02. CGSのイベント: 2010年10月アーカイブ

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国際基督教大学ジェンダー研究センター(CGS@ICU)では、この秋、CGS主催 国際ワークショップ「アジアでジェンダーを語る:
アジアにおけるジェンダー・セクシュアリティ教育」を開催します。
このワークショップでは、アジア諸国と日本からのゲストが、ジェンダー・セクシュアリティ教育にまつわる体験、発見、悩み、闘いをめぐる「対話」を展開します。
当日は、「宗教と教育」「草の根運動における教育」「大学教育」の3つのセッションで
①各国・地域の多様性と共通性
②ジェンダー・セクシュアリティ教育が持つ意味と可能性
③「アジア」というカテゴリー自体の有効性と限界
について、参加者が自由に語り合います。
9月にオープンした会議施設・ダイアログハウスで行われるこの新たな「対話」の試みへの、みなさまのご参加をお待ちしております。

イベントは終了しました。
当日配布資料(発表者プロフィール・発表内容概要)(クリックでダウンロードできます:PDF 1.4MB)

CGS センター長/ 国際基督教大学上級准教授: 加藤恵津子
【CGS Newsletter013掲載記事】【ペーパー版と同一の文章を掲載】

 Dialogues -対話。ジェンダー・セクシュアリティにまつわる体験、発見、悩み、闘いについては、どんなに語っても語り尽くすことはできません。特にこの分野に携わる教員や活動家は、自分そして社会の思い込みに日々気付き、それを何とか是正しようと、自分や他者に働きかけています。この広い意味での「教育」を、アジアという文脈で語り合うことで、教育、そしてアジアの可能性の豊かさを掘り起せないでしょうか?さらには「アジア」というカテゴリー自体の有効性と限界を、探ることはできないでしょうか。

 このような想いからCGS は、11月20日(土)から22日(月)の三日間にわたり、「アジアでジェンダーを語る-アジアにおけるジェンダー・セクシュアリティ教育」と題する国際ワークショップ(同時通訳付き)を開催します。


2010年度秋学期読書会の開催が決定しました。
皆さん、お気軽にご参加下さい。
なお、開催場所はERBI 301です。

<毎週月曜 19:10ー(初回9月20日)>
イヴ・セジウィック
『クローゼットの認識論』外岡尚美訳、青土社、1999年
イヴ・セジウィックの『クローゼットの認識論』は、ジュディス・バトラーの『ジェ
ンダー・トラブル』と並んで、クィア研究に大きな影響を与えた著作と言われていま
す。文学を通して、近代西洋の男性の欲望とホモフォビアのあり様をジェンダーとセ
クシュアリティを一方に還元することなく読み解いた本書は、現在でもフェミニズム、
クィア研究の必読のひとつとなっています。
担当者:蛯谷真美(一橋大学大学院)

<毎週水曜 19:10ー(初回9月22日)>
R.W. Connell
『Masculinities』University of California Press, 1995.
人文/社会科学の分野で近年、注目を集めるマスキュリニティ研究。なかでも最も重
要とされる基本書、R.W.コンネルの『Masculinities』を読みます。これまで当たり
前のものとされることの多かった「男らしさ」について複数性と階層性の視点から論
じる理論・実証研究です。残念ながら翻訳は出ていませんが、適宜参考文献を参照し
ながら読み進める予定なので英語が苦手な人でも大丈夫です。
担当者:川口遼(一橋大学大学院)

<毎週金曜 19:10ー(初回9月24日)>
批評理論特集
ジェンダー・セクシュアリティ研究に関する数本の批評論文を読みます。
例えば、Judith Butler, "Imitation and Gender Insubordination",
Robert McRer, "As Good As It Gets", Judith Halberstam, "Female
Masculinity"
などを英文で読みます。
担当者:小河原峻(ICU学部生)、中川寛子(ICU学部生)

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