01. CGSからの最近のブログ記事


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 ジェンダー研究センター「すみれネットワーク」の活動の一環として制作したリーフレット「デートDVってホントに他人事?」「デートDVって意外と? 身近」のデータを公開します。学生の手記・ファクトデータ・相談先リソースをまとめました。
 このデータは、クリエイティブ・コモンズの 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスで提供されています。
 特に、裏面のリソース集を、それぞれの地域や大学に応じたものに再編集して発行して頂くことを念頭に制作しています。再編集に際する許諾は必要ありませんが、利用状況把握のため、 cgs☆icu.ac.jp (☆を半角@に変えてください)まで、メールにてご一報をいただけるとありがたいです。裏面の状況については、2017年3月1日現在のものであるため、再発行の際はご自身でのご確認をお願いします。
参考URL:https://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/4.0/deed.ja

 リーフレットは広げるとA3サイズで、両面印刷の4つ折り観音開きで制作しています。


表面Aタイプ:学生による手記とファクトデータを並べたタイプ
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表面Bタイプ:ファクトデータを全面に出し、学生による手記を2ページ目にまとめたタイプ
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裏面:相談先のリソース集。左ページはICU学外、右ページに学内の情報を配置
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データは以下URLよりダウンロードが可能です。
http://web.icu.ac.jp/cgs/archive/SumireNetwork.zip(ZIPファイル、14.8MB)



むらさき色は、女性に対する暴力をなくすための国際的なキャンペーンカラー。
すみれネットワークでは、ジェンダー・セクシュアリティを問わず、お互いに暴力のない関係を築くきっかけを、みんなで一緒に考えていきます。

参考記事(CGS Newsletter019掲載)
「デートDVってホントに他人事?」: すみれプロジェクト
健康的な恋愛って?

 この度、一橋大学法科大学院生が同級生に同性愛者であることをアウティングされ、その後心身の不調を訴え転落死した事件を報道によって知り、大きな衝撃を受けました。当該大学院生の苦しかったであろう心の内を思うと、胸がかきむしられるような思いがいたします。心よりお悔やみを申し上げますと共に、ご遺族の方々のご心痛に寄り添いたいと思います。また、この報せを受け声明(http://gender.soc.hit-u.ac.jp/news.html)を発せられた一橋大学ジェンダー社会学研究センター(CGraSS)にも、連帯の意を示したく思います。

 残念ながら、LGBTという言葉だけが一人歩きし、性的マイノリティへの理解が進んでいない現状では、今回の事件は、本学も含め、どこの大学でも起こりうる(そしておそらく起こっているけれども、報道も、学内での共有さえもされていない)ことです。性的マイノリティのカミングアウトによって起きた良い側面だけに光が当てられ、あたかも世の中でマイノリティ理解が進んだかのような錯覚にとらわれがちですが、カミングアウト後に当事者が晒されるかもしれない差別の危険については、十分に語られてきていません。異性愛・シスジェンダーであることを前提とした制度や対応がまだまだ大勢を占めるキャンパスにおいて、性的マイノリティに属する学生たちのなかには、自分の性的指向や性自認、性別違和を周囲に言うことすらできないばかりか、他人に知られて好奇の目に晒されたり、差別されたり、いじめられたりするのではないかと、日々怯えて生活せざるを得ない方も少なくありません。しかしそもそも、マイノリティが生きづらい世の中であることは、マイノリティ側の問題ではありません。それがあたかも当事者の努力次第で変えられるかのようにしてカミングアウトを求めることは、むしろ差別構造の強化に過ぎません。ましてや、望んでもいないのに他人によって行われるアウティングは、いじめの構造そのものであり、紛れもない加害なのです。
 一橋大学側は当該大学院生からの相談を受けていたとのことで、その中で今回の事故が起きてしまったことは大変残念なことです。そもそも、そのような相談を大学にできずに苦しんでいる当事者学生が、全国の大学に多くいるであろうことが容易に想像できます。しかし、それでも起きてしまった今回の事件。もっと何かできることがあったのではないか、また二度とこのようなことが起こらないようにするために何ができるのか、全ての教育機関で考えなければならない問題であると考えます。特に、今回の事件は、当該院生に問題があったから起きたのではなく、日本社会全体の風潮を反映してキャンパスに蔓延する性的マイノリティ差別の空気に問題があり、また、その空気を大学側が教育的に変えることができていなかったことに問題があったから起きたのである、ということを確認しておきたいと思います。
 現在の性的マイノリティ差別の雰囲気は、小中高の教育課程において性教育・セクシュアリティ教育がまともになされていない日本の教育制度に端を発しており、その意味において高等教育機関が負う責任は大きなものがあります。一橋大学と同じくジェンダー研究の機関を持ち、学内のジェンダー平等や性的マイノリティ差別解消のためにも動いてきた当センターとしては、ますます自分たちのするべき課題を突きつけられた気持ちでいます。

 今回のような悲劇を二度と起こさないために、予防策を講じることが全国のすべての大学関係者にとっての喫緊の課題です。セクシュアリティのみならず、ジェンダー、障がい、国籍、人種や民族など、さまざまな属性を問わず全ての学生・教職員の人権が確実に守られる環境の構築に向けて私たち大学関係者は真剣に取り組む必要があります。すべての関係者の皆さんに、関係先キャンパスにおけるマイノリティ対応についての見直しの緊急行動を呼びかけたいと思います。人の命がかかっています。共に行動してきましょう。
 また今回の事件報道を聞き不安を覚えている学生の皆さん、特にジェンダーマイノリティ・性的マイノリティの皆さん、その方々を支える友人の皆さん、私たちは皆さんの不安を少しでも解消できるよう全力を尽くします。本学には人権委員会による人権相談員や、ジェンダー・セクシュアリティ特別相談窓口も設置してありますので、そちらも利用することができます。不安や悩みを一人で抱え込まずにすむように、私たちは相談してもらえるような場所でありたいと思っています。

国際基督教大学ジェンダー研究センター

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「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ Vol.1: できることガイド in ICU(ver.1)」全文(PDF, A4, 20ページ, 2.1MB)

副読本として、ICUにおけるジェンダー・セクシュアリティ対応 ―トランスジェンダー学生対応の10年間とこれからも併せてご覧ください(全文PDF(1.2MB)

■ このガイドについて
「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ Vol.1:できることガイド in ICU」は、ICU(International Christian University: 国際基督教大学)の在学生が、よりよい学びの環境を得るためのサポートを目的として作られました。編集・発行はCGS(Center for Gender Studies: ジェンダー研究センター)がおこなっています。2012年から発行をはじめた「LGBT学生生活ガイド in ICU:トランスジェンダー・GID編」を改題、位置づけを見直し再編集したものです。*1「ガイド出版の本来の意図である、"ジェンダー・セクシュアリティの観点からのキャンパスライフの検証"を主眼としたタイトルに変更すること」「"ICUはLGBT学生を支援している"という、本意ではない評価から脱すること」を目的とし、ガイドの位置づけの変更・改題を決めました。「できることガイド」というタイトルは、ICU学部生の提案によるものです。

 このガイドでは、これまでにICU内で実際に対応されてきた事例をもとに、制度面でのサポート情報を集約しました。トランスジェンダーや性同一性障害*2など、性別に違和をもつ学生への対応事例や、学生も使うことのできる授乳室の利用登録方法など、ジェンダー・セクシュアリティの観点から、大学生活に役立つ情報を紹介しています。
 ここに掲載されている情報は現状のICUが可能としてきた対応であり、一人ひとりの希望に沿ったものでは必ずしもないかもしれません。CGSでは学生の皆さんが過ごしやすい環境を作れるよう、働きかけを続けていき、ガイドの更新もおこなっていきます。学生のみなさんの声とともに、ICUでできること、を、これからも増やしていきたく思っています。

*1 LGBT、LGBT学生生活ガイド
LGBTは、レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の頭文字からなる、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)を総称する語として近年使われています。Q(Questioning, Queer)、A(Asexual, Ally)なども並べて表記される場合もあります。もちろん、セクシュアル・マイノリティはL・G・B・Tの4カテゴリーのみに限定されるものではありませんし、ジェンダー・セクシュアリティに基づく困難は、マイノリティだけに限られるものではありません。
「LGBT学生生活ガイド:TG・GID編」というタイトルは、上述の限界点を踏まえつつも、「主題となる"トランスジェンダー"を明確に表現できる語を入れること」と「トランスジェンダー以外にもジェンダー・セクシュアリティを主題にした第二弾が予定されていることが予期できるタイトルにすること」を目的に決められたものです。

*2 性同一性障害
Gender Identity Disorderの頭文字をとり「GID」と表記する場合もある、医学的な診断名です。近年、Gender Dysphoria、日本語では「性別違和」と訳される概念へ移行していくことが提唱されています。

※2016.4.8. 改訂箇所のご案内
・タイトルを改題し、全面リニューアルしました
・「就職相談」「学生参加型プロジェクト:R-Weeks Project、すみれプロジェクト」「ICU授乳室」を追加しました
・コラムを4本追加しました
・学内部署の統廃合に伴い、一部表記を改めました

■ 内容
学籍簿の氏名・性別記載変更
【コラム:卒業生からのメッセージ】社会が変わるという選択肢 飯田亮瑠(ID 04、教養学部社会化学科)
大学の発行する証書の性別記載
【コラム from CGS】卒業式のガウンについて
体育実技の履修、更衣室
学生定期健康診断の個別受診
留学
【コラム:卒業生からのメッセージ】交換留学での体験談 平森大規(ID13、社会学メジャー・数学マイナー)
就職相談
【コラム from CGS】LGBTに関する職場環境アンケート
学内行事:リトリートの宿泊
【コラム from CGS】寮について
学内行事:ふわカフェ
学生参加型プロジェクト:R-Weeks Project、すみれプロジェクト
ICU授乳室
だれでもトイレ(多目的トイレ)
ジェンダー・セクシュアリティ特別相談窓口
ガイドに関するお問い合わせ先

「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ Vol.1: できることガイド in ICU(ver.1)」全文(PDF, A4, 20ページ, 2.1MB)


文責:CGS事務局 加藤悠二

 一部報道で「ICU LGBT配慮の学生寮 性別不問のフロア初設置」というニュースが報じられました。2015年はジェンダー・セクシュアリティにまつわる言葉のなかでも、とりわけ「LGBT」という言葉を見聞きする機会が多く、そうした流れのなかで、本学の取り組みも大きく報道して頂けることになった、いわば時流としての側面は大きいものと思われます。

 しかしながら、ICUの新学生寮の運営方針に関する今回の決定は「これまでの学生が積み重ねてこられたカミングアウトや、学生同士のサポートの蓄積の上に成り立ったものでもある」ということは、重ねて強調しておきたい点です。
 ICU LGBITサークルSumposionは、2007年に学生生活全般に関する要望書を、2009年には新寮(現 欅寮・銀杏寮・樫寮の三寮)建設に建関する質問書を提出しています。書面提出に際しては、学務副学長や学生部長と直接面談する機会も設けられたとのことです。大学行政に対しての学生からのカミングアウトを伴う交渉の結果、2010年に開寮された三寮では、個別のシャワーブースが導入されることになりました。
 また、CGSでは2013年、「入寮中は周囲との関係もありカミングアウトできなかったが、退寮した今ならできるし、カミングアウトをしたうえで大学側と話をしたい」という学生をサポートし、学生グループ・ハウジングオフィスとの面談機会を設けました。その面談の結果、グローバルハウスのチューターおよび各新寮のCA(Community Assistant:新寮におけるチューター的立場の学生)の連絡会で、CGSスタッフがファシリテーションを行う勉強会が実施できるようになりました。その勉強会では、チューターやCAをつとめる学生が、常に・既に、ジェンダー・セクシュアリティの面でも多様なサポートを行ってきていることをご共有頂いています。

「性別不問のフロア」は、「上述の経緯が議論に寄与した点」「"自身の性自認や性的指向"と"大学寮側のオファー"のミスマッチから入居できなかった学生の入寮可能性が増える点」において、LGBTへの配慮が含まれるものであることは確かです。しかしこのフロアはもちろん、非LGBTの学生に対しても、「女性・男性に二分された寮の運営体制に居心地の悪さを感じるから」「性別不問での共同生活にチャレンジしたいから」「なんとなく」など、理由を問わず、門戸が開かれるべきものです。
 また、「"教育寮としての大学寮"において、"互いの多様性を認め、尊重し合える寮/寮生活"の在り方を、いま一度考え直す契機とする」という面においては、このフロアは、LGBT・非LGBTを問わず、全てのICU構成員に再考を促すものでもあると考えられます。

 この件にご関心をお持ちの方は、下記URLもご参照ください。

◎CGS Online
【CGS Newsletter009掲載記事】「多様性」は意識から:シンポシオン要望書提出
http://web.icu.ac.jp/cgs/2008/04/post_6.html

【2015.10.21.改訂】LGBT学生生活ガイド in ICU:トランスジェンダー/ GID編
http://web.icu.ac.jp/cgs/2015/10/1510lgbtguide_tstg.html

トランスジェンダー学生対応の10年間とこれから【全文PDF】
http://web.icu.ac.jp/cgs/2014/09/nl017_06.html

Sumposion
『「クィア」という経験 vol.2』全文公開!!(2007/11/06(火))
http://lgbit.blog6.fc2.com/blog-entry-88.html

続・新寮建設 (2009/06/12(金))
http://lgbit.blog6.fc2.com/blog-entry-94.html

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「LGBT学生生活ガイド in ICU(第8版)」PDF版ダウンロード(1.5MB)

副読本として、ICUにおけるジェンダー・セクシュアリティ対応 ―トランスジェンダー学生対応の10年間とこれからも併せてご覧ください(全文PDF(1.2MB)

■ このガイドについて
「LGBT学生生活ガイド in ICU」は、ICU(International Christian University: 国際基督教大学)に在学するLGBT *1学生が、よりよい学びの環境を得るためのサポートを目的として作られました。編集・発行はCGS(Center for Gender Studies: ジェンダー研究センター)がおこなっています。
このガイドでは、これまでにICU内で実際に対応されてきた事例をもとに、制度面でのサポート情報を集約しました。トランスジェンダーやGID*2など、性別に違和をもつ学生への対応事例や、大学生活に役立つ情報を紹介しています。
ここに掲載されている情報は現状のICUで可能な対応であり、一人ひとりの希望に沿ったものでは必ずしもないかもしれません。CGSでは学生の皆さんが過ごしやすい環境を作れるよう、働きかけを続けていき、ガイドの更新もおこなっていきます。また、今後もさまざまなジェンダー・セクシュアリティのニーズに応えたガイドを拡充していきます。

*1 LGBT
レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の頭文字をとった語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)を総称する語として近年使われています。
このガイドのシリーズ名に「LGBT」を冠することにした理由は、大きくふたつに分かれます。ひとつは、主題となる「トランスジェンダー」を明確に表現できる語を入れたかったため。もうひとつは、今後、トランスジェンダー/GID以外のジェンダー・セクシュアリティを主題にした第二弾が予定されていることが予期できるタイトルにしたかったためです。
セクシュアル・マイノリティはL・G・B・Tの4カテゴリーのみに限定されるものではありませんし、ジェンダー・セクシュアリティに基づく困難は、マイノリティだけに限られるものではありません。今後、さまざまなガイドをリリースするなかで、シリーズ名を変更していくことも視野に入れています。

*2 GID
Gender Identity Disorderの頭文字をとった診断名で、日本語では「性同一性障害」という訳があてられています。近年、Gender Dysphoria、日本語では「性別違和」と訳される概念へ移行していくことが提唱されています。


「LGBT学生生活ガイド in ICU」の更新は終了し、「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ Vol.1: できることガイド in ICU」へリニューアルされました。 最新版(2016年4月8日更新)はこちら

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東京迂回路研究フォーラム「対話は可能か?」にて、ひさしぶりの出張ふわカフェを開催できることになりました! 東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、特定非営利活動法人多様性と境界に関する対話と表現の研究所の3団体が主催するイベント内での開催となります。 いつものふわカフェとは違い、事前の予約が必要ですが、予約に際してはニックネーム等を使って頂いても大丈夫です。みなさまのご参加をお待ちしています!

日時:
2015年9月6日(日)11:00~12:30(開場:10:45)

要予約、参加費500円(お菓子の持ちよりも歓迎です)。定員15名程度を予定しています。

会場:
芝の家
 港区芝3-26-10
 JR田町駅三田口より徒歩10分、都営三田駅A3・A8出口より徒歩10分


トークテーマ:
カミングアウト

カミングアウトしてよかったこと/困ったことはありますか?
そもそもカミングアウトってなんだろう?
している人も/していない人も/どっちでもないような人も、カミングアウトについてみんなで一緒におしゃべりしませんか?


 みんなでふわっと、おしゃべりしよう。

「同性が好きかもしれない」
「男女両方が好きかもしれない」
「自分は恋愛とか興味がない」
「いまの身体は女性だけど、男性として見られたい」
「いまの身体は男性だけど、女性として見られたい」
「性別で自分のことを決めつけられたくない」
「自分の性の在り方をひとつに決めつけたくない」
 ...または、これらには当てはまらないけど、気になること、話してみたいことがある。そんなジェンダーやセクシュアリティのこと、みんなでふわっとおしゃべりしてみませんか?
 お菓子や飲み物を用意して、みなさんの参加をお待ちしています。

(出張ふわカフェ in 東京迂回路研究 世話人:加藤悠二/上田真央)

・・・・・・・・・・

多様な人が共に生きている東京。障害、ケア、労働、住処、ジェンダーやセクシュアリティ、国籍――その多様さゆえに、人々は日々、複層的な境界線を引き、引かれ、暮らしています。境界線は、ときに人を守りもしますが、孤立や分断、生きづらさを生み出すこともあるでしょう。異なる生を歩むわたしたちは、いかに「共に」あることができるのか。そこにはどのような「対話」が必要となるのか。
「対話は可能か?」――介護士、詩人、研究者、写真家、美術家、プロジェクトディレクター、"おばちゃん"らによるトークセッションや対談、ライブなどを通じ、いまこの社会にあるわたしたちが、共に生きるということを体感し、そのありようについて考える3日間のフォーラムを開催します。

■参加申し込み方法
すべてのプログラムは事前申し込みが必要です。(申し込み先着順)
参加希望の方は、お申し込みフォームまたは下記電話番号からお申し込みください。
※芝の家、SHIBAURA HOUSEは入り口に段差があります。車椅子の方はお申し込み時にお知らせください。
※お預かりした個人情報は、本イベントの受付業務及び主催者からのご案内のみに使用し、厳重に管理します。
※「出張ふわカフェ in 東京迂回路研究」にお申し込みの方はニックネームなどでもご登録いただけます

◎お申し込みフォーム→こちらのリンクからご確認ください。
http://www.diver-sion.org/tokyo/program/forum2015/
◎TEL:070-6437-3599(電話受付時間:火〜金 12:00〜19:00)

■お問い合わせ
特定非営利活動法人 多様性と境界に関する対話と表現の研究所
東京都港区芝3丁目30番1号 山岸ビル2F
TEL:070-6437-3599 E-mail:info[at]diver-sion.org

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共催:
特定非営利活動法人 虹色ダイバーシティ http://www.nijiirodiversity.jp
国際基督教大学 ジェンダー研究センター

日時:
2015年9月5日(土) 14:00-17:00

会場:
武蔵野公会堂 2階 第1・第2合同会議室
〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-6-22
JR吉祥寺駅/京王井の頭線吉祥寺駅南口から徒歩2分
公式ページ・アクセス情報

定員:
100人(先着順、Web予約受付あり)

予約URL(外部サイト、虹色ダイバーシティ担当者が運用しています):
http://peatix.com/event/99024

参加費:
500円(税込、資料・会場費として)

司会進行:
村木真紀

 特定非営利活動法人虹色ダイバーシティ 代表

データ解説:
平森大規

 ワシントン大学大学院社会学研究科博士前期課程
 国際基督教大学ジェンダー研究センター 研究メンバー

トークゲスト:
生島 嗣

 特定非営利活動法人 ぷれいす東京 代表
杉浦郁子
 和光大学現代人間学部(社会学)
 特定非営利活動法人 共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク 理事

 虹色ダイバーシティでは2013年から年1回、インターネット上で「LGBTに関する職場環境アンケート」を実施しています。2014年第2回から、CGSとの共同研究として開催してきました。
 第3回となる調査は、新たに健康課題に関する質問、マーケティングに関する質問を加え、2015年2月〜3月で2,100名を超える回答を得ました。このアンケートの集計・分析結果の発表と、そこから見えてくる日本の職場の課題について考えるトークイベントを開催します。データ分析を担当した研究者による解説に加え、今回はHIV陽性者の就労支援にも関わる生島 嗣さん、『セクシュアル・マイノリティ白書2015』(共生ネット・2015年5月発行)でLGBT関連の調査データをまとめた杉浦郁子さんをトークゲストにお迎えします。

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R-Week Projectは、ジェンダー・セクシュアリティを中心に、キャンパスで感じた様々な問題に対して、声を上げられる環境作りを目指し、イベント開催やパンフレットの制作などを行います。誰もが安心して生活できるキャンパスを、一緒に作っていきましょう。

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6/1(月)12:40-13:50 (Lunch Time) @CGS (ERB-1 301)
オープニングティーパーティー
 定員:なし
 言語:日本語・英語

CGSに集まって、気軽におしゃべりしましょう。
予約不要、気軽にお立ち寄りください!

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6/2(火)14:00-15:00 (Comvocation Hour) @H-215
学生の「問題経験」を考える ―大学におけるハラスメント

 講師:湯川 やよい(一橋大学大学院社会学研究科特別研究員)
 定員:先着80名
 言語:日本語(同時通訳なし)

ハラスメント問題に関する理論や事例を紹介しながら、大学での研究教育活動について考えていきます。

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6/3(水)15:10-18:50 @H-367
「性同一性障害」のこれからを考える ―医療モデルと生活モデルの視点から

 講師:針間 克己(はりまメンタルクリニック院長)
    東 優子(大阪府立大学地域保健学域教育福祉学類)
 定員:先着150名
 言語:日本語(同時通訳なし)
  ※GE「日常生活とジェンダー」共催企画

日本ではいまだ疾患として認識されている「性同一性障害」をめぐる状況の行方を、医療・ソーシャルワークの視点からさぐります。

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6/4(木)18:30-21:00 @CGS (ERB-1 301)
第24回 ふわカフェ:リラックス。

 定員:なし
 言語:日本語・英語

最近リラックスできてる? どんなとき・どんな場所だったら、自分らしくリラックスして過ごせると思う? ふわっとおしゃべりしませんか。

・+・+・+・+・+・+・

6/5(金)13:15-15:00 (Super 4) @ H-304
薬物を使う人はなぜ助けを求められないのか

 講師:倉田 めば(大阪DARC)
 定員:先着150名
 言語:日本語(同時通訳なし)

薬物を使い始める前
 私には
 助けが必要だったが
 どうやって助けを求めたらいいのか
 わからなかった
(倉田めば「ヘルプ」より)

・+・+・+・+・+・+・

6/6(土) 13:00-16:00 @Alumni House
CGS主催同窓会 Rainbow Reunion

 参加費:学生 500円~、その他 1,000円~ 任意の金額
 対象者: どなたでもOK! CGSイベント初参加の方もお気軽にどうぞ!!

昨年10周年を迎えたCGSが、初めての「同窓会」を開催します。これまでと現在を、ゆるやかに語り合い、そしてまた新たなつながりが生まれる場所になればと思います。どうぞふるってご参加ください!

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6/1(月) → 6/5(金)@本館2Fラウンジ
ダブルパネル展
R-Weekパネル展「ふわりんといっしょ 〜ICUでも、ひとりじゃないよ〜」
東京都 平成24年度地域自殺対策緊急強化補助事業「多様な性、知っていますか? ~あなたも私も、このまちで。~」

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6/1(月) → 6/5(金)@バカ山(雨天時:本館2Fラウンジ)
Twitter連動企画"Sp[R]ead"

あなたのRで、多様性をICUから『Sp [R] ead』しよう。
R-Weekのロゴマークや、レインボーのボディペイントと一緒に写真を撮影します。
ハッシュタグ「#ICURweek」をつけて、SNSでシェアしよう!

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みんなでふわっと、おしゃべりしよう。
第23回 ふわカフェ開催のおしらせです。

日時
2015年5月22日(金)18:30-21:00
 入場無料、予約の必要はありません(茶菓代の寄付、お菓子の持ちよりは歓迎です)。
 途中からの参加、退室も自由です。

トークテーマ:
宗教とジェンダー・セクシュアリティ
同性愛って宗教上の罪なの?
信仰と性的指向ってどっちか選ばなきゃいけないの?
宗教ってオンナの人に差別的なの?
宗教内で性的少数者であることとは?
宗教とジェンダー・セクシュアリティにまつわること、気になっていることや思っていることをみんなでふわっとおしゃべりしてみませんか?

場所
ジェンダー研究センター
 第一教育研究棟(ERB-1) 301
 本館のとなり、図書館の正面にある建物。
 窓にレインボーフラッグが飾られた、3階の角部屋です。


「同性が好きかもしれない」
「男女両方が好きかもしれない」
「自分は恋愛とか興味がない」
「いまの身体は女性だけど、男性として見られたい」
「いまの身体は男性だけど、女性として見られたい」
「性別で自分のことを決めつけられたくない」
「自分の性の在り方をひとつに決めつけたくない」
 ...または、これらには当てはまらないけど、気になること、話してみたいことがある。そんなジェンダーやセクシュアリティのこと、みんなでふわっとおしゃべりしてみませんか?
 お菓子や飲み物を用意して、みなさんの参加をお待ちしています。
(第23回ふわカフェ世話人:Lindsay Morrison/加藤悠二)

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みんなでふわっと、おしゃべりしよう。
第22回 ふわカフェ開催のおしらせです。

日時
2015年4月23日(木)18:30-21:00
 入場無料、予約の必要はありません(茶菓代の寄付、お菓子の持ちよりは歓迎です)。
 途中からの参加、退室も自由です。

トークテーマ:
カミングアウト
カミングアウトしてよかったこと/困ったことはありますか? そもそもカミングアウトってなんだろう? している人も/していない人も/どっちでもないような人も、カミングアウトについてみんなで一緒におしゃべりしませんか?

場所
ジェンダー研究センター
 第一教育研究棟(ERB-1) 301
 本館のとなり、図書館の正面にある建物。
 窓にレインボーフラッグが飾られた、3階の角部屋です。


「同性が好きかもしれない」
「男女両方が好きかもしれない」
「自分は恋愛とか興味がない」
「いまの身体は女性だけど、男性として見られたい」
「いまの身体は男性だけど、女性として見られたい」
「性別で自分のことを決めつけられたくない」
「自分の性の在り方をひとつに決めつけたくない」
 ...または、これらには当てはまらないけど、気になること、話してみたいことがある。そんなジェンダーやセクシュアリティのこと、みんなでふわっとおしゃべりしてみませんか?
 お菓子や飲み物を用意して、みなさんの参加をお待ちしています。
(第22回ふわカフェ世話人:上田真央/加藤悠二)

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【日時】
2015年4月13日(月) 12:40-15:00
2015年4月16日(火) 11:00-13:00
2015年4月17日(水) 12:40-15:00

【会場】
ジェンダー研究センター
第一教育研究棟(ERB-I) 301
※入場無料、予約不要、入退場自由
※ランチの持ち込みも自由です

 CGS(ジェンダー研究センター)はジェンダー・セクシュアリティー研究に関心がある全ての人たちに開かれたコミュニケーションスペースです。今学期も新入生を含む学内の皆さんに私たちを知っていただく機会として、ティーパーティーを開催します。
 pGSS (ジェンダー・セクシュアリティ研究メジャー)についての質問や、登録・履修に関する相談もできますよ。
 所員、院生、学生スタッフ一同、お茶とお菓子を用意してお待ちしております。
 予約不要! ふらっとお立ち寄りください。

「LGBT学生生活ガイド in ICU(第7版)」PDF版ダウンロード(2.7MB)

■ このガイドについて
「LGBT学生生活ガイド in ICU」は、ICU(International Christian University: 国際基督教大学)に在学するLGBT *1学生が、よりよい学びの環境を得るためのサポートを目的として作られました。編集・発行はCGS(Center for Gender Studies: ジェンダー研究センター)がおこなっています。
このガイドでは、これまでにICU内で実際に対応されてきた事例をもとに、制度面でのサポート情報を集約しました。トランスジェンダーやGID*2など、性別に違和をもつ学生への対応事例や、大学生活に役立つ情報を紹介しています。
ここに掲載されている情報は現状のICUで可能な対応であり、一人ひとりの希望に沿ったものでは必ずしもないかもしれません。CGSでは学生の皆さんが過ごしやすい環境を作れるよう、働きかけを続けていき、ガイドの更新もおこなっていきます。また、今後もさまざまなジェンダー・セクシュアリティのニーズに応えたガイドを拡充していきます。

*1 LGBT
レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の頭文字をとった語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)を総称する語として近年使われています。
このガイドのシリーズ名に「LGBT」を冠することにした理由は、大きくふたつに分かれます。ひとつは、主題となる「トランスジェンダー」を明確に表現できる語を入れたかったため。もうひとつは、今後、トランスジェンダー/GID以外のジェンダー・セクシュアリティを主題にした第二弾が予定されていることが予期できるタイトルにしたかったためです。
セクシュアル・マイノリティはL・G・B・Tの4カテゴリーのみに限定されるものではありませんし、ジェンダー・セクシュアリティに基づく困難は、マイノリティだけに限られるものではありません。今後、さまざまなガイドをリリースするなかで、シリーズ名を変更していくことも視野に入れています。

*2 GID
Gender Identity Disorderの頭文字をとった診断名で、日本語では「性同一性障害」という訳があてられています。近年、Gender Dysphoria、日本語では「性別違和」と訳される概念へ移行していくことが提唱されています。


「LGBT学生生活ガイド in ICU」の更新は終了し、「ジェンダー・セクシュアリティとキャンパスライフ Vol.1: できることガイド in ICU」へリニューアルされました。 最新版(2016年4月8日更新)はこちら
AY2015_posterS.png  この度、ICUでは人権相談員の特別アドヴァイザーとして、ジェンダー・セクシュアリティに専門性を持つ臨床心理士の方に、人権相談員やカウンセリングセンターへの助言お願いすることになりました。また、ICUの全ての構成員を対象に、直接相談に乗って頂く時間も設定いたします。  特別アドヴァイザーには、ジェンダー・セクシュアリティ、性にまつわることで困ったこと、相談したいことについて、アドバイスを受けることや、必要な学内外の支援先(医師・カウンセラーや専門機関など)の情報提供をしてもらうことができますし、友だちや他の教職員には話しづらい話をただ聴いてもらうだけ、ということもできます。また、必要に応じて人権相談員やカウンセリングセンターに取り次いでもらうこともできます。相談は無料です。気になることがあったら、お気軽にご利用ください。

相談実施予定日程:
毎週火曜日 11:00〜16:30(予約優先)
※2015年度も毎週開室します!

場所:
第一教育研究棟(ERB-I) 318号室

利用対象者:
ICU構成員(学生(学部生、大学院生、研究生、OYR)、教職員(勤務形態を問いません))
性別や性自認(セクシュアル・アイデンティティ)、性的指向(セクシュアル・オリエンテーション)等、ジェンダー・セクシュアリティの在り方を問わず、どなたでもご利用頂けます。

予約:
メール gscounseling☆icu.ac.jp ☆を@に変えてください(担当:特別相談員・高田良実、ジェンダー研究センター・加藤悠二)

・お名前、連絡先、希望する日にちと時間帯を書いてください。予約が既に入っている場合もありますので、できれば候補をいくつか挙げてください。
・1人1回につき、50分までお話することができます。
・予約を取っていなくても、当日空きがあれば、相談できる場合もあります。
・このメールアドレスでの相談はできません。
・このメールアドレス以外からの返信となる場合があります。

対応言語:
日本語、英語

お話できることの例:
ジェンダー・セクシュアリティを理由にした差別的な扱いや、ハラスメントに関すること
カミングアウトに関すること
性の健康に関すること
妊娠・出産・子育て等に関すること
女らしさや男らしさに関すること
その他、どんなことでも。

利用者のプライバシーを保護するために、守秘義務を遂行します。問題解決のために、他の部署や教職員に報告・相談することが必要となる場合は、事前に利用者の了解を得ます。また、相談したことで利用者の不利益となることが生じないよう、十分に配慮をします。


特別アドヴァイザープロフィール:高田良実(たかだ・よしみ)
ICU卒業生(CLA'85)。ニューヨーク大学教育学研究科健康教育学科ヒューマンセクシュアリティ専攻(修士)。性的マイノリティの方々やその周囲の方々への心理援助の実績を持つ。臨床心理士。ICU教会員。

メッセージ
あなたの「今困っていること」でも、「長年わだかまりを感じていること」でも、また、「ちょっと聞いてみたいこと」でも、どんなお話しでもお聞きいたしますので、どうぞ遠慮なくご連絡ください。


ジェンダー・セクシュアリティ特別相談窓口の運営は、ジェンダー研究センターがサポートしています。相談に行くかどうかを迷っているときは、ジェンダー研究センターもご利用ください。


20150227_kosodate_s.png
ポスター(A4サイズPDF、約550KB)

ジェンダー研究センター トークセッション
みんなで語ろう!大学での子育て #04

日時:2015年2月27日(金) 13:50〜15:00
場所:国際基督教大学 ERB-1 357会議室
コーディネーター:生駒 夏美(ジェンダー研究センター センター長)
参加費:無料・予約不要
言語:日本語/英語


 大学と子育ては関係ない? 学生、教員、職員... ICUは、子どもをもつ多くの人に支えられています。どんな制度や設備があれば、親はよりよく勉強や仕事ができ、子どもたちも健やかに育つのか? 「親も子も成長できる場としての大学」を目指して、様々な立場の参加者と、経験や意見をシェアしましょう。将来、働きながら子育てしたい人もぜひどうぞ! お茶とお菓子を囲んでの、気楽なひと時です。


★ ICU授乳室、利用登録受付中。登録は、保安グループ(本館116)で行えます。
 授乳室利用に関する情報は、CGSでも手に入れることができます。


20150224_s.png
日時
2015年2月24日(火) 13:00~16:00

場所
ERB-1 301

プログラム
13:00-16:00 研究成果発表
13:00-13:30 吉田 匡(国際基督教大学)|学士論文発表
東京はゲイの楽園?:東京在住の地方出身者ゲイのためのオンライン掲示板に見られる言説分析

13:30-14:10 佐々木 裕子(東京大学大学院 総合文化研究科 修士課程)|修士論文発表
痛み、傷、からだ ―自傷行為と身体改造における<回復>ナラティヴの批判的考察

14:10-14:40 佐久間 明日香(CGS準研究員)|研究中間報告
バレエにおけるジェンダー&セクシュアリティ

14:40-16:00 茶話会

 ジェンダー研究センターに集う学生・研究者による研究成果発表会です。どなたでもご参加頂ける、アットホームな、しかし活発な議論のある会にできれば、と考えています。ぜひご参加ください。


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YoRAP 2015 研究成果発表会
理想化される母:日本文学における事例研究
 *本イベントは英語での開催です(同時通訳なし)。

YoRAP 2015 Research Presentation
Idealization of Mother: Case Studies in Japanese Literature

Time and Date:
February 14th, 2015 (Sat), 13:00-16:00

Place:
ICU Alumni House, 2nd Floor Lounge

Language:
English (No Simultaneous Interpretation)

Participation Fee:
Free, No Reservation Necessary

Presenters:
Natsumi IKOMA (Senior Associate Professor, ICU / Director, CGS)
"To Miss the Missing Mother: Absence of Real Mothers in Japanese Literature by Male Authors"

Juliana BURITICA ALZATE (Doctoral Candidate, ICU)
"Nearer to or Farther from the Idealized Mother: Portrayals of Motherhood by Japanese Women Writers"

Lindsay R. MORRISON (Doctoral Candidate, ICU / Research Institute Assistant, CGS)
"In Search of What Is Real: the Role of Nature in Japanese Literature on the Mother and Home"

Event Details:
This panel will examine representations of motherhood in Japanese literary works from the modern period to contemporary times. In doing so, the panel will primarily explore how the male gaze idealizes motherhood in its memory or absence, and how the female gaze instead resists and subverts this ideal. The shared premise underlying the presentations is that the idealized representation of motherhood needs to be revised from critical and gender perspectives.

*都合により、開催日を変更致します。ご迷惑おかけしますが、ご了承ください。


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みんなでふわっと、おしゃべりしよう。
第21回 ふわカフェ開催のおしらせです。

日時
2015年2月12日(木)18:30-21:00
2015年2月5日(木)18:30-21:00
 入場無料、予約の必要はありません(茶菓代の寄付、お菓子の持ちよりは歓迎です)。
 途中からの参加、退室も自由です。

*同日開催の「BL読書会」は、ERB-1 318号室で19:10開始となります。

トークテーマ:
スキってなに?
スキとか恋愛とかつきあうとかってなんだろう? それらがよく分からなかったり、興味がなかったりする人も。みんなで「好きってなんだろう?」についておしゃべりしませんか。

場所
ジェンダー研究センター
 第一教育研究棟(ERB-1) 301
 本館のとなり、図書館の正面にある建物。
 窓にレインボーフラッグが飾られた、3階の角部屋です。


「同性が好きかもしれない」
「男女両方が好きかもしれない」
「自分は恋愛とか興味がない」
「いまの身体は女性だけど、男性として見られたい」
「いまの身体は男性だけど、女性として見られたい」
「性別で自分のことを決めつけられたくない」
「自分の性の在り方をひとつに決めつけたくない」
 ...または、これらには当てはまらないけど、気になること、話してみたいことがある。そんなジェンダーやセクシュアリティのこと、みんなでふわっとおしゃべりしてみませんか?
 お菓子や飲み物を用意して、みなさんの参加をお待ちしています。
(第21回ふわカフェ世話人:上田真央/加藤悠二)

20150212-0219_AGSs.png
ポスターPDF(A3サイズ、1.1MB)

ジェンダー・セクシュアリティ研究メジャー基礎科目「ジェンダー研究へのアプローチ」とCGSが共同で企画する、スペシャルゲストウィーク。
受講生以外の方も、自由にご出席頂けます。興味・関心のある講座にはぜひ足をお運びください。

【第1弾】大学院での研究
CGSの研究所助手(RIA)を勤める若手研究者2名が、自身の研究成果に基づいた講義を行います。

日時:2015年2月12日(木) 13:15-15:00
場所:国際基督教大学 本館262号室

Part 1. 社会問題の構築とフェミニズムの問い
講師:堀真悟(早稲田大学大学院博士後期課程/CGS準研究員)

Part 2. 日本文化における母親の理想像 ―「母なる故郷」の「母をめぐって」
講師:Lindsay MORRISON(ICU大学院博士後期課程)


【第2弾】家族への/からのカミングアウト ―LGBと親の経験から日本社会を考える
「日本は同性愛に寛容だ」と耳にすることも多いですが、実際のところどうなのでしょう。
 本講義では社会学の立場から、誰にとっても(嫌でも)身近な家族でおこったカミングアウトを取り上げ、今日の日本社会がセクシュアルマイノリティとその家族をどうまなざしているのか、『カムアウトする親子』(2014年、御茶の水書房)の内容を紹介しつつ一緒に考えます。

日時:2015年2月16日(月) 13:15-15:00
場所:国際基督教大学 理学館(N館)220号室(階段教室)
講師:三部倫子(お茶の水女子大学講師(研究機関研究員)、早稲田大学大学院、明治学院大学、流通経済大学他非常勤講師)


【第3弾】ICUから始まった ―教育現場でセクシュアリティー・暴力防止を伝える活動
 私の職業は... 多様です。
 その中でも、主軸は教育に携わる人々や子供たちへの講演やファシリテーション。
 テーマは「性の多様性」、「いじめ防止」、「DVやデートDV防止」などです。
 工学分野の道を進みつつ、教育という異なる道も歩いている。
 私の今を作ったきっかけはICUにありました。
 現在の活動紹介を通して、性、暴力、教育について、一緒に考えてみませんか?

日時:2015年2月19日(木) 13:15-15:00
場所:国際基督教大学 理学館(N館)220号室(階段教室)
講師:飯田亮瑠(セクシュアルヘルスアドバイザー、暴力防止教育ファシリテーター、工学関係会社員(建築・土木・製造業))


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ジェンダー・セクシュアリティをテーマに、三鷹のコミュニティから世界へ向けて発信する映画祭です

日時:
2015年1月30日(金)15:10-19:00

会場:
国際基督教大学 本館402号室(先着100名)

上映作品:
トークバック 沈黙を破る女たち Talk Back
 作品上映 15:15-16:15
  トークバックセッション 16:30-19:00

http://www.talkbackoutloud.com

日本/2013年/119分/英語・日本語字幕
監督・制作・編集:坂上 香
共同プロデューサー:麻生 歩
撮影:南 幸男 録音:森 英司 音楽:伊藤彰教
ポストプロダクション:Neo P&T 製作協力:トークバック応援団
製作・配給:out of frame 宣伝:スリーピン

女たちのアマチュア劇団--それは芸術か、セラピーか、革命か?
舞台はサンフランシスコ。主人公は、元受刑者とHIV/AIDS陽性者。
彼女たちは、自分たちの人生を芝居にした。
暴力にさらされ、"どん底"を生き抜いてきた女たちの現実とファンタジー。
彼女たちの舞台は芸術か、治療か、それとも革命か?
芝居を通して自分に向き合い、社会に挑戦する8人の女たちに光をあてた、群像ドキュメンタリー。

トークバックセッション ゲスト
上映後のトークショーとして、おふたりのゲストをお招きします。
 坂上 香(「トークバック」監督)
 上岡 陽江(ダルク女性ハウス 施設長)


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 ICUジェンダー研究センター(CGS)では毎学期、学生主催で一冊の本をみんなでじっくりと読む、読書会を開催しています。一人で読むのは難しい本も、みんなで読めば大丈夫。
 わからない部分をお互いにシェアしながら、楽しく読み進めましょう!



中断された正義――「ポスト社会主義的」条件をめぐる批判的省察

開催日程
毎週水曜 ランチタイム 12:50~
(初回:12月17日)

会場
国際基督教大学 ジェンダー研究センター(ERB-1 301)

書籍情報
中断された正義――「ポスト社会主義的」条件をめぐる批判的省察
  著:ナンシー・フレイザー
監 訳:仲正昌樹
出版社:御茶の水書房
出版年:1997=2003年

再配分と承認、経済と文化の二項対立を乗り越えるフェミニズム政治理論の旗手ナンシー・フレイザーの主著を、一章ずつ読み進めていきます。これによって、アベノミクス・ウーマノミクスなど近年の政治的文脈を批判的に読み解くことができるようになることを目指しましょう。わからないところは互いに確認し合いながら進めますので、お気軽にお越しください!

担当者
堀 真悟(早稲田大学大学院)



BLをよむ

開催日程
毎週木曜 19時~
(初回:1月8日)

会場
国際基督教大学 ジェンダー研究センター(ERB-1 301)

書籍情報
ユリイカ2007年12月臨時増刊号 総特集=BL(ボーイズラブ)スタディーズ ほか
出版社:青土社
出版年:2007年

今やBLは無数の作品が作られメディア展開も幅広く、商業的にも独立した一ジャンルとして成長しました。読書会ではやおい/BLに関するやや学術的な文献を読み、参加者の希望に応じた実際の作品の購読も行っていきたいと思います。

担当者
樋口優也(ICU学部生)



ジェンダー/セクシュアリティの教育を創る

開催日程
毎週金曜 ランチタイム 13:00~
(初回:12月19日)

書籍情報
ジェンダー/セクシュアリティの教育を創る
  著:浅井春夫 ほか
出版社:明石書店
出版年:2006年

会場
国際基督教大学 ジェンダー研究センター(ERB-1 301)

本書では性教育、ジェンダー・フリー教育、家庭科教育を共通に受け持つ教育として捉えて、近年のジェンダー/セクシュアリティの教育のあり方への考察、そして今後の方向性を提案しています。会はゆったりとしたペースで進めていきたいと思っていますし、参加者の興味によっては他の文献も当たりたいと思います。ジェンダーにも教育にも興味のある方是非ご参加下さい。

担当者
鈴木菜月(ICU学部生)


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みんなでふわっと、おしゃべりしよう。
第19回 ふわカフェ開催のおしらせです。

日時
2014年12月12日(金)18:30-21:00
 入場無料、予約の必要はありません(茶菓代の寄付、お菓子の持ちよりは歓迎です)。
 途中からの参加、退室も自由です。

トークテーマ:
就活とジェンダー・セクシュアリティ

就職活動や将来の仕事について考えたことはありますか? 履歴書には性別欄があるところが多いし、ジェンダーを問わず面接で結婚について聞かれるなんて噂も... そもそも働くことをめぐる状況はどうなっているんだろう? ジェンダーに重きをおきつつ、セクシュアリティに関する話も絡めて、就活や働くことに関して気になること、思っていることをみんなでおしゃべりしませんか?

場所
ジェンダー研究センター
 第一教育研究棟(ERB-1) 301
 本館のとなり、図書館の正面にある建物。
 窓にレインボーフラッグが飾られた、3階の角部屋です。


「同性が好きかもしれない」
「男女両方が好きかもしれない」
「自分は恋愛とか興味がない」
「いまの身体は女性だけど、男性として見られたい」
「いまの身体は男性だけど、女性として見られたい」
「性別で自分のことを決めつけられたくない」
「自分の性の在り方をひとつに決めつけたくない」
 ...または、これらには当てはまらないけど、気になること、話してみたいことがある。そんなジェンダーやセクシュアリティのこと、みんなでふわっとおしゃべりしてみませんか?
 お菓子や飲み物を用意して、みなさんの参加をお待ちしています。
(第19回ふわカフェ世話人:上田真央/加藤悠二)

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ジェンダー研究センター 開設10周年記念シンポジウム
境界と共生を問い直す
―ナショナリティ、身体、ジェンダー・セクシュアリティ

ポスターデータ(PDF, A3サイズ)

日時
2014年11月23日(日) 10:00-17:00(開場 9:30)

場所
国際基督教大学 東ヶ崎潔記念ダイアログハウス2F 国際会議室
※JR中央線「武蔵境」駅南口より、小田急バス「(境93)国際基督教大学」行き終点下車
(上記バス路線は全てノンステップバスにて運行されています。)
※ユニバーサルトイレ(おむつ交換台有)は同建物1F・正面入口から入り左手奥にあります。

言語:
日本語・英語(同時通訳あり)

参加費:
無料(予約不要)

プログラム
9:30 開場

10:00 開会
開会の辞 生駒夏美(CGSセンター長)

10:10―12:10 第1部「対立を語り直す-ジェンダー・セクシュアリティの視点からレイシズムを考える」
司会 上田真央
反レイシズムとフェミニズムのあいだ ―「ヘイト・スピーチ」の社会問題化をめぐって
 堀 真悟(CGS準研究員)
支配としてのレイシズムとジェンダー・セクシュアリティ管理の暴力性 ―「慰安婦」問題の恐怖から可能性への転換
 菊地夏野(名古屋市立大学)
レイシズムとしてのセクシズム、セクシズムとしてのレイシズム ―ジェンダー・セクシュアリティの視点から考える"ヘイト・スピーチ"
 鄭暎惠(大妻女子大学)
リンク:第1部開催の趣旨(CGSニューズレター017号掲載記事)

12:10-13:00 昼食

13:00-15:00 第2部「留学制度と身体の周縁化-「性」の議論の不在を問う」
司会 生駒夏美
留学制度と出産:事例の考察から
 高松香奈(CGS副センター長)
日本の留学生教育の政策と実践に内在する象徴暴力
 虎岩朋加(名古屋大学)
「留学生」と「私たち」から、繋がる「私たち」へ ~宗教の多様性を通して~
 田中京子(名古屋大学)
リンク:第2部開催の趣旨(CGSニューズレター017号掲載記事)

15:00-15:30 休憩

15:30-17:00 第3部 ディスカッション「境界と共生を問い直す」
司会 生駒夏美

17:00 閉会

17:30- 懇親会
 会費制を予定しております


20141020_fuwacafe18_s.png
みんなでふわっと、おしゃべりしよう。
第18回 ふわカフェ開催のおしらせです。

日時
2014年11月4日(火)18:30-21:00
 入場無料、予約の必要はありません(茶菓代の寄付、お菓子の持ちよりは歓迎です)。
 途中からの参加、退室も自由です。

トークテーマ:
トモダチってなに?
トモダチといってもいろいろなカタチがあるけれど、それについて考えたり悩んだりしたことありませんか? 「トモダチってなんだろう?」って考えたことがある人もない人も、ふわっとみんなでおしゃべりしませんか。

場所
ジェンダー研究センター
 第一教育研究棟(ERB-1) 301
 本館のとなり、図書館の正面にある建物。
 窓にレインボーフラッグが飾られた、3階の角部屋です。


「同性が好きかもしれない」
「男女両方が好きかもしれない」
「自分は恋愛とか興味がない」
「いまの身体は女性だけど、男性として見られたい」
「いまの身体は男性だけど、女性として見られたい」
「性別で自分のことを決めつけられたくない」
「自分の性の在り方をひとつに決めつけたくない」
 ...または、これらには当てはまらないけど、気になること、話してみたいことがある。そんなジェンダーやセクシュアリティのこと、みんなでふわっとおしゃべりしてみませんか?
 お菓子や飲み物を用意して、みなさんの参加をお待ちしています。
(第18回ふわカフェ世話人:上田真央/加藤悠二)


20141020_fuwacafe17_s.png

みんなでふわっと、おしゃべりしよう。
第17回 ふわカフェ開催のおしらせです。

日時
2014年10月20日(月)18:30-21:00
 入場無料、予約の必要はありません(茶菓代の寄付、お菓子の持ちよりは歓迎です)。
 途中からの参加、退室も自由です。

トークテーマ:
カミングアウト
カミングアウトしてよかったこと/困ったことはありますか? そもそもカミングアウトってなんだろう? している人も/していない人も/どっちでもないような人も、カミングアウトについてみんなで一緒におしゃべりしませんか?

場所
ジェンダー研究センター
 第一教育研究棟(ERB-1) 301
 本館のとなり、図書館の正面にある建物。
 窓にレインボーフラッグが飾られた、3階の角部屋です。


「同性が好きかもしれない」
「男女両方が好きかもしれない」
「自分は恋愛とか興味がない」
「いまの身体は女性だけど、男性として見られたい」
「いまの身体は男性だけど、女性として見られたい」
「性別で自分のことを決めつけられたくない」
「自分の性の在り方をひとつに決めつけたくない」
 ...または、これらには当てはまらないけど、気になること、話してみたいことがある。そんなジェンダーやセクシュアリティのこと、みんなでふわっとおしゃべりしてみませんか?
 お菓子や飲み物を用意して、みなさんの参加をお待ちしています。
(第17回ふわカフェ世話人:上田真央/加藤悠二)


20140924_fuwacafe_s.png
みんなでふわっと、おしゃべりしよう。
第16回 ふわカフェ開催のおしらせです。

日時
2014年9月24日(水)18:30-21:00
 入場無料、予約の必要はありません(茶菓代の寄付、お菓子の持ちよりは歓迎です)。
 途中からの参加、退室も自由です。

トークテーマ:
自分のからだを考える
自分のからだについて考えたことってありますか? ふと感じていること、ずっと考えていること、特には考えていないけど気になること、からだにまつわる様々なことをふわっとおしゃべりしませんか?

場所
ジェンダー研究センター
 第一教育研究棟(ERB-1) 301
 本館のとなり、図書館の正面にある建物。
 窓にレインボーフラッグが飾られた、3階の角部屋です。


「同性が好きかもしれない」
「男女両方が好きかもしれない」
「自分は恋愛とか興味がない」
「いまの身体は女性だけど、男性として見られたい」
「いまの身体は男性だけど、女性として見られたい」
「性別で自分のことを決めつけられたくない」
「自分の性の在り方をひとつに決めつけたくない」
 ...または、これらには当てはまらないけど、気になること、話してみたいことがある。そんなジェンダーやセクシュアリティのこと、みんなでふわっとおしゃべりしてみませんか?
 お菓子や飲み物を用意して、みなさんの参加をお待ちしています。
(第16回ふわカフェ世話人:上田真央/加藤悠二)



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 ICUジェンダー研究センター(CGS)では毎学期、学生主催で一冊の本をみんなでじっくりと読む、読書会を開催しています。一人で読むのは難しい本も、みんなで読めば大丈夫。
 わからない部分をお互いにシェアしながら、楽しく読み進めましょう!



近代日本における女同士の親密な関係

開催日程
毎週水曜 ランチタイム
(初回:9月24日)

会場
国際基督教大学 ジェンダー研究センター(ERB-1 301)

書籍情報
近代日本における女同士の親密な関係
  著:赤枝香奈子
出版社:角川学芸出版
出版年:2011年

日本の近代化にともなう女の友情や愛情、女子学生同士の親密な関係など親密性の変容を扱った書になります。基礎的なことばや知識の確認をしながら、ゆっくり読んでいければと思います。初回は、顔合わせと読み進め方について参加者のみなさんと一緒に決めたいと思います。ランチを食べながらの開催になるので、お気軽にご参加くださいね。

担当者
上田真央(CGS研究所助手)



The Sexuality of Migration: Border Crossings and Mexican Immigrant Men

開催日程
毎週木曜 19時~
(初回:9月25日)

会場
国際基督教大学 ジェンダー研究センター(ERB-1 301)

書籍情報
The Sexuality of Migration: Border Crossings and Mexican Immigrant Men
  編:Lionel Cantu, Nancy A. Naples, et al
出版社:NYU Press
出版年:2009年

"The Sexuality of Migration"は、米国に移住した、メキシコ出身のMSM(Men who have sex with men)の経験をもとに、セクシュアリティと移住を結びつけて考察する論文集です。セクシュアル・マイノリティの難民申請から、メキシコのゲイ観光まで幅広い話題があるので、参加者の興味に応じて読む章を選びます。ゆっくり読み進めていくので、英語が不得意、論文が苦手という方も楽しめると思います。是非ご参加下さい!

担当者
吉田 匡(ICU学部生)



クィア文献購読 「ジェンダー・トラブル」他

開催日程
毎週金曜 19時~
(初回:9月26日)

会場
国際基督教大学 ジェンダー研究センター(ERB-1 301)

まず『ジェンダー・トラブル―フェミニズムとアイデンティティの攪乱』(【著】ジュディス・バトラー 【訳】竹村和子(青土社、1999年))を数章読み、ジェンダー・セクシュアリティ論の基礎文献をいくつか読みます。どの文献を読むかはリストの中から皆さんと決めたいと思います。読もうとは思っていたけどなかなか一人では難しいなと感じていた方、まだあまり詳しくないけどジェンダーに興味があるという方でも、歓迎です! 難解な本なので、ゆっくり優しく読もうと思っています。参加お待ちしております!

担当者
松田 英亮(ICU学部生)


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CGSニューズレター 017号が完成しました。
CGSなどでペーパー版を配布しているほか、以下のURLより、pdf版がダウンロードできます。是非ご覧下さい。
なおペーパー版・pdf版に収録されている記事は、要約の場合があります。記事全文は、以下の目次から各記事のエントリーをご覧下さい。

CGSニューズレター 017号をダウンロード(PDF,1MB)

CGSニューズレター 017号目次
(各記事のエントリーにリンクしています。クリックしてご覧ください。)


CGSセンター長:生駒夏美
【CGS Newsletter017掲載記事】

 今年、CGSは創立10周年を迎えました。これまでの10年は、CGSの創始者である田中かず子先生の強力な引力のもと、センターを誰もが安心できる居場所として確立させるべく、また、ジェンダー・セクシュアリティ研究を軌道に乗せるべく、関係者一同で実に様々な活動をしてきました。国際ワークショップや講演会の開催、ジェンダー・セクシュアリティ研究メジャーの運営や、研究者の育成、学内外とのネットワークを構築する活動として「多摩ジェンダー教育ネットワーク」への協力を行うのに並行して、ジャーナルやニューズレターを通しての研究成果や情報の発信、学内での人権イシューやLGBT学生支援の活動、子育て支援にむけての運動、ジェンダー・セクシュアリティ特別相談窓口の開設など、いくつも同時進行的に行なってきました。センターがこのように活動してこられたのは、ひとえにCGSに関わってくださった皆様のご支援のお蔭です。心より感謝申し上げます。

 10周年を迎えた2014年春には、折しも田中先生が定年退職されたわけですが、これからの10年を考えたとき、私たちはこれらの活動を可能な限り継続しつつも、創立当初と比較しての予算規模の縮小や、人的リソースの減少などの現実もまた、考慮する必然性に迫られています。マッチョな働き方を問い直し、スタッフや所員が燃え尽きてしまわないように、持続可能なセンター運営と効果を両立させるために何ができるか、手探りしながら進んで行きたいと思っています。そのためには数多い課題の中から焦点を絞っていく必要があると考えています。具体的には学内におけるジェンダー・セクシュアリティ問題に焦点を当てた支援と発信を大切にし、同時に大学教育/制度におけるジェンダー・セクシュアリティの問題を中心テーマのひとつに据えていこうと思います。今年11月には10周年記念のシンポジウムを開催しますが、そこでも私たちのすぐ近くにある国際問題、またキャンパスにおける国際問題を取り上げ、他者の問題ではなく自己の問題として、ジェンダー・セクシュアリティ問題を考える機会を設ける予定です。

 昨今、他の大学からLGBT学生支援について、CGSにお問い合わせいただく件数が飛躍的に増加しております。日頃CGSスタッフがイニシアチブを持って取り組んできた活動の成果を大変喜ばしく思うと共に、他大学においてもジェンダー・セクシュアリティ・センシティブなあり方の必要性を感じる人々が増加してきたことを嬉しく感じています。しかし、まだまだ大学での課題も山積みしていますし、大学以前の教育制度における問題や、大学の外の社会における男性中心性、男女二元論、異性愛規範など、大きな問題が依然としてあります。そんな中、「誰もが安心できる居場所」を守り育てていくことはセンターとして最重要課題と感じています。今後もスタッフ、学生・院生、所員と共にそのために活動していく所存ですので、どうぞよろしくお願い致します。


CGS 副センター長 : 高松香奈
【CGS Newsletter017掲載記事/特集「CGS 10周年記念シンポジウム」】

CGSは2014年11月23日(日)に、シンポジウム「境界と共生を問い直す:ナショナリティ、身体、ジェンダー・セクシュアリティ」を開催します。CGS開設10周年を記念して行われるこのイベントについて、イベント全体像を運営委員の高松香奈が、各部会の内容を準研究員の堀真悟と松﨑実穂、研究所助手の佐々木裕子がご紹介します。


CGS準研究員、早稲田大学大学院博士課程後期:堀真悟
【CGS Newsletter017掲載記事/特集「CGS 10周年記念シンポジウム」】

 この間、東京や大阪をはじめ各地で繰り返されてきた、在日韓国・朝鮮人、外国人へのヘイトスピーチ。これに対して行われている継続的なカウンター・アクションは注目を集め、ヘイトスピーチは次第に社会問題化されてきた。

 こうした現状に対してジェンダー・セクシュアリティ研究がなしうる貢献とはどのようなものだろうか。増幅するレイシズムを批判的に考察する知を、ジェンダー・セクシュアリティの視点から生み出すこと、これが本分科会の課題である。

 そのために今回は、セクシズムとレイシズムの重層的な関係を研究されてきたお二人の登壇者をお招きする。名古屋市立大学の菊地夏野さん、大妻女子大学の鄭暎惠さんである。お二人の議論に、討論者として堀真悟が、また会場の皆さんが応答されることで、その課題を漸進させたい。

 先だって述べておくと、本分科会の課題に取り組むには日本軍「慰安婦」問題について考えることが絶対に必要となるだろう。この問題に向き合おうとせずに日本社会が歩み続けてきてしまったことは、ヘイトスピーチが街路でまかり通る状況、さらには第二次安倍政権という極右政権の成立の土壌になっている。何よりそれは、差別や暴力による傷とその訴えを看過してしまう感性を、この社会に育ててしまったのではないだろうか。本分科会は、この感性を問うこと、そのために国、運動、アイデンティティ、あるいはナラティヴ間の対立を語り直すことを試みるものである。


CGS準研究員:松﨑実穂
CGS研究所助手、東京大学大学院修士課程:佐々木裕子
【CGS Newsletter017掲載記事/特集「CGS 10周年記念シンポジウム」】

 第2部では、日本への留学や留学制度についての議論において、いまだ十分になされているとは言いがたい、ジェンダー・セクシュアリティの視点からの考察を行う。特に、留学生が人種的/言語的/宗教的/文化的なマイノリティとして日本に滞在する際、「性」に関わる様々な制度や規範がどのように機能するのか?その中で留学生の身体はどのように不可視なものとされてしまうのか?という問いを発信することを目的としている。
 当日は、留学生受入れやサポートの現場を経験してこられたゲストスピーカーをお招きする。まず日本の大学における留学生受入れ体制の現状と課題について、CGS副センター長の高松香奈より報告する。次に、名古屋大学留学生センターの田中京子さんから、宗教的マイノリティとしての留学生と大学の制度についてご報告いただく。さらに、同センターの虎岩朋加さんから、留学生が受けるハラスメントについて中心的にお話しいただく。そして最後に、会場全体でのディスカッションを行い、議論の射程を広げていきたい。
「日本人」の学生と留学生の非対称性は日々産み出され、見えづらくなっている。これに対し、この部では、「性」の制度と、現状の留学制度との絡まり合いが、留学生の身体に何を及ぼしているのかということについて、視座の共有を企図している。また、単なる事例紹介と問題化に留まらず、一連の議論における「性」にまつわる問題の「不在」が意味することについても批判的に焦点をあて、今後の議論の発展へとつなげていきたい。


CGS研究所助手(2012-13年度):杢田光
【CGS Newsletter017掲載記事/特集「ICUのなかで、想いを語る場をつくる」】

「ジェンダー・セクシュアリティに関して"ふわっと"話せる場がほしい」という要望に応え、2012年12月に始まった「ふわカフェ」。Rainbow Action (http://rainbowaction.blog.fc2.com/)の「ゆるカフェ」「かもカフェ」を参考にこのイベントを発案した杢田光が、そのコンセンプトを綴ります。


ICU学部生:川目漱一郎
【CGS Newsletter017掲載記事/特集「ICUのなかで、想いを語る場をつくる」】

2013年12月、トークイベント「わかったつもりのカミングアウト」を、R-Week特別イベントとして開催しました。ICUの学部3年生(当時)として企画を立て、当日は司会も担当した川目漱一郎さんに、イベントを振り返ってもらいます。


TgSatICU.png
構成:CGS事務局長 加藤悠二
【CGS Newsletter017掲載記事/特集「ICUにおけるジェンダー・セクシュアリティ対応」】

ICUは、2003年度から性別違和のある学生の学籍簿上の氏名・性別表記が変更可能になっています。最初のケースから10年以上が経ついま、布柴達男先生(学生部長)、相原みずほさん・土屋あい子先生(人権相談員)、田中かず子先生(元教員、最初のケースの対応経験者)、上田真央(CGS助手、「LGBT学生ガイドinICU:TG/GID編」編集担当)、加藤悠二で座談会を開催しました。

座談会全文PDF(1.2MB)

LGBT学生生活ガイド in ICU(2015.10.21.改訂 第8版)


構成:CGS事務局長 加藤悠二
【CGS Newsletter017掲載記事/特集「ICUにおけるジェンダー・セクシュアリティ対応」】

2012年に授乳室ができて以降、学内保育施設を待ち望む声が、CGSには以前より集まるようになってきました。大学での子育てについて、学務副学長の森本あんり先生(以下「森本」)と、CGSセンター長の生駒夏美(以下「生駒」)の対談の模様をお届けします。

開催日程変更のお知らせ
 諸般の事情により、当初6月7日(土)に開催を予定しておりました当イベントの開催を、7月5日(土)に延期・変更致します。
 日程の迫ったなかでの変更となり申し訳ございません。何卒ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

20140705_s.png
日時:
2014年7月5日(土) 14:00〜16:00
2014年6月7日(土) 14:00〜16:00

場所:
国際基督教大学 第一教育研究棟(ERB-1) 347号室

言語:
英語/日本語、同時通訳なし

無料・予約不要

 CGSでRIA(Research Institute Assistant, 研究所助手)を勤めたSamantha Landauが、研究成果を発表します。
 ジェンダー・セクシュアリティ研究メジャーに関心のある学部生や受験生の皆さんの参加も、大歓迎です。

プログラム:
14:00-15:00 研究成果発表
 サマンサ・ランダオ(国際基督教大学大学院)|博士論文発表
 不気味な家・怪奇な住居 -ゴシック文学における女性の不安の表象ー
15:10-16:00 質疑応答、茶話会

コメンテーター:
生駒 夏美(国際基督教大学 上級准教授、CGSセンター長)


CGS_JNL09.png
CGSジャーナル『ジェンダー&セクシュアリティ』09号が発刊されました。
冊子版の発刊からオンライン版の公開まで時間を頂戴しましたこと、お詫び申し上げます。

全文は、こちらのリンクからPDFファイルにてダウンロードできます。
CGS_JNL09.pdf



印刷冊子版エラータ
冊子版ジャーナルの内容に一部誤りがありました。内容を訂正し、深くお詫び申し上げます。なお、本webサイトよりダウンロードできるPDF版では、これらの訂正は反映されています(2014年8月4日更新)。

【正誤表】
本文229ページ 著者名
(誤)松﨑美穂
(正)松﨑実穂

本文279ページ 下から4行目
(誤)ソーシャルワーカーとして働くこととなる。
(正)ヘルスワーカーとして働くこととなる。

本文280ページ 上から5行目
(誤)若林さんは、ソーシャルワーカーの経験を生かして
(正)若林さんは、ヘルスワーカーの経験を生かして


09号の内容は次の通りです。


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あなたにとっての「R」は、なんですか?

 R-Weekは、ジェンダー・セクシュアリティを中心に、キャンパスで感じた様々な問題に対して、声を上げられる環境作りを目指し、イベント開催やパンフレットの制作などを行うプロジェクト。
 第2回となるイベントウィークは、2014年6月2日(月)〜7日(土)の1週間。講演会やワークショップ、アート展など、さまざまなイベントを企画しています。主役となるのは、学生である皆さん自身。誰もが安心して生活できるキャンパスを、一緒に作っていきましょう。

 それぞれのイベントの詳細は、追ってアップしていきます!

レインボー・フラッシュモブ@ICU ~学内の多様性に"Yes!"~ Rainbow Flash Mob at ICU: Celebrate Diversity on Campus
★野外イベント★
2014.6.2.(月) 12:45-13:00 @バカ山(雨天中止)
言語:日本語・英語
定員:なし
Work with Sumposion

ICU内の多様性にYES! 学生・教職員が一緒に集まって、バカ山に多様性のシンボル・虹をかけましょう! ※撮影有
フラッシュモブ(英: flash mob)とは、インターネット上や口コミで呼びかけた不特定多数の人々が申し合わせて雑踏の中の歩行者として通りすがりを装って公共の場に集まり突如パフォーマンス(ダンスや演奏)を行って周囲の関心を引きその目的を達成するとすぐに解散する行為。(Wikipedia)



レインボーゼリーを作ってみよう!
★レクリエーション★
2014.6.3.(Tue) @CGS(ERB-1 301)
言語:日本語
定員:先着10名
Work with Sumposion
ジェンダーについてふわっと話しながら,虹色のゼリーを作りませんか?



Trans*mission: Sharing Session & Art Therapy Workshop
★講演×アートセラピー★
6/4(水) 15:10-17:00 @本館252
講師:Shieko Reto(APIフェロー/CGS研究員)
言語:英語(同時通訳なし)
定員:先着30名
前半部では、フィリピンと日本で行ってきたトランス女性の権利を求める運動や日常的な経験に関する研究プロジェクトの進捗報告をはじめに、マレーシアおけるトランスジェンダーを取り巻く社会背景やこれまでの当事者コミュニティによる取り組みについてイラストを使いながらお話をしてもらいます。後半部のアートセラピーワークショップでは、アートを通して自分自身を表現し見つめなおす作業をします。
*床の上での作業になりますので、動きやすい服装でご参加ください。



依存症からの回復 -アルコール依存・薬物依存・摂食障害をどう生き延びてきたか
★ワークショップ★
6/5(木) 12:50-15:00 @本館 302
講師:上岡 陽江(ダルク女性ハウス 施設長)
定員:先着30名・予約優先(ktyuji@icu.ac.jp)
言語:日本語(同時通訳なし)
大きな問題は、小さな問題の集まり。だから、大丈夫!!

依存症は、遠くはなれた誰かのコトではなく、誰しもの隣にある、身近なコト。
こわがらずに、<わたし>のコトとして、「依存」を一緒に考えてみませんか?




大学生活と「多様性」 -セクシュアル・マイノリティへの「寛容」から考える
★講演会★
6/6(金)12:50-15:00 @本館 367
講師:風間 孝(中京大学 国際教養学部 教授)
定員:先着150名
言語:日本語(同時通訳なし)
「いいじゃん、セクマイ!」
「友だちにたくさんいるよ!」
そう思ったあなたにこそ、聞きにきてほしい。

性・民族・障がい...... 多様な人びとが共に生活するICUを、差別を減らし、より安全な空間にしていくには何が必要なのでしょうか。セクシュアル・マイノリティへの「寛容」を批判的に論じる風間孝さんのお話から考えてみましょう。




Transcendence: Trans* Issues Transcending Three Continents
★展覧会★
5/26(月)- 6/13(金)※オスマー図書館開館日のみ
アーティスト:Shieko Reto(APIフェロー/CGS研究員)
@オスマー図書館 地階 ブレイクエリア展示スペース
マレーシアでのShieko Reto自身のトランス女性としての経験と、マレーシア・フィリピン・日本で行われたトランスジェンダー当事者の日常的な経験や、これまでの権利を求める運動についての聞き取り調査をもとに制作されたイラストなどの作品展です。



R-Week関連書籍フェア
6/3(月)- /8(土)@図書館1F


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R-Week 2014 特別講演会
大学生活と「多様性」
セクシュアル・マイノリティへの「寛容」から考える

「いいじゃん、セクマイ!」
「友だちにたくさんいるよ!」
そう思ったあなたにこそ、聞きにきてほしい

講師:風間 孝(中京大学 国際教養学部 教授)
日時:2014年6月6日(金) 12:50-15:00
場所:国際基督教大学 本館 367号室
参加費:無料・予約不要
使用言語:日本語、同時通訳なし

性・民族・障がい...... 多様な人びとが共に生活するICUを、差別を減らし、より安全な空間にしていくには何が必要なのでしょうか。セクシュアル・マイノリティへの「寛容」を批判的に論じる風間孝さんのお話から考えてみましょう。

主催・お問い合わせ:ジェンダー研究センター



R-Weekとは:
R-Week Projectは、ジェンダー/セクシュアリティを中心に、キャンパスで感じた様々な問題に対して、声を上げられる環境作りを目指し、イベント開催やパンフレットの制作などを行います。第2回となるイベントウィークは、2014年6月2日(月)〜7日(土)の1週間。講演会やワークショップ、アート展など、さまざまなイベントを企画しています。



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R-Week 2014 スペシャルワークショップ
依存症からの回復
アルコール依存・薬物依存・摂食障害をどう生き延びてきたか

大きな問題は、
小さな問題の集まり。
だから、大丈夫!!

講師:上岡 陽江(ダルク女性ハウス 施設長)
日時:2014年6月5日(木) 12:50-15:00
場所:国際基督教大学 本館 302号室(定員30名)
参加費:無料・予約優先 ★このイベントは定員に達しました★
使用言語:日本語、同時通訳なし

依存症は、遠くはなれた誰かのコトではなく、
誰しもの隣にある、身近なコト。
こわがらずに、<わたし>のコトとして、
「依存」を一緒に考えてみませんか?

主催・お問い合わせ:ジェンダー研究センター



R-Weekとは:
R-Week Projectは、ジェンダー/セクシュアリティを中心に、キャンパスで感じた様々な問題に対して、声を上げられる環境作りを目指し、イベント開催やパンフレットの制作などを行います。第2回となるイベントウィークは、2014年6月2日(月)〜7日(土)の1週間。講演会やワークショップ、アート展など、さまざまなイベントを企画しています。


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Trans*mission: Sharing Session & Art Therapy Workshop
★講演×アートセラピー★
日程:
6/4(水) 15:10-17:00

言語:
英語(同時通訳なし)

定員:
先着30名

アーティスト:
Shieko Reto(APIフェロー/CGS研究員)

会場:
本館252

 前半部では、フィリピンと日本で行ってきたトランス女性の権利を求める運動や日常的な経験に関する研究プロジェクトの進捗報告をはじめに、マレーシアおけるトランスジェンダーを取り巻く社会背景やこれまでの当事者コミュニティによる取り組みについてイラストを使いながらお話をしてもらいます。後半部のアートセラピーワークショップでは、アートを通して自分自身を表現し見つめなおす作業をします。
 *床の上での作業になりますので、動きやすい服装でご参加ください。

=====
 R-Weekは、ジェンダー・セクシュアリティを中心に、キャンパスで感じた様々な問題に対して、声を上げられる環境作りを目指し、イベント開催やパンフレットの制作などを行うプロジェクト。
 第2回となるイベントウィークは、2014年6月2日(月)〜7日(土)の1週間。講演会やワークショップ、アート展など、さまざまなイベントを企画しています。主役となるのは、学生である皆さん自身。誰もが安心して生活できるキャンパスを、一緒に作っていきましょう。


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日程:
5/26(月)- 6/13(金)
※オスマー図書館開館日のみ
http://www-lib.icu.ac.jp/guide/calendar/servicehours/

アーティスト:
Shieko Reto(APIフェロー/CGS研究員)

会場:
オスマー図書館 地階 ブレイクエリア展示スペース

 マレーシアでのShieko Reto自身のトランス女性としての経験と、マレーシア・フィリピン・日本で行われたトランスジェンダー当事者の日常的な経験や、これまでの権利を求める運動についての聞き取り調査をもとに制作されたイラストなどの作品展です。

=====
 R-Weekは、ジェンダー・セクシュアリティを中心に、キャンパスで感じた様々な問題に対して、声を上げられる環境作りを目指し、イベント開催やパンフレットの制作などを行うプロジェクト。
 第2回となるイベントウィークは、2014年6月2日(月)〜7日(土)の1週間。講演会やワークショップ、アート展など、さまざまなイベントを企画しています。主役となるのは、学生である皆さん自身。誰もが安心して生活できるキャンパスを、一緒に作っていきましょう。

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みんなでふわっと、おしゃべりしよう。
第14回 ふわカフェ開催のおしらせです。

日時
2014年5月19日(月)18:30-21:00
 入場無料、予約の必要はありません(茶菓代の寄付、お菓子の持ちよりは歓迎です)。
 途中からの参加、退室も自由です。

トークテーマ:
宗教とジェンダー・セクシュアリティ ★C-Week関連イベントとして開催!!

同性愛って宗教上の罪なの?
信仰と性的指向って、どっちかを選ばなきゃいけないの?
宗教ってオンナの人に差別的なの?
宗教や信仰とジェンダー・セクシュアリティについて、気になっていることや思っていることを、みんなでふわっとおしゃべりしてみませんか?

場所
ジェンダー研究センター
 第一教育研究棟(ERB-1) 301
 本館のとなり、図書館の正面にある建物。
 窓にレインボーフラッグが飾られた、3階の角部屋です。


「同性が好きかもしれない」
「男女両方が好きかもしれない」
「自分は恋愛とか興味がない」
「いまの身体は女性だけど、男性として見られたい」
「いまの身体は男性だけど、女性として見られたい」
「性別で自分のことを決めつけられたくない」
「自分の性の在り方をひとつに決めつけたくない」
 ...または、これらには当てはまらないけど、気になること、話してみたいことがある。そんなジェンダーやセクシュアリティのこと、みんなでふわっとおしゃべりしてみませんか?
 お菓子や飲み物を用意して、みなさんの参加をお待ちしています。
(第13回ふわカフェ世話人:上田真央/加藤悠二)


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みんなでふわっと、おしゃべりしよう。
第13回 ふわカフェ開催のおしらせです。

日時
2014年4月18日(水)18:30-21:00
 入場無料、予約の必要はありません(茶菓代の寄付、お菓子の持ちよりは歓迎です)。
 途中からの参加、退室も自由です。

トークテーマ:
女/男らしさってなに?

「女らしくしなきゃ」「男らしくしなきゃ」と思ったり、「女らしくない」「男らしくない」あるいは「女のクセに」や「女々しい」などと言われて違和を感じたりしたこと、ありませんか?
「女らしさ」や「男らしさ」について思っていること、感じていること、考えてみたいことなど、みんなでおしゃべりしてみませんか?

場所
ジェンダー研究センター
 第一教育研究棟(ERB-1) 301
 本館のとなり、図書館の正面にある建物。
 窓にレインボーフラッグが飾られた、3階の角部屋です。


「同性が好きかもしれない」
「男女両方が好きかもしれない」
「自分は恋愛とか興味がない」
「いまの身体は女性だけど、男性として見られたい」
「いまの身体は男性だけど、女性として見られたい」
「性別で自分のことを決めつけられたくない」
「自分の性の在り方をひとつに決めつけたくない」
 ...または、これらには当てはまらないけど、気になること、話してみたいことがある。そんなジェンダーやセクシュアリティのこと、みんなでふわっとおしゃべりしてみませんか?
 お菓子や飲み物を用意して、みなさんの参加をお待ちしています。
(第13回ふわカフェ世話人:上田真央/加藤悠二)


この春学期、ICU大学院生のClaire Doranさんが、自主講座シリーズ「Fem Sex」を開講します。少人数でのディスカッションを中心としたワークショップ形式で、安心できる場・エンパワーされる場をつくることが目的です。
CGSは、この「Fem Sex」の開講を応援しています! 興味のある方はぜひ、「Fem Sex」のfacebookページ、またはwordpressにアクセスし、受講申込をしてください(春学期の開講言語は英語となります)。


Join us in exploring female sexuality this spring! Introducing FemSex at ICU

The purpose of FemSex is to create a safe space that encourages and facilitates student learning about their bodies, exploring their boundaries, desires, experiences and expands their understanding of power and privilege. Topics raise consciousness about: anatomy and physiology, the influence of social hierarchies in all reproductive choices, solo sex, partner sex, orgasm, sex work, communication, consent, relationships, gender/sex based violence, and empowerment.

FemSex promotes an environment of self-love and empowerment through knowledge gained through group discussion, reading, analysis, guest speakers, films, and writing.
FemSex is a non-credit, community based course that challenges students through exposure to diverse opinions and experiences.  It is our hope that individuals leave the class with a newfound sense of empowerment and a greater understanding of how power and privilege are expressed in the world around us.
We strongly believe that everyone stands to gain something from FemSex and can contribute to the space, so we encourage folks of ALL identities to apply.

Classes will be held on Tuesdays from 4:30-6:30PM from April 15th to June 17th, with breaks on May 6th and June 10th.

TO APPLY:
Visit our website http://femsexaticu.wordpress.com and our facebook page at http://www.facebook.com/femsexaticu to check out the course syllabus and get more information. To keep the course intimate, we will be limiting the number of students to about 25 for this spring, so please apply early!

LANGUAGE:
Classes will be held in English, but there will be optional readings and guest lectures available in Japanese.

FACILITATORS:
Claire Doran
Claire is a graduate student and Rotary Peace Fellow at ICU. Born and raised in California, she facilitated the FemSex class at its original campus location at UC Berkeley. FemSex has since spread to many college campuses and this will be the first time it is offered in Japan. Claire is a community mediator specializing in intercultural conflicts and conflict transformation, recently serving as Program Director at the Asian Pacific American Dispute Resolution Center in Los Angeles. She is owned by two cats named Anglerfish and Mooncalf and loves coffee, surf rock, punk, poetry, comic books and riding her bicycle down the Nogawa and Tamagawa rivers.

Alex (Asuto) Yoshida
Alex or Asuto is currently a sophomore undergraduate student at ICU.  He was born in Tokyo, Japan and spent is middle and high school years in California.  Since his high school junior year, he was actively involved in GSA (Gay-Straight Alliance) Network, both inside and outside of school.  Alex identifies as queer pansexual trans male.  Still deciding his major(s)- Sociology, MCC, or gender/sexuality studies.  Loves Japanese pop culture.

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【日時】
2014年4月15日(火) 11:30-13:00
16日(水)、17日(木) 12:40-15:00

【会場】
ジェンダー研究センター
第一教育研究棟(ERB-I) 301
※入場無料、予約不要、入退場自由
※ランチの持ち込みも自由です


 CGS(ジェンダー研究センター)はジェンダー・セクシュアリティー研究に関心がある全ての人たちに開かれたコミュニケーションスペースです。今学期も新入生を含む学内の皆さんに私たちを知っていただく機会として、ティーパーティーを開催します。
 pGSS (ジェンダー・セクシュアリティ研究メジャー)についての質問や、登録・履修に関する相談もできますよ。
 所員、院生、学生スタッフ一同、お茶とお菓子を用意してお待ちしております。
 予約不要! ふらっとお立ち寄りください。

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日時
2014年4月11日(金) 16:00〜19:00
入場無料・予約不要。途中参加/退室も自由です。

対象
pGSSメジャー履修生、pGSSメジャーに興味・関心のある方

会場
ジェンダー研究センター
第一教育研究棟(ERB-1) 301
窓にレインボーフラッグが飾られた、3階の角部屋です。


 ジェンダー・セクシュアリティ研究メジャー(pGSS)のひと、これからpGSSメジャー/マイナーにしようかなって考えているひと。お菓子やピザを食べながら履修のことや卒論について気になっていることなど、おしゃべりしましょう!
 pGSS卒業生やメジャーに詳しい先生もくるかも! 予約不要・出入り自由なので、みんなふらっとあそびにきてね!

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 この度、ICUでは人権相談員の特別アドヴァイザーとして、ジェンダー・セクシュアリティに専門性を持つ臨床心理士の方に、人権相談員やカウンセリングセンターへの助言お願いすることになりました。また、ICUの全ての構成員を対象に、直接相談に乗って頂く時間も設定いたします。
 特別アドヴァイザーには、ジェンダー・セクシュアリティ、性にまつわることで困ったこと、相談したいことについて、アドバイスを受けることや、必要な学内外の支援先(医師・カウンセラーや専門機関など)の情報提供をしてもらうことができますし、友だちや他の教職員には話しづらい話をただ聴いてもらうだけ、ということもできます。また、必要に応じて人権相談員やカウンセリングセンターに取り次いでもらうこともできます。相談は無料です。気になることがあったら、お気軽にご利用ください。

リンク:2015年度版案内

2014年3月7日:最終講義タイトルが決定致しました。
2014年2月13日:退職記念パーティ会費を変更致しました。

田中かず子先生 最終講義および退職記念パーティの御案内

拝啓

時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、国際基督教大学 教養学部 アーツ・サイエンス学科社会学メジャー/ジェンダー・セクシュアリティ研究メジャー教授であり、ジェンダー研究センター センター長の田中かず子先生が、2014年3月末日をもちまして国際基督教大学を退職されることになりました。
かず子先生のこれまでのご功績を記念し、また、温かいご指導ご鞭撻に感謝申し上げるとともに、先生のご健康と今後ますますのご活躍を願い、下記のように、最終講義と退職記念パーティーを催すことといたしました。
万障お繰り合わせの上、ご出席くださいますよう、ご案内申し上げます。

敬具

最終講義
日時:2014年3月9日(日)15:00-17:00
会場:国際基督教大学 東ヶ崎潔記念ダイアログハウス 2F 国際会議室

タイトル:私がもらった宿題

退職記念パーティー
日時:2014年3月9日(日)17:30-19:30(17:15受付開始)
会場:国際基督教大学 大学食堂 Aエリア
会費:500円~3,000円 (任意の金額をお支払いください)

 *お支払いにつきましては、当日会場受付にて申し受けます。
 *会費金額につきましては、より多くの方々にご参加いただけるよう、上記の範囲内で、任意の金額をお支払いいただく方式を試みとして採用いたしました。現状でのベターな方法としてご理解いただければ幸いに存じます。

※退職記念パーティーにつきましては、当日参加も可能ではございますが、準備の都合上、 2014年3月1日までに、ご芳名・メールアドレスをお書き添えの上、下記メールアドレスまで、ご出欠をお知らせください。

問い合せおよびパーティご参加お申込み先:
田中かず子先生 退職記念パーティー実行委員会
高松香奈(国際基督教大学 准教授)
加藤悠二(国際基督教大学 ジェンダー研究センター 事務局長)
E-mail: kazukotaikan@gmail.com

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ジェンダー研究センター YoRAP2014 公開研究報告会
かく乱するイメージ、その光と影
―フェミニズム、クィア理論、視覚芸術批評の「視線」から

日時
2014年3月8日(土)13:30~16:30
開場13:00、途中休憩あり

場所:
国際基督教大学 東ヶ崎潔記念ダイアログハウス2F 国際会議室
※JR中央線「武蔵境」駅南口より、小田急バス「(境93)国際基督教大学」行き終点下車
(上記バス路線は全てノンステップバスにて運行されています。)
※ユニバーサルトイレ(おむつ交換台有)は同建物1F・正面入口から入り左手奥にあります。

言語:
日本語(同時通訳なし)

参加費:
無料(予約不要)


報告者:
大野 玲 (立正大学講師、日本美術史)
「《桜狩遊楽図屏風》~かぶき女が出会うとき~:描かれた<性>と<視線>」

井芹 真紀子 (サセックス大学大学院博士後期課程/東京大学大学院博士後期課程、フェミニズム・クィア理論)
「〈カワイイ〉をクィアする:きゃりーぱみゅぱみゅとフレキシブルな身体」

コメンテーター:
北原 恵 (大阪大学大学院 文学研究科)

総合司会:
清水 晶子 (東京大学大学院 総合文化研究科)

コーディネーター:
佐々木 裕子 (国際基督教大学ジェンダー研究センター 助手、東京大学大学院 総合文化研究科 修士課程)


 異性装、クロスドレッシング、ドラァグなど、性の境界の横断を行い、それを強調し、あるいは嘲笑するイメージは、規範的な性の制度への抵抗として、 かく乱を巻き起こすものとして、重要な戦略であり続けてきました。
 しかしながらいまや同時に、「その抵抗の戦略が同時にどのような排除や搾取の枠組と(再び)共謀してしまうか」という問いを発し、考察を深めていくことは、急務であると言えます。
 慣習的な性の規範から逸脱し、それゆえに黙殺されてきたイメージを再-発見し「光」を当てること―
 同時に、非規範性の称揚の「影」で引き起こされる危機に対して、批判的な視線を投げかけること―
 本報告会では、人文系の視覚芸術研究と、ジェンダー・セクシュアリティ研究、そして、フェミニズム、クィア理論の見地から、この問題について報告・検討を行います。
 ご興味、ご関心のある皆様、どうぞご来場をお待ちしております。

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