループ「レジリエンス」より中島幸子氏と西山さつき氏を招いて行われた。満員になった教室が、デートDVという聞きなれない言葉への学生の関心の高さを伺わせる中、講師自らの体験に基づく講演は静かながらも聴く者一人ひとりに迫る内容であった。デートDVとは、夫婦間以外のパートナーシップにおける精神的・身体的及び性的暴力のことを指すが、講演自体はデートDVに限らずDV全体の仕組み、影響、原因といった背景的な説明から、相談された場合の対応、またパートナーから離れられない理由を考察した上での回復の道のりなどといった実際的な知識まで多岐に渡った。DV自体の紹介に留まらずに、相談された側の注意すべき点やサポートグループへのアクセスが紹介されていたことによって、聴く者がDVの認識だけでなく当事者及びその周囲の人が具体的な行動をとることが出来る様に構成されていた。更に講師二人がそれぞれに「婚姻外の関係における身体的暴力」の経験と「婚姻内における精神的暴力」の経験を語ることにより、DVは婚姻内だけ・身体的暴力だけといった偏見を払拭する効果があった。

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