02. CGSのイベント: 2004年4月アーカイブ

ICU在学生:デイヴィッド・ジェフリース【CGS News Letter001掲載】

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アメリカ・マサチューセッツ州ウェルズリー大学教授でありフェミニスト政治学者であるキャサリン・ムーンさんが2003年12月18日、ICUにてジェンダーとナショナリズムの関係について講演を行った。私は講演の中で見た、韓国の米軍基地周辺の売春問題に関するドキュメンタリーに大きな衝撃を受けた。軍隊という構造的な抑圧が、地域社会の内部に結束のみならずどのように分断をもたらすのか。男であり、アフリカ系アメリカ人である私の立場はこの問題とどう関連づけられるのか。日本という外国で暮らしている自分は社会にどのような変化を与えることが出来るのか。私はこれからも「個人的なこと」を「政治的なこと」として考えていきたい。

ICU在学生:川坂和義【CGS News Letter001掲載】

 2003年12月19日に世界人権デー記念の人権セミナーの講師としてICUに上川あやさんがいらっしゃいました。上川さんはトランスジェンダーであることを自らカミングアウトして世田谷区議選に出馬し、当選なさった方です。トランスジェンダーとは、「心の性と体の性の食い違いに苦しむ状態」のことでWHO(世界保健機構)の分類にもある疾患名です。

社会科学科: 大石奈々・国際関係学科: 田中かず子【CGS News Letter001掲載】

 ICUのCOEプロジェクトが掲げる「平和、安全、共生」という三つの概念は、互いに深く関連していますが、私たちはこれらを統合しうる「人間の安全保障」*という概念に注目し、「人間の安全保障とジェンダーに関する「知」の創造:アジアの視点から」をCGSのプロジェクトのコンセプトとします。

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