01. CGSから: 2004年11月アーカイブ

CGS運営委員・語学科 : 日比谷潤子
【CGS News Letter002掲載】

 ICUにおいて、ジェンダー・セクシュアリティ研究学際プログラム(PGSS)が2005年度春学期からスタートすることが正式に決定しました。本学ではこれまでも、リベラルアーツ大学としての特性を生かして、学問分野の垣根にとらわれず、様々な領域で培われた方法論・技術を駆使して問題の発見と分析に当たる学際研究プログラムに重点をおいてきました。PGSSは、既に設置されているアジア研究、アメリカ研究、日本研究に続く4つ目の学際プログラムとして発足します。その最大の特徴は、自然科学科を含む学内の六学科すべてが関わるところにあります。

ICU在学生 : 金子活実
【CGS News Letter002掲載】

0408005a.jpg
2004年5月7日、ジェンダー研究センターのオープンを記念して「結婚・家族・ジェンダー」と題した講演会が開催された。講師は、弁護士時代セクハラや家庭内暴力事件を担当し、現在は選択的夫婦別姓法案の通過と婚外子差別の撤廃にむけて「趣味と生きがいと実益をかけて」精力的に活動している福島瑞穂さんだ。参議院議員であり社民党の党首もつとめている。

CGSスタッフ : 朝倉哉帆【CGS News Letter002掲載】

 4月からCGSが正式に発足し、その活動のひとつとしてジェンダーやセクシュアリティに関する読書会が行われた。これはCGSで働いているスタッフをはじめ、ジェンダーに興味のある人なら誰でも参加できるもので、学生が主導して毎回少しずつ読み進めていく形をとっている。今学期は各およそ8回、参加人数は大体6人から10人くらいだった。読書会は3つの分野から成り立っており、それぞれ社会科学・自然科学・人文科学分野から、ジェンダー問題をテーマとする図書を取り上げた。週に3回、7限の授業が終わった後の7時10分から約1時間半ほどであったが、議論が白熱して9時過ぎにまで及ぶこともあった。専門分野の違う学生たちが集まり、またセンター長である田中かず子先生も多忙にもかかわらず参加してくださり、自由で活発な空気の中で興味深い議論が多く生まれた。参加者それぞれが自分自身や社会の問題を考えていく上での何らかのヒントを得られたことだろう。今後CGSの活動がここからも更に広がっていくことを期待している。

ICU在学生 : 小竹茜
【CGS News Letter002掲載】

0408006a.jpg
5月12日、ICUにおいて、クラウディア・デリヒスさんが「アジアにおける女性のリーダーシップ比較研究」という講演会を行った。

 デリヒスさんは現在ドイツのデュイスブルグ大学で政治学の助教授で、「アジアにおける王族と女性の政治的最高指導者達」という研究プロジェクトに携わっている。ドイツで行われているこのプロジェクトは、アジア10カ国12人の女性政治的リーダーを対象に2003年から2005年まで行われる予定だ。そこで今回の講演では、現在進行中のこのプロジェクトの概要を説明した。

ICU在学生:川坂和義
【CGS News Letter002掲載】

0408007a.jpg
 「沖縄」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか?どこまでも透きとおる青い海かもしれないし、首里城や沖縄独特の市場、もしかしたらどこか懐かしい、消えつつある昔ながらの暖かい家族の様子かもしれない。それとも米軍基地やその周りにあるクラブだろうか。

国際関係学科 : 田中かず子
【CGS News Letter002掲載】【ペーパー版と同一の文章を掲載】

 CGSによる第1回国際ワークショップの準備が、いよいよ大詰めを迎えている。今回は、バングラデッシュ、中国、香港、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、タイの9つの国と地域から合計13人が参加し、11月25、26、27日の3日間に渡って、「アジアにおける人間の安全保障とジェンダー」をテーマに議論が行われる。このワークショップの成果は来年3月にHPなどで公開する予定だ。

月別 アーカイブ