03. アジアから: 2004年11月アーカイブ

ICUアジア文化研究所 : カマヤニ・シン【CGS News Letter002掲載】

 今日、あらゆる方面において近代化が進み、女性の果たす役割が高まっているにも関わらず、花嫁が花婿へ持参金や家財道具を贈るダウリーと呼ばれる慣習は、インド全域で一般化しており、その重要度がますます高まると共に費やされる金額の値も上昇している。花嫁の家族が所来の花婿の家族の両旧に見合う充分なダウリーを支度できない場合には、花嫁は花婿の家族から冷酷な扱いを受け、死に追いやられる事も多い。特に、インドのいくつかの地域、及び共同体においては、女児の誕生は招かれざるものであり、呪いとすらみなされる事もある。このような状況を引き起こした要因の一つしてダウリーはあげられる。ダウリー制度が女性の地位を下げる原因となっていることから、女性は全力をもってこの制度に抵抗すべきである。たとえ両親がより高い社会的地位をもつ男性を花婿にと追い求めていても、女性自身が身らからの地位を向上させなければならない。そうすれば、男性は「結婚してくれ」と懇願しながら、こちらへ駆け寄ってくるようになるだろう。

ICU在学生 : 中島聡
【CGS News Letter002掲載】

「軍隊に行って国に貢献しなければ男じゃない」昨年、韓国ソウルにある梨花女子大学に留学中、韓国人の友人の母親に言われた言葉だ。梨大(イデ)は、その名のとおり、女子大であるが、大学の交換留学プログラムを利用すれば男性も通うことができる。留学してから数ヶ月が経ち、韓国と日本では似た面が多くあると感じていときのことだった。たとえば、言語に関しても、語順は同じだし、「は」「が」「を」「も」などの助詞の使い方も同じである。しかし、男らしさの概念に関しては日本と韓国では大きく違うようだ。では、この男らしさの違いは、何からくるのか?

シリマン大学 : ポール・リッチ・J・ロマノ
【CGS News Letter002掲載】

 ゲイであることは、単に性同一性障害(GID)であることではありません。そうであると自分は信じています。ゲイであることは、自然、超自然の仮説の限度を超えています。ゲイであることは、選択されません。あなたがゲイであるような気がするときに、あなたはゲイであるということを知るのです。

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