03. アジアから: 2006年4月アーカイブ

マレーシア国民大学 : ラシーラ・ラムリー
【CGS News Letter005掲載】【ペーパー版と同一の文章を掲載】

2003年7月に設立されたジェンダーリサーチセンター(CGR)、マレー名Pusat Penyelidikan Gender(PRG)はマレーシア国立ケバングサン大学(UKM)社会人文科学科に所属する研究機関である。ジェンダー研究における国家および地域調査研究機関として、CGRはマレーシアおよび東南アジア全域に住む人々のQOL向上への貢献が見込まれる関係諸分野においての知識および経験の集積に寄与することが使命であり、UKM内外の研究者に分野横断的ネットワーク形成の場を提供することを目標としている。

ICU学部 : 金子活実
【CGS News Letter005掲載】【ペーパー版と同一の文章を掲載】

 2006年1月7日、お茶の水女子大学にて「アジア認識とジェンダー」研究会シンポジウム「東アジアの『戦後』60年:軍事化とセクシュアリティ」が開催された。北朝鮮を脅威としながらナショナリズムが台頭する東アジアの軍事化と、ジェンダー・セクシュアリティとの関連について、韓国、日本、中国の現状から興味深い報告があった。基調報告で講演した権仁淑さん(明知大学校、韓国)は「韓国の軍事化とマスキュリニティ」と題し、50年代から70年代における韓国で、経済的、軍事的に強い国家を構築するために、女性性と男性性がどのように規定されていったかを報告した。

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