02. CGSのイベント: 2007年4月アーカイブ

 今学期もジェンダー研究センターでは、3つの読書会を開催します。各読書会とも19時10分から開始します。場所はジェンダー研究センター(ERB-I 301)です。

 特に今回は、初心者向けの読書会も開催します。新入生やジェンダー研究にはじめてふれるという方にぜひ、参加していただきたいです。ジェンダーやセクシュアリティに関する専門知識は一切、いりません!基礎の基礎から学びますのでどうぞ気軽に参加して下さい。

ags2007_s.png ジェンダー・セクシュアリティ研究プログラム(PGSS)の基礎科目である「ジェンダー研究へのアプローチ」が、2007年度も春学期に開講されます。
 学内外から15名の研究者・実務家が、それぞれの専門分野におけるジェンダー・セクシュアリティ研究の可能性についてを講義する、オムニバス形式の授業です。全ての授業がオープンレクチャーであるため、履修していない学部生や、学外の方も自由に授業に参加できます。皆さまの参加を御待ちしております。

ICU大学院:平野遼【CGS NewsLetter 007掲載】

 まっとうに「働く」ために、今我々は何を知っておかなければならないのか。2006 年 9 月 29 日、女性ユニオン東京の伊藤みどり氏、藤井豊味氏を迎え、CGS /就職相談グループ /COE 共催による講演、「後悔しない就職、しませんか?-正規社員と非正規社員の現状と課題-」が開かれた。本講演は主に、正規雇用と非正規雇用の労働環境の現実をそれぞれ解説しながら、そのなかでどのような権利を労働者として行使でき、主張可能なのかという点を伝えるものだった。就職活動を控えた学生にもわかりやすいように、パワーポイントを用いたクイズ形式をとるなど、工夫も凝らされていた。日本では現在、非正規雇用は現在派遣社員、パート・アルバイト・契約社員・派遣社員等様々な就業形態がある。とりわけ、2004年の労働者派遣法の改定に伴い派遣社員は増加し、認知度が高まっている。

ICU学部:海老本舞【CGS NewsLetter 007掲載】

「あれってDVだったんだ…」
 講演直後に客席の中から自分の過去を振り返る声が聞かれた。10月19日、第9回人権セミナー『デートDV―お互いを尊重した恋愛を考える』が、DVサポートグループ「レジリエンス」より中島幸子氏と西山さつき氏を招いて行われた。満員になった教室が、デートDVという聞きなれない言葉への学生の関心の高さを伺わせる中、講師自らの体験に基づく講演は静かながらも聴く者一人ひとりに迫る内容であった。デートDVとは、夫婦間以外のパートナーシップにおける精神的・身体的及び性的暴力のことを指すが、講演自体はデートDVに限らずDV全体の仕組み、影響、原因といった背景的な説明から、相談された場合の対応、またパートナーから離れられない理由を考察した上での回復の道のりなどといった実際的な知識まで多岐に渡った。DV自体の紹介に留まらずに、相談された側の注意すべき点やサポートグループへのアクセスが紹介されていたことによって、聴く者がDVの認識だけでなく当事者及びその周囲の人が具体的な行動をとることが出来る様に構成されていた。更に講師二人がそれぞれに「婚姻外の関係における身体的暴力」の経験と「婚姻内における精神的暴力」の経験を語ることにより、DVは婚姻内だけ・身体的暴力だけといった偏見を払拭する効果があった。

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